【管理栄養士監修】「ヨーグルト」のカロリーは高い?炭水化物量とおすすめのダイエットレシピを紹介
2021/06/03
この記事では「ヨーグルト」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい調理法や、食べ方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを基にしています。(一部、参考データを基に独自計算をしている場合もあります。)
ヨーグルトはカロリーが低いのか?
ヨーグルトは朝食や小腹が減ったときなどに手軽に食べることができ、体によいというイメージを持つ人も多い食べ物です。また、そのヨーグルトはダイエットをサポートしてくれる効果も期待することができます。
ただし、いくつか注意すべき点もあるため、ヨーグルトのことについて、カロリーや炭水化物量など、正しい知識を持っておきましょう。
ヨーグルト1食分のカロリー
ヨーグルトは体によい食べ物で、ダイエットをサポートしてくれる効果も期待できます。しかし、ダイエットをサポートしてくれるからといって、いくら食べてもよいというわけではありません。
ダイエット中は自分がどのくらいのカロリーをとっているのか、しっかりと把握しておくことも重要なので、ヨーグルトにはどのくらいのカロリーが含まれているのか知っておきましょう。
プレーンヨーグルトのカロリー
ヨーグルトには加糖タイプのものやフルーツ入りのものなど、いろいろな種類があり、その種類によってカロリーは変わります。しかし、シンプルなプレーンヨーグルトであれば、そのカロリーは1食分(120g)で74kcalとなっています。
おにぎり1個(120g)のカロリーは215kcalなため、プレーンのヨーグルトは低カロリーなことがわかります。
ハードヨーグルトのカロリー
ヨーグルトにはゼラチンや寒天などで固めてプリン状にしたハードタイプの物もあります。そのハードタイプのヨーグルトは甘味料や果汁などで味つけされていることが大半です。
そのため、ハードヨーグルトはプレーンヨーグルトよりも少しカロリーが高く、1食分(120g)で113kcalあります。
飲むヨーグルトのカロリー
ヨーグルトにはそのまま食べるタイプのものだけでなく、飲むヨーグルトとしてドリンクタイプのものもあります。飲むヨーグルトにもプレーンタイプのものもありますが、ハードヨーグルトと同様に、甘味料や果汁などで味つけされたものが大半です。
そのため、飲むヨーグルトもシンプルなプレーンタイプのヨーグルトよりもわずかにカロリーが高く、120gで78kcalです。
ただし、飲むヨーグルトはコップ1杯216g(200ml)では140kcalです。ドリンクタイプはあっさりと飲めてしまうので、飲む量には注意しなければいけません。
ヨーグルトの炭水化物量は?
シンプルなプレーンタイプのヨーグルトであれば、その炭水化物量は1食分(120g)で5.8gです。唐揚げの炭水化物量が120gで4.5gなため、プレーンヨーグルトは唐揚げよりも炭水化物量は多くなります。
また、ハードタイプやドリンクタイプのヨーグルトは味つけがされていることもあり、ハードタイプは120gで15.5g、ドリンクタイプは120gで14.6gと、意外に多くの炭水化物を含んでいるので注意しましょう。
ヨーグルトを食べて得られるダイエット効果とは?
ヨーグルトは体によいことでもよく知られています。ヨーグルトを食べることで得られる効果は、ダイエットをサポートしてくれる効果にも繋がっています。ヨーグルトのどのような効果がダイエットに影響を与えるのかを知っておきましょう。
腸内環境が整う
ヨーグルトには乳酸菌が含まれていて、体によいことはよく知られています。
乳酸菌にはいろいろな種類があり、菌によって得られる効果は異なりますが、どの種類の乳酸菌も基本的に腸内環境を整えてくれる効果を持っています。
腸内環境が悪いと太りやすい体質になると言われているため、ヨーグルトを食べて乳酸菌を取り入れ、腸内環境を整えることは太りにくい体づくりに繋がります。その結果、ダイエットをサポートしてくれることになります。
免疫力が上がる
ヨーグルトに含まれる乳酸菌の種類によっては、腸内環境を整えるだけでなく、腸内の免疫細胞に働きかけて免疫力を上げてくれる効果を期待できます。そのため、ヨーグルトはダイエットのサポートに加えて、健康維持にも役立つ食べものとなっています。
ヨーグルトを食べる際のポイント
ヨーグルトを食べると、ダイエットをサポートしてくれたり、健康維持に役立ったりなど、いろいろなメリットがあります。ただし、これらの効果を高めるためには、ヨーグルトを食べる際にいくつかの点に注意が必要となります。
食べるタイミング
基本的にいつ、ヨーグルトを食べても問題はありません。しかし、ヨーグルトに含まれる乳酸菌・ビフィズス菌などは、強い酸性の消化液である胃酸の影響で、死んでしまうことがあります。
そのため胃酸により酸性度が高くなる空腹時は避けたほうがよいとされています。
また、ヨーグルトにも含まれているカルシウムは、夜に吸収率が高まります。以上のことを踏まえると夕食のデザートにするなどがよいでしょう。
温めて食べる
ヨーグルトは冷蔵庫で保存する必要があります。そのため、冷蔵庫から取り出したヨーグルトをすぐに食べてしまうと、その冷えたヨーグルトによって、体内を冷やしてしまう可能性があります。
とくに、腸を冷やしてしまうと、栄養の吸収効率や基礎代謝などを低下させてしまうことになります。そのようなことを防ぐためにもヨーグルトは少し温めて食べるようにしましょう。
ただし、ヨーグルトを温める場合は40℃くらいを目安にしましょう。あまりヨーグルトを温めすぎてしまうと、せっかくの生きた乳酸菌が減ってしまいます。しかし、死滅したからと言って、効果がなくなるわけではありません。
菌体成分は残り、免疫刺激作用や、体内の不必要物に吸着し排泄を促します。
ダイエット効果も期待できる!ヨーグルトのおすすめレシピ
ヨーグルトはダイエットのサポートや健康維持などの効果を期待できます。しかし、毎日そのままヨーグルトを食べ続けていると味に飽きてしまうこともあります。ヨーグルトを飽きずに食べ続けるためにも、その食べ方をいろいろ工夫してみましょう。
ヨーグルトのおすすめレシピ1:ヨーグルトバナナ
ヨーグルトを食べる場合、少し食べ応えのなさを感じてしまうことがあるのではないでしょうか。そのような場合にはフルーツを混ぜるとよいでしょう。また、そのフルーツとしてはバナナがおすすめです。
バナナは栄養バランスが非常に整っていて、適度な食べ応えがあり、それほどカロリーも高くありません。また、手で皮を剥いたり、身をちぎったりなど、手軽に扱うことができます。そのため、ヨーグルトバナナはいそがしい朝にもよいでしょう。
サーモン&ヨーグルト
デザートや朝食のイメージが強いヨーグルトですが、もちろん食事にも取り入れることができます。
スモークサーモンとサラダと合わせると、ヨーグルトの酸味がよく合いさっぱりとした味わいになります。いつものドレッシングに飽きてしまったという場合にもおすすめです。
ヨーグルトのカロリーについて知り食べる際の参考にしよう!
ヨーグルトはダイエットにも、健康維持にも適した食べものです。ただし、その効果を高めるためには、いくつか食べ方に注意すべき点があります。
ヨーグルトの持つ効果をしっかりと得るためにも、ヨーグルトのことをよく知り、正しい食べ方ができるようにしましょう。