【管理栄養士監修】「バームクーヘン」は太りやすい?気になるカロリーと炭水化物量まとめ
2021/09/28
この記事では「バームクーヘン」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい食べ方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります)。
バームクーヘンを食べると太りやすい?
年輪のような見た目で、贈り物としても選ばれる機会の多いバームクーヘン。中心の穴以外はぎっちりと重ねられているので、カロリーの高そうな印象を受ける食品です。
イメージどおり太りやすい食品なのか、気になるカロリーをチェックしていきましょう。
バームクーヘン1個あたりのカロリー
薄力粉、はちみつ、バター、グラニュー糖、生クリームなどを使ったシンプルなバームクーヘン1個(56.3g)のカロリーは、203kcalです。バターや生クリームが使われているため脂質の多い食品です。
小麦を主体とした、ほかの洋菓子とカロリーを比較してみましょう。
●パウンドケーキ(1個・50.3g):208kcal
●シフォンケーキ(17cm型8等分・49.6g):144kcal
比較するとバームクーヘンのカロリーが特別高いわけではありませんが、2個、3個と食べてしまうとあっという間に通常の食事と遜色ないカロリーを摂取してしまいます。
バームクーヘンの炭水化物量は?
炭水化物は大別すると糖質と食物繊維に分けられます。バームクーヘンの1個(56.3g)の炭水化物量は16.44g、そのうち糖質量は16.31gです。バームクーヘンの糖質はどれか1つの食材に偏っているわけではなく、小麦粉やはちみつ、グラニュー糖など複数の材料に含まれています。
前述した2種の洋菓子の炭水化物量と糖質量は以下のとおりです。
●パウンドケーキ:22.15g(21.84g)
●シフォンケーキ:16.46g(16.21g)
カロリーはパウンドケーキとほぼ同じでしたが、糖質量はパウンドケーキよりも少なめであることがわかります。
糖質をとりすぎることによるデメリット
糖質のとりすぎが体によくないことは一般的に知られています。では、過剰に糖質をとると体にどのような影響をもたらしてしまうのでしょうか。
糖質のとりすぎが体に与えるデメリットをご紹介します。
体重増加
糖質は血糖値や血中中性脂肪値を上げやすく、とりすぎると体重が増加しやすくなる可能性があります。
糖質を含んだものを食べる場合はほかを減らすなどして、1日に摂取するカロリー量を適切にすれば、基本的には体重増加を防げるでしょう。
ですが、血糖値や血中中性脂肪値を上げやすいという糖質の性質を考慮し、摂取するカロリー量が適切であっても、一度にたくさんの量を摂取することはできるだけ控えましょう。
早期老化
糖質を過剰に摂取することで、早期老化を招く可能性があります。
これは、糖分を過剰に摂取することによって、肌のタンパク質が変性してコラーゲンなどにダメージを受けてしまうためです。肌の弾力が失われたり、シミやくすみとなって肌の透明感が低下すると、年齢よりも老けて見られやすくなります。
バームクーヘンを食べる際のポイント
ここからはカロリーの気になるかた向けに、バームクーヘンを食べる際のポイントを紹介していきます。ダイエット中などにバームクーヘンを食べたくなった際の参考にしてください。
食べる時間を意識する
1つ目は、食べる時間を意識することです。
具体的には、1日の中で太りにくいといわれている時間帯の6時から16時の間に食べましょう。また、寝る前に食べることも控えましょう。夜は運動量が少ないため、消化しきれなかった分が脂肪として蓄えられてしまいます。
小さいサイズを選ぶ
2つ目は、小さいサイズを選ぶことです。菓子・嗜好飲料の1日における摂取量の目安は、200kcal程度が好ましいとされています。
冒頭で紹介したプレーンタイプ1個のカロリーが約200kcalのため、間食にするのであれば1日1個が上限になります。チョコレートなどでコーティングされたものは200kcalをオーバーしてしまうものも多いため、プレーンタイプを選びましょう。
バームクーヘンを食べるなら量に注意!ほどほどに楽しもう
バームクーヘンの太りやすさ、気になるカロリーと炭水化物量について紹介しました。
バームクーヘンを食べたくなったら量に注意し、ほどよく間食の時間を楽しむことが大切です。あまりストレスを溜めないようにして、バームクーヘンを適度に楽しみましょう。