柑橘デコポン、清見とポン カンのハイブリッド

【管理栄養士監修】「デコポン」の主な栄養素とカロリーまとめ!おすすめの食べ方は?

2021/01/25

甘味が強く栄養が多くある果物のデコポン。この記事ではデコポンの持つ栄養素について種類や含有量など詳しくご紹介します。また、おいしく食べられる方法も記載していますので、ダイエットにデコポンを食べようと思っているかたもぜひご覧ください。

デコポンの種類

デコポンは、熊本県不知火町(現在の宇城市)が生産の発祥地である不知火(しらぬひ)という柑橘類の品種の中で特に糖度が高く酸度の低い、一定の基準をクリアものだけを日本園芸農業協同組合連合会(日園連)に加盟する全国のJAのみが「デコポン」という商標を使用できます。

交配にはポンカンと清見が使用されており、見た目はミカンにコブがあるようなかわいらしい形をした果物です。なお、加盟していない生産者は、しらぬひや別のブランド名で出荷していることもあります。

デコポンのカロリーと栄養素

柑橘デコポン、清見とポン カンのハイブリッド
key05/gettyimages

ここでは、しらぬひの栄養成分を参考に、デコポンの栄養素についてご紹介します。デコポン100gあたりのカロリーは51kcalであり、比較的カロリーの控えめな食品です。

デコポン100gあたりビタミンCが48mg、β-クリプトキサンチンが630μg、カリウムが170mg、その他にクエン酸やペクチンなど多くの栄養素が含まれている、健康的な食品です。

デコポンの栄養素
・ビタミンC
・クエン酸
・β-クリプトキサンチン
・カリウム
・ペクチン

デコポンの栄養素1:ビタミンC

ビタミンCは抗酸化作用を持っていて、老化や生活習慣病の原因とされる活性酸素の害を抑える働きがあります。また、皮膚、血管、骨などをつなぐコラーゲンの生成にも必要で、シミやそばかすを作るメラニン色素の生成を抑えたり、日焼けを防ぐことから、美肌にも役立ちます。

ビタミンCは体のなかで生成できない栄養素であるため、デコポンなどといった食品から摂取する必要があります。

なお、ビタミンCは加熱調理することで半分程度に減ってしまうので、可能であれば生のまま食べるのがよいでしょう。

デコポンの栄養素2:クエン酸

クエン酸は柑橘系の果物に多く含まれており、疲れた体を回復させたり、老化を予防する効果があることから、健康維持には欠かせない栄養素と言われています。

デコポンを食べたときにすっぱいと感じる成分がクエン酸です。このすっぱさは酸味と呼ばれ、唾液の分泌を促進させることで食欲を増進させ、夏バテ予防の効果も期待できます。

デコポンの栄養素3:β-クリプトキサンチン

β-クリプトキサンチンはデコポンの色素の成分で、高い抗酸化作用により、生活習慣病を予防したり、体の免疫を向上させる働きがあるとされています。また、必要に応じて体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜の健康を保ったり、薄暗いところで視力を保つ役割もあります。

喫煙や飲酒によって、β-クリプトキサンチンの体内量が減ってしまうため、積極的に食品から摂取するとよいでしょう。

デコポンの栄養素4:カリウム

カリウムはミネラルと呼ばれ、ナトリウムとバランスを取って細胞の浸透圧を維持したり、水分を保持して体の状態を一定に保つ働きがあります。

また、過剰なナトリウムを体外へ排出することによって、むくみを解消したり、血圧を下げる効果もあります。ほかにも、神経刺激の伝達、心臓機能や筋肉機能の調節に関わるなど、生命維持に欠かせない栄養素です。

デコポンの栄養素5:ペクチン

ペクチンは、水分を含んでゼリー状になる特性があることから、ジャム作りにも利用される水溶性食物繊維の一種です。糖の吸収を抑えて、食後の血糖値の上昇を緩やかにしたり、コレステロールを吸着して体外に排出することで血中のコレステロール値を低下させる働きがあります。

また、カリウムと同じようにナトリウムを排出する働きもあり、高血圧を予防する効果も期待できます。

デコポンはダイエットに効果がある?

柑橘デコポン、清見とポン カンのハイブリッド
key05/gettyimages

デコポンには、老廃物の排出を促してくれるカリウムや、糖の吸収を抑えてコレステロールを低下させたり、腸内環境を整えて便秘を改善し、満腹感を長続きさせてくれる食物繊維など、さまざまな栄養素が含まれています。

甘みが強い割にカロリーは低いので、適度に食事やおやつに取り入れることで、ダイエットに役立つといえるでしょう。

おすすめのデコポンの食べ方

デコポンは、種がほとんどなくて皮も剥きやすく、薄皮もやわらかくて食べやすい果物です。

果汁が多く甘みが強いので、デザートとしてヨーグルトなどのさっぱりしたものと合わせたり、サラダやマリネ、カルパッチョなどの加熱しないで食べられる料理に添えて食べると、熱に弱いビタミンCや葉酸などの栄養素もムダなく摂ることができます。

また、油を含んだドレッシングなどとデコポンを合わせることで、抗酸化作用のあるβ-クリプトキサンチンの吸収を高めることができます。

デコポンをおいしく食べよう!

柑橘デコポン、清見とポン カンのハイブリッド
key05/gettyimages

デコポンは調理して食べるより生で食べる方が、熱に弱いビタミンなどの栄養をムダなく摂れるため、外側の皮を剥いたデコポンをそのまま食べたり、ヨーグルトやサラダに加えて食べる方法がおすすめです。

デコポンは甘味が強くおいしい柑橘類であるということもさることながら、多くの健康に役立つ栄養成分も含んでいるので、日々の生活で意識的に取り入れるとよいでしょう。

監修者ミニコラム:デコポンの“ポン”って何のこと? “ポン”が付く名前は他にもたくさんあった!

響きが可愛い「デコポン」という名前。掛け合わせた親品種であるポンカンに由来しますが、そのポンカンの由来とは?

ポンカンは、インドのプーナ(Poona)という地域が原産の柑橘類ということに由来し、漢字にすると「椪柑(ぽんかん)」と書きます。

デコポンと名乗れるのは、糖度13度以上、クエン酸(酸度)1.0%以下で、かつ農協共同組合(JA)を通して出荷されるものに限られ、それ以外の農家では、ヒメポン/キヨポン/ラ・ミポリン/フジポン/甘ポン/ポンダリンなど、独自のネーミングで出荷されているのだとか。

名前に“ポン”が添えられているので、覚えやすいのでは?ぜひ、そういった名前を見かけたら、美味しさが期待できますので選んでみてくださいね!

■記事監修・・・

管理栄養士・ゆかりさん

管理栄養士、食生活アドバイザー。4歳女児のママで出張料理、料理教室、講演、栄養相談も手掛けるほか、ライターとしても活動。


※参考にしたサイト

関連するキーワード

 
 

PICK UP ピックアップ

TOPICS 人気トピックス

RECOMMEND