【管理栄養士監修】「サラダチキン」のカロリーは高い?炭水化物量とおすすめのダイエットレシピを紹介
2021/07/21
この記事では「サラダチキン」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい調理法や、食べ方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります)。
サラダチキンはカロリーが低いのか?
サラダチキンは鶏の胸肉が材料となっているので、低脂質・低カロリーの傾向があり、たんぱくが多く含まれています。そのため、ダイエットに適した食材としてもよく知られています。
ただし、サラダチキンを食べていれば太らないということではないので、しっかりとサラダチキンのカロリーや炭水化物量などを把握して、正しい食べ方ができるようにしておきましょう。
サラダチキン1食分のカロリー
サラダチキンは作り方や商品などによって、そのカロリーは変わります。
しかし、鶏胸肉に塩麹・砂糖・2種のハーブを絡め、十分に下味をつけた一般的なサラダチキンであれば胸肉1枚あたり314.2gで355kcalです。
サラダチキンの炭水化物量は?
サラダチキン1食分に含まれる炭水化物量は6.69gです。
カロリーと炭水化物量が低めであることがわかります。ただし、サラダチキンを食べても太らないということはないので、後述で紹介するいくつかの意識すべきポイントを押さえて食べるようにしましょう。
サラダチキンを食べる際のポイント
冒頭でも触れたように、サラダチキンはダイエットに適した食べ物として知られています。しかし、サラダチキンばかり食べていては栄養が偏ってしまいます。また、作り方や商品によっては意外と多くの塩分を含んでいるものもあります。
ここからは、サラダチキンを食べる際のポイントについて紹介していきます。参考にしてみてください。
バランスよく食べる
健康的な身体づくりをしながらダイエットをするためには、無理な食事制限で摂取カロリーばかりを気にするのではなく、身体を動かす機会を増やして消費カロリーにも意識を向けながらバランスよく食べる必要があります。
栄養不足になってしまうと、脂肪の分解が滞って溜め込みやすくなり、太る原因となる可能性があります。
サラダチキンには、主要なビタミンではビタミンA・E、主要なミネラルはカルシウムの含有量が少ないため、それらを補えるように緑黄色野菜、ナッツ、魚介類、乳製品などをいっしょに摂ることをおすすめします。
組み合わせに気をつける
サラダチキンはカロリーや脂質、炭水化物量が低いと言っても、ドレッシングを多くかけたりしてしまうと高カロリーになってしまう場合もあります。
野菜たっぷりのスープの具として使ったり、パスタなどの冷やした麺料理の肉類をサラダチキンに置き換えたりすることでヘルシーに食べられます。
薄味にする
現在では、コンビニなどでさまざまな味つけのサラダチキンが売られています。
もし味の濃いサラダチキンを食べる場合にはスープの具としてほぐして煮込んだり、一度に1パックすべてを食べずに小分けに食べたりしましょう。
また、塩分の摂りすぎはむくみの原因にもなります。ダイエット中などは塩分カットされているものを選んだり、塩分を排出する作用があるカリウム含む野菜や果物、海藻をいっしょに食べるようにしましょう。
サラダチキンを食べて得られるダイエット効果とは?
ダイエット中などにサラダチキンを食べる際には、前述したようにいくつかのポイントに注意が必要です。しかし、基本的には、それらのポイントが押さえられていれば、サラダチキンはダイエットに適した食べ物だと言われています。
ここからは、サラダチキンを食べることで得られるダイエット効果について解説していきます。
良質なたんぱく質が摂りやすい
ダイエット中などでタンパク質が不足すると、筋肉量の減少、肌や髪などのトラブル、集中力・思考力の低下といった不調に繋がる可能性があります。
サラダチキンには、脂質が少なく、身体への利用効率が高い良質なタンパク質が多く含まれており、炭水化物に比べて消化に時間がかかり腹持ちがいいというメリットもあります。
また、たんぱく質は体組織や酵素・ホルモンなどの元となるほか、栄養素を運搬したり、エネルギー源としても重要な三大栄養素の1つです。たんぱく質を身体に取り入れることで脂肪を燃焼しやすい身体をつくってくれます。
手軽に食べられる
コンビニやスーパーでは調理ずみのサラダチキンが売られています。パッケージのまま持ち運びができるので、外出先の食事や間食、運動前後の栄養補給などさまざまなシーンで利用できるのもメリットの1つです。
代謝を高める栄養素が多く含まれている
ビタミンB群の一種であるナイアシンが多いのも特徴の1つです。ナイアシンはエネルギー産生栄養素の代謝をサポートする効果があります。
また、ナイアシンだけでなく、エネルギーをつくり出すサポートをするビタミンB1、B2、B6、パントテン酸も多い食材です。
ダイエット効果も期待できる!サラダチキンのおすすめレシピ
ダイエットでサラダチキンを食べる場合は、ほかの栄養のことも考えてバランスよく食べる必要があります。また、サラダチキンだけ食べていると味に飽きてしまうということもあります。
そのため、サラダチキンをバランスよく食べ続けていくためにも、サラダチキンを使ったレシピを覚えておきましょう。
サラダチキンのおすすめレシピ1:サラダチキンの生春巻き
サラダチキンはそのまま食べることもできますが、いろいろな料理の具としても使うことができます。
生春巻きの具としてサラダチキンを入れれば、あっさりとしながらも、食べ応えも増します。サラダチキン以外にもいろいろな野菜を入れれば、栄養のバランスもとれます。
サラダチキンのおすすめレシピ2:サラダチキンのヨーグルト和え
あっさりしたサラダチキンと濃厚なアボカドの相性がよい和え物です。市販のドレッシングやマヨネーズを使用しないレシピなので、カロリーオーバーの心配もありません。
野菜たっぷりのサラダに乗せてもおいしくいただけるでしょう。
サラダチキンのカロリーについて知り食べる際の参考にしよう!
サラダチキンは良質なたんぱく質や代謝を高める栄養素も豊富で、ダイエットに適した食べ物ですが、味の濃いサラダチキンを食べる際は塩分に気をつける必要があります。
無理な食事制限や、サラダチキンばかり食べることなどをせず、正しい知識を持って健康的に取り入れるようにしましょう。