【管理栄養士監修】「カステラ」は太りやすい?気になるカロリーと炭水化物量まとめ
2021/11/15
この記事では「カステラ」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい食べ方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります)。
カステラを食べると太りやすい?
カステラは、ふんわりとした食感とやさしい甘さが特徴的なお菓子です。卵や砂糖を使っているため、ダイエット中に食べるのは抵抗があるという人もいるでしょう。
油を使わなくてもつくれますが、カステラのカロリーや糖質量は極端に低いというわけではありません。ほかのお菓子のカロリーなどと比較しながら、カステラが太りやすいお菓子かどうかを検討していきましょう。
カステラ1切れあたりのカロリー
カステラ1切れ(50g)のカロリーは169kcalです。
卵に小麦粉、砂糖やザラメ、水飴などを材料とした、一般的なカステラのカロリーです。
カステラは間食として楽しむかたが多いお菓子でしょう。1日の間食の目安は200kcalとされているため、2切れ食べてしまうとオーバーしてしまいます。1切れで満足できるかたであれば支障ありませんが、そうでないかたにとっては太りやすい食品といえるかもしれません。
カステラの炭水化物量は?
炭水化物は大別すると糖質と食物繊維に分けられます。糖質は私たちの体や脳を動かす不可欠なエネルギー源ですが、消費しきれなかった糖質は中性脂肪に変わり、体内に蓄積されてしまいます。そのため、とりすぎには注意しましょう。
カステラ1切れ(50g)の炭水化物は31.6g、そのうち糖質が31.3g含まれています。
カステラの糖質量を比較
カステラとほかのお菓子の糖質量を、100gあたりで比較してみましょう。
●カステラ(50g):160kcal|31.6g|31.3g
●バームクーヘン(56.3g):203kcal|16.44g|16.31g
●シフォンケーキ(49.6g・17cm型8等分):144kcal|16.46g|16.21g
※左から順に1切れ(1個)あたりの重量、カロリー、炭水化物量、糖質量
バームクーヘンやシフォンケーキよりも低脂質ですが、カステラのほうが糖質の高いお菓子であることがわかります。
甘いものを食べすぎることによるデメリット
ダイエットをしていると、無性に甘いものを食べたくなった経験はないでしょうか。控えめにしておこうと思っても、ついつい食べすぎてしまったというかたも少なくないでしょう。
ここからは甘いもの、とくに糖質をとりすぎることのデメリットをいくつか紹介します。
体重増加
砂糖のように糖質を多く含む食品は血糖値や血中中性脂肪値を上げやすく、摂取しすぎると体重が増加しやすくなる可能性があります。糖質を多く含む食品を食べる場合は、ほかの食事量を減らすなど、1日の総摂取カロリーが多くなりすぎないように調整しましょう。
また、1日に摂取する糖質の総量だけではなく、一度に摂取する糖質量にも注意が必要です。一度にたくさんの量を摂取すると血糖値の急激な上昇を招くため、小分けに食べるなどの工夫が必要です。
早期老化
糖質が、たんぱく質や脂質と結びつくことを糖化といいます。
糖質を過剰に摂取して体の中で糖化が起こると、コラーゲンが破壊されて肌の弾力が失われたり、シミやくすみの原因になる可能性があります。また、髪のハリやツヤが失われることもあるようです。
糖質のとり方しだいでは、実年齢よりも老けた印象になる場合もあるため、注意が必要です。
カステラを食べる際のポイント
ここからはカロリーの気になるかた向けに、カステラを食べる際のポイントを紹介していきます。ダイエット中などにカステラを食べたくなった際の参考にしてください。
食べる時間を意識する
カステラのような甘いものに限らず、夜遅くの飲食はできるだけ避けましょう。
活動量の多い昼間の時間や、体内で脂肪を溜め込む働きをする「BMAL1」というたんぱく質が少なくなる15時のおやつに取り入れてみましょう。
小麦粉の代わりにおからや大豆粉を使用する
糖質を多く含む小麦粉の代わりに、おからや大豆粉を使ってカステラをつくるレシピも存在します。
できるだけ糖質を抑えたい場合は、このような材料を使って手づくりに挑戦してもいいでしょう。大豆粉を使用することでタンパク質もとることができます。
カステラを食べるなら量に注意!ほどほどに楽しもう
カステラはカロリーや糖質が低いわけではないため、食べすぎには十分気をつける必要があります。
ダイエット中でも甘いものを食べたいという場合は食べ方を工夫し、量に注意しながらほどほどに楽しみましょう。