白い背景に蜂蜜を貼ります。上部のビュー。

【管理栄養士監修】賞味期限切れの「はちみつ」はいつまで大丈夫?開封状態に分けて解説

2020/07/29

はちみつは保存性の高い食材なので賞味期限は長いです。しかし、保存状況によっては傷んでしまったり、賞味期限が短くなったりすることがあります。はちみつを安全においしく食べるためにも、賞味期限や保存方法についてきちんと把握しておきましょう。

はちみつは賞味期限がすぎても食べられる?

ディッパーに木製の蜂蜜が付いている閉鎖したふたのガラス瓶の蜂蜜、コピースペースが付いている白い背景のすべて
yokaew/gettyimages

はちみつはヨーグルトに入れたり、パンケーキにかけたり、料理の隠し味に使用するなど使い方はさまざまで、準備しておくと便利な食材です。

はちみつは傷みにくいといわれるため、賞味期限切れのはちみつを食べてもいいのか悩んでしまう人もいるでしょう。

傷んだはちみつを食べないためにも、賞味期限についてしっかり把握しておきましょう。

賞味期限と消費期限の違い

ここで消費期限と賞味期限の違いについてまとめます。賞味期限とは、未開封で保存方法をしっかり守って保存した場合に、記載されている年月日、または年月まで「おいしく食べられる」期限のことです。

賞味期限はスナック菓子・インスタントラーメン・缶詰など、製造・加工されてから、おおむね6日以上期限のある傷みにくい食品に記載されています。またこの期限をすぎても、すぐに食べられなくなるわけではありません。

消費期限とは、賞味期限と同じように保存していた食べ物などが、記載されている「年月日」まで「安全に食べることのできる」期限になります。お弁当・サンドイッチ・生菓子など、製造・加工されてから、おおむね5日以内の傷みやすい食品に記載されています。

もちろん賞味・消費期限ともに、開封してしまうことで、食品の保存状態が変化してしまうため、表示されている期間にかかわらず、できるだけ早めに消費するようにご注意ください。

【保存方法別】はちみつの賞味期限は?

蜂蜜のガラス瓶を握っている女性の手
Wojtek Skora/gettyimages

賞味期限は未開封の状態で、正しく保存されていた場合を想定して設定がされています。そのため、正しい方法で保存されていない場合は賞味期限が前後することがあります。

とくに、未開封か、開封済みかは大きく賞味期限に影響します。はちみつを安全においしく食べるためには、どのような状態で保存すればよいのかを把握しておくようにしましょう。

未開封のはちみつの賞味期限

賞味期限は、未開封で正しく保存されていた場合を想定して設定がされています。そのため、未開封で正しく保存されているはちみつは、パッケージに記載されている賞味期限に従います。

また、はちみつは糖度が高く、抗菌作用もあることから微生物が繁殖しにくく傷みにくい食材なので、賞味期限は製造されてから2〜3年と長いです。

開封済みのはちみつの賞味期限

はちみつは、糖度が高く抗菌作用のある食材なので、開封してもほかの食材のように早めに食べきる必要はありません。

しかし、変色したり、風味は徐々に落ちていくので、 開封後も正しく保存して、記載されている賞味期限を目安に食べきるようにしましょう。

また、いくら保存性が高いといっても、使用した際にパンくずや水分などが入ると傷んでしまう可能性があるので、注意が必要です。

冷蔵庫で保存したはちみつの賞味期限

はちみつは冷蔵庫に入れて保存をすると、結晶ができてしまうことがあります。そのため、はちみつの保存に冷蔵庫は適していません。

はちみつの結晶は、はちみつの温度を上げることで溶かすことができますが、結晶を溶かす手間や、熱を加えすぎると風味や色味が変化してしまう可能性があります。
また、結晶は溶かしても再び発生してしまうこともあります。

冷蔵庫での保存は、賞味期限が短くなるわけではありませんが、結晶を溶かす方法によってはおいしく食べられなくなってしまうので、開封・未開封にかかわらず、常温で保存しましょう。

冷凍庫で保存したはちみつの賞味期限

はちみつは糖度が高く、凍るには-20℃~-25℃が必要なので家庭用の冷凍庫では凍りません。

結晶ができやすい温度は14℃前後なので、冷凍庫で急速に冷やせば結晶ができないこともあります。そのため、はちみつを冷やしたい場合は冷凍庫が適しています。

ただし、はちみつが硬くなって取り出しにくくなるうえ、はちみつはもともと賞味期限が長いため、長期保存目的での冷凍はあまり意味がないでしょう。

常温で保存したはちみつの賞味期限

はちみつは保存性が高いため、基本的に常温で保存することができます。また、直射日光さえ避ければ、夏場でも常温保存が可能です。

開封後も冷蔵庫で保存する必要はなく、結晶化の原因となってしまうためはちみつの保存には冷蔵庫よりも常温が適しているでしょう。

常温ではちみつを保存する場合は、開封・未開封にかかわらず記載された賞味期限に従うことになります。

傷んでしまったはちみつの特徴

蜂蜜
Nodar Chernishev/gettyimages

賞味期限がすぎたとしても、その食材がすぐに食べられなくなるわけではありません。また、はちみつはもともと保存性が高く、傷みにくい食材です。

しかし、はちみつも保存状態が悪ければ傷んでしまうこともあります。そのため、賞味期限がすぎているのであれば、傷みにくいはちみつだから大丈夫と判断せず、必ず状態を確認するようにしましょう。

