【管理栄養士監修】「たこ焼き」は太りやすい?気になるカロリーと炭水化物量まとめ
2021/09/21
この記事では「たこ焼き」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい調理法や、食べ方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります)。
たこ焼きを食べると太りやすい?
外はかりっと、中はとろりとしたたこ焼きは、「粉もの料理」の定番。あの香りをかぐと、つい食べたくなってしまうというかたも多いことでしょう。
そんなたこ焼きですが、小麦粉や油を使っているためカロリーは高くなってしまうのでしょうか。食べる量にもよりますが、たこ焼きは食べすぎにさえ注意すれば、ダイエット中でも楽しめるメニューといえます。
たこ焼きの1食あたりのカロリー
ソースと鰹節、青のりに紅生姜をかけて食べるたこ焼き1食分(8個・123.5g)のカロリーは317kcalです。1個あたり約40kcalと覚えておくと、カロリー計算もしやすくなります。
トッピングにマヨネーズやチーズを加えると、脂質が多く含まれるのでカロリーは高くなってしまいます。
たこ焼きの炭水化物量は?
たこ焼き1食分(123.5g・8個)の炭水化物量は44.98gで、そこから食物繊維を引いた糖質量は43.14gです。たこ焼き1個あたりだと炭水化物量は5.62g、糖質量は5.39gになります。
たこ焼きの炭水化物・糖質の大部分は小麦粉によるものです。たこ焼き1食分(8個)あたりの小麦粉量50gには炭水化物が37.95g含まれ、そのうちの糖質量は36.7gになります。
1個あたりの糖質を見るとそれほど高く感じませんが、たこ焼きを食べる際は複数個食べることが多いでしょう。ご飯1膳(160g)の炭水化物量は59.36g(糖質量58.88g)なので、ご飯ほどではありませんが食べすぎには注意が必要です。
たこ焼きを食べる際のポイント
ここからはカロリーの気になるかた向けに、たこ焼きを食べる際のポイントを紹介していきます。ダイエット中などにたこ焼きを食べたくなった際の参考にしてください。
マヨネーズをかけすぎない
たこ焼きにはマヨネーズが欠かせないというかたも多いのではないでしょうか。
たこ焼きと相性抜群のマヨネーズですが、カロリーには注意が必要です。マヨネーズ1gのカロリーは7kcalで、そのうち脂質が0.75g(6.75kcal相当)含まれています。ほとんど脂質のかたまりといっても過言ではありません。
大さじ一杯(12g)のマヨネーズをかけると84kcalになり、カロリー上はたこ焼き2個と同じくらいになってしまいます。カロリーが気になる場合は、マヨネーズの量に注意しましょう。
焼くときに油を入れすぎない
お店で買うたこ焼きは油の調節ができませんが、自宅でつくる場合は油を少なめにしましょう。油は1gあたり9kcalありますので、マヨネーズ(7kcal/g)より高カロリーです。
また、鉄の調理器具を使うよりも、テフロン加工されている焦げつきにくい調理器具を使えば油の量を抑えられます。なるべく油を使わないようにする工夫をしながら、少ない油でたこ焼きをつくりましょう。
野菜をいっしょに食べる
一般的なたこ焼きの中には野菜がほとんど入っていません。そのため、食物繊維が少なく、炭水化物のほとんどが糖質ということになります。
一度に糖質を多量に摂取すると血糖値が上がりやすく、インスリンが過剰に分泌され、体に脂肪がつきやすくなります。
そのため、血糖値を一気に上昇させない食べ方の工夫が必要です。先に野菜や海藻など、食物繊維を多く含んだものを食べるようにしましょう。たこ焼きだけを食べるよりも血糖値の上昇が穏やかになり、太りにくくなる効果が期待できます。
具材を工夫する
たこ焼きの中に入れる具材も工夫しましょう。タンパク質は筋肉などを構成する働きがあるため、意識してとりたい栄養素です。
タコ以外にも、イカやエビなどの魚介類は低脂肪、高タンパクです。また、枝豆にはビタミン・食物繊維が含まれていて、栄養が偏りがちなたこ焼きの具材として試してみるとよいでしょう。
高カロリーの天かすは入れずに、刻んだキャベツ、大葉、ネギなどを多く入れてみるのもひとつの方法です。
一度に食べる個数を決める
1個あたりは低カロリーに思えるたこ焼きですが、食べ過ぎてしまうと一気に高カロリーになる可能性があります。しかも、トッピングをすればするほどカロリーが加算されます。
また、中に入っている具材の種類が少ないので、栄養が偏りがちになったり、たこ焼き単体で食べると血糖値が上がりやすくなる心配があります。
ダイエット中にたこ焼きを食べるなら、1個約40kcalということを目安にして、ほかの食事とのバランスを考えながら自分で上限を設けて楽しむようにしましょう。
たこ焼きを食べるなら量に注意!ほどほどに楽しもう
たこ焼きは、トッピングや食べる個数しだいで高カロリーにもなりうるメニューです。自宅でつくるのであれば、油を減らしたり低カロリーの具材でつくれるので、食べる量さえ守れば工夫次第でダイエット中でも楽しめる料理です。
今回ご紹介した食べるときのポイントや注意点を参考にして、自分に合った方法でたこ焼きを楽しんでください。