【管理栄養士監修】「回鍋肉」は太りやすい?気になるカロリーと炭水化物量まとめ
2021/05/31
カロリーが気になるときの回鍋肉の食べ方には、いくつかの注意点があります。ダイエット中などに回鍋肉を食べる際は、これらのことを事前に把握し、おいしく回鍋肉を食べましょう。
回鍋肉を食べると太りやすい?
この記事では「回鍋肉」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい調理法や、食べ方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります)。
回鍋肉1食分のカロリー
回鍋肉は使っている材料や調味料などの分量や調理法によっても、1人前あたりのカロリーが変わります。
一般的な回鍋肉であれば、深めの小皿149.8gあたりを1食分とすると、249kcalです。
回鍋肉の炭水化物量は?
回鍋肉の炭水化物量は、1食分149.8gあたり9gです。
回鍋肉の主な具材は豚肉と野菜のため、カロリーと炭水化物量はイメージされるほど高くありませんが、脂質が19.16gで、カロリーに換算すると172.44kcalなため、1食分のほとんどが脂質で占められていることが分かります。
回鍋肉を食べるときの注意点
カロリーを気にしていても回鍋肉をどうしても食べたくなることはあるでしょう。しかし、食べ方を工夫することで満足感を得つつ、おいしく食べることができます。
ここからは、回鍋肉を食べるときのコツや注意点を紹介します。
一緒に食べるご飯の量を調整する
回鍋肉は味が濃くご飯が進む料理のため、ついついたくさん食べてしまいたくなることもあるでしょう。
しかし、ご飯一膳分160gのカロリーは269kcal、炭水化物量は59.36gとなっているため、たくさん食べてしまうとあっという間に摂取カロリーも跳ね上がってしまいます。
回鍋肉をおかずにする場合は、ご飯を食べ過ぎないように量を調節しましょう。
ゆっくり食べる
回鍋肉に限らず、ゆっくりとよく噛んで食べましょう。よく噛むことで満腹感を得やすくなり、食べ過ぎを防いでくれます。回鍋肉がおいしいからと、ご飯をつい食べ過ぎることもなくなります。
また、よく噛むことで唾液が多く分泌されるようになるので、消化をよくする効果も期待できます。
回鍋肉を手作りする際のコツ
回鍋肉を食べたくてもカロリーが気になる場合は、手作りするのも1つの方法です。
回鍋肉を手作りする際は、カロリーを抑えるためにいくつかのコツがあります。それらの工夫を取り入れて、回鍋肉をおいしく食べましょう。
豚肉の部位を選ぶ
一般的に回鍋肉には豚バラ肉が使われることが多く、バラ肉の脂の甘みと旨味が野菜に絡まることでおいしさに一役買っているのです。
しかし、バラ肉のカロリーは100gあたり386kcal、脂質は34.6gあり、カロリーと脂質は低くありません。豚肉の他の部位を見てみると、豚肩肉100gあたり216kcal、脂質は14.6g、豚ヒレ肉100gあたり115kcal、脂質は1.9gです。
脂身の少ない肩肉やヒレ肉に変えることで、カロリーを抑えられるでしょう。
電子レンジを活用する
回鍋肉をつくる際に油を使いますが、ごま油は大さじ1杯12gで111kcalもあるため、電子レンジを活用して回鍋肉を作っても良いでしょう。また、油を避けるのであれば、フライパンで蒸し焼きにする方法もあります。
回鍋肉をつくるには、しっかりと炒めておいしくつくりたいという方もいるでしょう。そのような場合は、テフロン加工のフライパンを使うことで、余分な油を使わなくて済みます。
野菜を多めにする
肉の量を減らし、野菜を多めにしたヘルシーな回鍋肉を作っても良いでしょう。キャベツなどの野菜を増やすことで食物繊維がたくさん摂れ、腸内環境を整える効果も期待できます。
また、低糖質・低カロリーである豆腐でかさ増しするのも、食べ応えが増し、たんぱく質も補えるためダイエットにもおすすめでしょう。
回鍋肉の食べ方を工夫しておいしく食べよう
回鍋肉はイメージされるほどカロリーが高いわけではありません。しかし、こってりとした味付けでご飯が進む料理なので、たくさん食べてしまわないように注意が必要です。
カロリーは気になるけれど回鍋肉がどうしても食べたくなった場合は、紹介したことを踏まえ、ストレスを溜めることのないようおいしく食事を楽しみましょう。