もし傷んでいれば、はちみつにはいくつかの特徴が見られるようになります。

特徴1:カビ

はちみつは傷みにくい食材ですが、水分や菌などが混入するとカビが生えてしまうことがあります。

主な原因は、口をつけたり、ほかの食品がついたままのスプーンを使う、パンに二度塗りした際にパンくずが混入する、ふたの内側に異物が付着するなどです。

はちみつに発生するカビには黒カビと白カビがあり、黒カビは見た目でわかりますが、白カビは結晶と区別がつきにくいこともある(結晶の場合は、湯せんなどを利用してゆっくり温めると元にもどります)ので注意しましょう。

特徴2:異臭

はちみつに限らず、食材の傷みを判断する定番方法は、臭いを確認することです。

はちみつに雑菌などが入り込んで増殖すると、強い酸味のある臭いがすることがあります。もし少しでも臭いに違和感を覚えた場合は、傷んでいる可能性があるので食べることは避けましょう。

ただし、非加熱や生はちみつという表記があるものは、発酵することによって酸味や臭いが生じることがあります。その場合は、腐敗とは異なりますので、ほかの状態を確認するようにして傷んでいるかどうかを判断してください。

【日数別】賞味期限切れのはちみつはいつまで食べられる?

マヌカハニースーパー フード。
KPS/gettyimages

賞味期限は、品質を保っておいしく食べられる期限の目安なので、賞味期限が切れても、味や風味は落ちるものの、すぐに食べられなくなるわけではありません。

しかし、正しく保存されていない場合には、はちみつも傷んでしまう可能性があり、賞味期限が短くなることもあります。

そのため、はちみつは傷みにくい食材ですが、賞味期限が切れていれば必ずその状態を確認しましょう。

賞味期限が1カ月すぎたはちみつ

はちみつはもともと賞味期限の長い食材であり、正しく保存していれば賞味期限はないというメーカーもあります。

そのため、未開封で正しく保存されているはちみつの場合は、賞味期限が1カ月ほどすぎても食べられると考えられます。

ただし、保存状態によっては傷んでいる場合があるので、使用前はきちんと状態の確認をしましょう。

賞味期限が半年すぎたはちみつ

はちみつは保存性の高い食材なので、賞味期限が半年すぎていても、正しく保存できていれば問題なく食べられることもあります。

ただし、色が濃くなっていたり、風味が落ちている可能性はあります。また、はちみつの保存状況によっては傷むことがあるので、賞味期限切れや、開封してから時間が経ったはちみつは、よく状態を確認してから食べるようにしましょう。

賞味期限が1年以上すぎたはちみつ

はちみつは、未開封で正しく保存できていれば傷みにくいので、賞味期限から1年経ったものでも食べられる可能性があります。

しかし、保存状態によっては傷んでしまっている可能性があります。また、食べることに問題はなくても、はちみつ本来のおいしさが損なわれている可能性は高いでしょう。

賞味期限から1年以上経ったはちみつを食べる際は、状態をよく確認して自己責任で食べるようにしましょう。

はちみつの正しい保存方法

ガラス瓶が蜂蜜木製蜂蜜ディッパーのいっぱい
rclassenlayouts/gettyimages

賞味期限は、正しい方法で保存されている場合を想定して設定されています。そのため、正しく保存ができていなければ、賞味期限を縮めてしまう可能性が高いでしょう。

保存性の高いはちみつも、例外ではありません。はちみつのおいしさを保つためにも、正しい保存方法をきちんと把握しておきましょう。

常温で保存する

はちみつは基本的に、夏場でも直射日光を避けていれば、常温で保存することができます。

また、開封後でも常温保存が可能です。ただし、開封して水分や菌などがはちみつに混入すると、傷んでしまうことがあるため、使用時には衛生面に気をつけ、しっかりと密閉して保存しましょう。

また、傷みにくいからと長く保存するのではなく、おいしく食べられるうちに食べきるようにしましょう。

冷蔵庫で保存する

多くの食材は、冷蔵庫で保存することで賞味期限を維持したり延ばすことができます。

しかしはちみつの場合は、冷蔵保存すると結晶化してしまうことがあるため、扱いにくさから冷蔵庫での保存は適していません。

また、はちみつが結晶化しやすいのは14℃前後なので、寒い時期は暖かい場所を選び、常温保存でも結晶化しないように注意しましょう。

賞味期限切れのはちみつには要注意!無理して食べないようにしよう!

レモン、ミント、ジンジャーのお茶のグラスカップ
Dmitrii Ivanov/gettyimages

賞味期限は、品質を保っておいしく食べられる期限の目安ですが、賞味期限がすぎたからといって、すぐに食べられなくなるわけではありません。

はちみつはもともと、保存性が高いですが保存状況によっては傷んでしまったり、賞味期限が短くなることがあります。

そのため、賞味期限切れや開封して時間が経ったはちみつを食べる際には、状態をよく確認して無理して食べないようにしましょう。

■記事監修・・・

管理栄養士・ゆかりさん

管理栄養士、食生活アドバイザー。4歳女児のママで出張料理、料理教室、講演、栄養相談も手掛けるほか、ライターとしても活動。


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