【管理栄養士監修】「つけ麺」は太りやすい?気になるカロリーと炭水化物量まとめ
2021/11/15
この記事では「つけ麺」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい食べ方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります)。
つけ麺を食べると太りやすい?
つけ麺には、魚粉や豚骨の濃厚な味わいを楽しめるつけ汁を使ったものや、野菜ベースの優しい味わいのつけ麺など、さまざまな種類があります。これらのつけ麺は、カロリーが高くて太りやすいのではないかというイメージを持っているかたも少なくないでしょう。
中華麺は糖質量も多く、また濃い味つけのされたつけ汁もあいまって高カロリーになりがちです。気にせず食べていると太りやすい料理といえるでしょう。
つけ麺1人前のカロリー
中華麺230gを使ったつけ麺1人前(577.6g)のカロリーは647kcalです。
上記のつけ麺のカロリーは、豚肉、もやし、メンマ、煮卵などを具材とし、つけ汁に鶏ガラスープ、醤油、みりん、ごま油などを使った場合です。
つけ麺の炭水化物量は?
近年では糖質制限ダイエットの流行もあり、カロリーだけではなく食品の糖質量にも注目する人が増えてきたのではないでしょうか。
炭水化物=糖質と誤解しているかたもいますが、炭水化物は糖質と食物繊維を合わせた総称です。おからのように炭水化物のほとんどが食物繊維という食品もあります。糖質量を気にされるかたは、食品中の糖質と食物繊維の割合にも注意しましょう。
つけ麺1人前(577.6g)の炭水化物は81.96g、そのうち糖質が77.8g含まれています。
つけ麺の糖質量を比較
つけ麺を他の麺料理やご飯の糖質量と比較してみましょう。
●つけ麺(577.6g):647kcal|81.96g|77.8g
●醤油ラーメン(757.5g):470kcal|73.17g|69.23g
●チャーシュー麺(784g):564kcal|72.6g|69.07g
●ご飯(160g):269kcal|59.36g|58.88g
※左から順に1食あたりの重量、カロリー、炭水化物量、糖質量
麺の量はつけ麺、醤油ラーメン、チャーシュー麺ともすべて230gで変わりませんが、炭水化物量、糖質量ともつけ麺のほうが多くなっています。つけ麺のつけ汁には、みりんや砂糖が使われていて甘辛い味になっていることが原因です。
つけ麺を食べる際のポイント
ダイエット中に食べるものではないとわかっていても、糖質が高く脂っこい料理に食欲を刺激されてしまうというかたも多いことでしょう。
ここからはカロリーの気になるかた向けに、つけ麺を食べる際のポイントを紹介していきます。ダイエット中などにつけ麺を食べたくなった際の参考にしてください。
野菜といっしょに食べる
つけ麺を食べるなら、必ず野菜といっしょに食べましょう。
野菜に多く含まれる食物繊維は整腸効果だけでなく、糖質の吸収を抑えるはたらきがあります。また、余った糖質が体脂肪とし蓄えられるのを減らすことも期待できます。
併せて、食べる順番を工夫することで、カロリーや血糖値の上昇を抑える効果も期待できます。ほうれん草やもやしなどをトッピングし、野菜から先に食べることにより食物繊維が血糖値の急激な上昇を抑えてくれるでしょう。わかめや海苔などの海藻にも食物繊維が含まれているのでおすすめです。
低カロリーのスープや低糖質の麺を選ぶ
低カロリーのスープや低糖質の麺を使ったつけ麺を選ぶのも手段のひとつです。
糖質を抑えたつけ麺を提供しているお店もあります。また、カロリーが低めのスープや糖質を抑えた麺も市販されているため、そのようなスープや麺を使って自炊すると大幅に減らすことができます。
ゆっくり食べる
早食いと肥満には関連性があるといわれています。
ゆっくりと食べると少ない量でも脳に満腹感を知らせやすくなり、結果的に食べすぎを抑えることにつながるでしょう。また、同時に内臓脂肪の分解が促進されるともいわれているので、ぜひ実践してみましょう。
つけ麺を食べるなら量に注意!ほどほどに楽しもう
つけ麺をどうしても食べたくなったら、量に注意しましょう。どれだけカロリーが低いつけ麺であったとしても、麺や具材の量を多くしてしまえば意味がありません。
つけ麺が食べたいと思ったら、量や食べ方を工夫し、ほどほどに楽しむことが大切です。