【管理栄養士監修】「ベーグル」は太りやすい?気になるカロリーと炭水化物量まとめ
2021/11/11
この記事では「ベーグル」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい調理法や、食べ方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります)。
ベーグルを食べると太りやすい?
ベーグルは、モチモチとした食感が特徴的なリング形のパンです。しっかりとした噛みごたえがあるので、ほかのパンと比べると食べたときの満足感が得やすく、食べすぎを防げるという点ではダイエット向きのパンといえるかもしれません。
とはいえベーグル1個のカロリーを把握していないと、どのくらいから食べすぎなのか判断しづらいものです。ここからはベーグルのカロリーを見ていきましょう。
ベーグル1個あたりのカロリー
プレーンなベーグル1個あたりのカロリーを見ていきましょう。
●ベーグル(120g):253kcal
これだけだとベーグルのカロリーが高いのか低いのか分かりづらいので、ほかのパンとも比較してみましょう。
ほかのパンのカロリーと比べると?
ベーグルとほかのパンのカロリーを比べてみましょう。ここではわかりやすくするため、すべて100gあたりのカロリーで比較しています。
●ベーグル:211kcal
●食パン:264kcal
●フランスパン:279kcal
●コッペパン:265kcal
※重量はすべて100g
ほかのパンと比べてみると、ベーグルが最も低カロリーであることがわかります。一般的なベーグルの材料では、卵や牛乳、バターを使わないため、その分カロリーが抑えられています。
ベーグルの炭水化物量は?
近年は糖質制限ダイエットの影響もあってか、カロリーだけではなく食品の糖質量を気にするかたも多くなってきました。炭水化物=糖質と思われがちですが、炭水化物には糖質と食物繊維が含まれています。
先ほどのパンやご飯と、ベーグルの炭水化物量、糖質量を比べてみましょう。すべて100gあたりでの比較になります。
●ベーグル:41.98g(40.3g)
●食パン:46.7g(44.4g)
●フランスパン:57.5g(54.8g)
●コッペパン:49.1g(47.1g)
●ご飯:37.1g(36.8g)
※括弧内は糖質量
全体としてほかのパンに比べると糖質は低いといえるでしょう。なお、ご飯100gは子ども茶碗1膳なので成人が食べる量としては少なめです。通常のお茶碗1膳分(160g)に換算すると、炭水化物が59.36g、糖質が58.88gとなります。
ベーグルを食べる際のポイント
ここからはカロリーの気になるかた向けに、ベーグルを食べる際のポイントを紹介していきます。ダイエット中などにベーグルを食べたくなった際の参考にしてください。
無糖の飲み物を選ぶ
ベーグルを食べるときに合わせる飲み物も重要です。プレーンなベーグルはほかのパンよりも比較的低糖質といえますが、ダイエット中であれば砂糖が多く入っている飲み物は避けましょう。
具体的には無糖のコーヒーや紅茶、ウーロン茶、ルイボスティー、炭酸水やミネラルウォーターなどと合わせるといいでしょう。
これらの飲み物を意識して選ぶことで、糖質のとりすぎを防げる可能性があります。
野菜といっしょに食べる
ベーグルを食べるときには、食物繊維を含む野菜を合わせるとよいでしょう。
食物繊維は整腸効果だけでなく、糖質の吸収を抑える働きがあります。また、エネルギーとして消費されずに余った糖質が体脂肪として蓄えられるのを減らすことも期待できます。自分の好きな野菜をサンドするのはもちろん、スープやおかずなどにも野菜を取り入れるように工夫しましょう。
ベーグルを食べるなら量に注意!ほどほどに楽しもう
プレーンなベーグルは、ほかのパンと比べるとカロリーも糖質もやや控えめです。しっかりとした噛みごたえで満足感もあるため、ダイエット中に食べるパンとしては妥当な選択といえるのではないでしょうか。
とはいえ、カロリーが気になる方はベーグルといえども食べすぎに注意が必要です。食べ方や食べる量、食べる時間に注意して、ほどほどに楽しみましょう。