カレーうどん

【管理栄養士監修】「カレーうどん」は太りやすい?気になるカロリーと炭水化物量まとめ

2021/11/15

この記事では「カレーうどん」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい調理法や、食べ方などについてもご紹介します。

なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります)。

管理栄養士、食生活アドバイザー。一女のママで出張料理、料理教室、講演、栄養相談も手掛けるほか、ライターとして...

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カレーうどんを食べると太りやすい?

カレーうどん、日本料理の背景のクローズ アップ。
Noppawan Laisuan/gettyimages

カレーうどんは、だし汁にカレー粉やカレールウを加えて味つけをした料理です。スパイスがふんだんに使われたカレーの香りに食欲をそそられるかたも多いのではないでしょうか。

カレーうどんはシンプルなかけうどんと比べるとカロリーや糖質も高く、ダイエット中の食事にはあまり向いていない料理です。他の食品とも比較しながら、カレーうどんのカロリーを確認していきましょう。

カレーうどん1人分あたりのカロリー

カレー豚骨スープ ラーメン
Richard Ernest Yap/gettyimages

うどん230gを使ったカレーうどん1人分(473.1g)のカロリーは、492kcalです。具材には豚肩肉が30g、ほかにはたまねぎやにんじん、ねぎ、にんにくなどが使われ、めんつゆとカレールーで味つけされています。

厚生労働省の発表した日本人の食事摂取基準(2020年版)によると、30~40代の女性の推定エネルギー必要量(kcal/日)は2,050kcalとされています(身体活動レベルⅡの場合)。1日3食とすると1食あたりの摂取目安は650~700kcal程度の計算になるため、カレーうどん単品だけなら許容範囲といえます。

ですが、卵やチーズなどのトッピングを増やしていくと、あっというまに高カロリーになってしまうので注意が必要です。

カレーうどんの炭水化物量は?

炭水化物は大別すると糖質と食物繊維に分けられます。糖質は私たちの体と脳を動かす不可欠なエネルギー源ですが、消費しきれなかった糖質は中性脂肪に変わり、体内に蓄積されてしまいます。そのため、とりすぎには注意しましょう。

前述のカレーうどん1杯(473.1g)の炭水化物は70.26g、そのうち糖質が66.85g含まれています。カレーうどん1食に使われるうどん1玉(230g)の炭水化物は49.68g、糖質量は47.84gです。

カレーうどんの糖質の7割以上は、うどんによるものです。カレーうどんの糖質を減らすには、うどんの量を調整すると大幅に減らすことができます。

カレーうどんの糖質量を比較

カレーうどんの糖質やカロリーをほかの料理と比較してみましょう。

●カレーうどん(473.1g):492kcal|70.26g|66.85g
●かけうどん(405g):320kcal|64.84g|62.9g
●醤油ラーメン(757.5g):470kcal|73.17g|69.23g
●チャーシューメン(784g):564kcal|72.6g|69.07g
●カレーライス(676.3g):859kcal|129.17g|124.5g
※左から順に1食あたりの重量、カロリー、炭水化物量、糖質量

やはり、シンプルなかけうどんよりは糖質が高くなります。ラーメンと比較すると、1食あたりの糖質量はほぼ同じくらいと考えていいでしょう。

カレーうどんを食べる際のポイント

ここからはカロリーの気になるかた向けに、カレーうどんを食べる際のポイントを紹介していきます。ダイエット中などにカレーうどんを食べたくなった際の参考にしてください。

うどんの量を調整する

カロリーや糖質量が気になる場合は、うどんの量を減らしてみましょう。

麺の量が減ると満足感を得られず物たりないという場合は、具に使う野菜の量を増やすことが可能です。野菜でかさ増しする際には、糖質が比較的多く含まれる玉ねぎやにんじんを増やすよりも、葉物野菜などをゆでて添えるだけでもいいでしょう。また、野菜料理をおかずで追加するのもおすすめです。

低糖質のうどんに変える

どうしても麺の量を減らしたくないという場合には、糖質を抑えた麺に変えてみましょう。近年ではスーパーでも低糖質の麺やこんにゃく麺など、たくさんの種類の麺を取り扱っています。

こうした麺に変えることでカロリーと糖質が抑えられます。平麺、丸麺などさまざまなタイプの麺があるため、試してみて自分好みの麺を見つけてみましょう。

ゆっくり食べる

麺の量や種類を変更できない場合は、よく噛んでゆっくり食べることを心がけましょう。うどんはツルツルと食べやすいため、あまり噛まずに飲み込んでしまう人もいるでしょう。

しかし、ゆっくりよく噛んで食べることで、脳に刺激が伝わって内臓脂肪の分解が促進されたり、満腹感も得やすくなります。食事のときは、時間をかけてゆっくり食事をすることが大切です。

有酸素運動をする

摂取してしまったカロリーを消費するために、糖質や脂質をエネルギー源とする有酸素運動がおすすめです。簡単に始められるものだとウォーキングやジョギング、フィットネスジムなどの施設を利用できる場合はエアロバイクなども効果的です。

有酸素運動は食後すぐの時間を避けて、無理のない程度に自分の体力にあわせて時間や運動量を設定するように心がけてみましょう。

カレーうどんを食べるなら量に注意!ほどほどに楽しもう

カレーうねり
motosuke_moku/gettyimages

カレーうどんは、スパイスの香りや濃い味つけで食欲を刺激されるため、ダイエット中の食事としてはあまり向いていない料理です。カレーうどんのカロリーや糖質が気になる方は、麺の量を抑えたり具に使う野菜の量や種類を変えるなどして、少しでも抑える工夫をしましょう。

食べたいものをあまり我慢しすぎると、かえってストレスになりダイエットには逆効果となる可能性があります。食べすぎに注意して、ほどほどに楽しみましょう。

■記事監修・・・

管理栄養士・ゆかりさん

管理栄養士、食生活アドバイザー。4歳女児のママで出張料理、料理教室、講演、栄養相談も手掛けるほか、ライターとしても活動。

※参考にしたサイト

 
 

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