豆乳は大豆生産植物ベースのドリンク

【管理栄養士監修】気になる「豆乳」のカロリーや炭水化物量とは?飲む際に押さえるべきポイントを紹介

2022/01/22

この記事では「豆乳」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい飲み方などについてもご紹介します。

なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを基にしています(一部、参考データを基に独自計算をしている場合もあります)。

管理栄養士、食生活アドバイザー。一女のママで出張料理、料理教室、講演、栄養相談も手掛けるほか、ライターとして...

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豆乳を飲むと太りやすい?

体によさそうという理由で、豆乳を意識して飲んでいる人もいるでしょう。実際に豆乳を飲むことで、ダイエットなどのさまざまな効果が期待できます。

しかし、ただ飲めばよいというものではなく、飲む際にはいくつかのポイントを押さえておく必要があります。豆乳について正しく理解して、生活に取り入れましょう。

豆乳1杯分のカロリー

豆乳にはいろいろな種類や商品があり、それぞれカロリーが異なります。一般的な甘みが添加されている調整タイプの豆乳であれば、コップ1杯(206g)あたり132kcalです。

また、豆乳には甘みが添加されていない無調整タイプもあります。無調整豆乳の場合はコップ1杯(206g)あたり95kcalです。

調整タイプの豆乳は、砂糖や蜂蜜などの甘味料で味付けされている分、カロリーは高くなるでしょう。

豆乳の炭水化物量は?

ガラス、豆乳
HandmadePictures/gettyimages

調整タイプの豆乳の炭水化物量は、コップ1杯(206g)あたり9.89gです。また、無調整タイプの豆乳であれば、コップ1杯(206g)あたり6.39gです。

カロリーの場合と同様に、甘みがたされている分だけ調整タイプの豆乳のほうが炭水化物量は多くなるでしょう。

豆乳を飲むことで期待できる効果とは?

豆乳が体によいというイメージを持つ人は多いでしょう。しかし、具体的にどのような効果が期待できるのか正確に把握している人は少ない可能性があります。ここからは、豆乳を飲むことで期待できる効果を紹介します。

何となく飲み続けるのではなく、得られる効果をしっかりと理解したうえで、豆乳を日常生活に取り入れてみましょう。

整腸効果

豆乳にはオリゴ糖が含まれています。オリゴ糖は、腸内にいるビフィズス菌などの善玉菌のエサとなり、それらを増やすことで腸内環境を整える効果が期待でき、定保健用食品(トクホ)にも使われています。

豆乳を飲むことは、ダイエット中や便秘で悩んでいる人に役立つでしょう。

美肌効果

豆乳にはビタミンB群やサポニン、レシチンなどが含まれています。これらを摂取することで、美肌効果を得られる可能性があります。

ビタミンB群は皮膚を健康的に、よい状態に保つために必要な栄養だといわれています。また、サポニンは抗酸化作用があるため老化を防ぐ効果が期待でき、レシチンは新陳代謝を促進することによって、乾燥や紫外線から肌を守ることが期待できます。

肌を健康的に保つためにも、これらの成分を含んだ豆乳を取り入れるのはおすすめでしょう。

ダイエット効果

豆乳に含まれる大豆たんぱく質には、コレステロールを上がりにくくする効果があるといわれています。

また、大豆たんぱく質は体内への吸収速度が速くはないため、消化に時間がかかるとされています。そのため腹持ちがよく、食事の食べすぎを防げる可能性があります。

ダイエット効果を期待する場合は、食事の前に飲むようにするといいでしょう。

女性ホルモンサポート効果

豆乳には、女性ホルモンとよく似た働きをするといわれる大豆イソフラボンが含まれています。そのため、ホルモンバランスの乱れやすい閉経前後の数年間を含めた時期に起こる、更年期障害の軽減に役立つといわれています。

女性ホルモンの減少は、コレステロールや中性脂肪を増やしてしまう原因となるだけでなく、不眠やイライラ、のぼせ、動悸、めまいなど、さまざまな症状の原因となる可能性もあります。

大豆イソフラボンを摂取することで、このような更年期に感じやすい症状の予防効果なども期待できるでしょう。

豆乳を飲む際のポイント

Jose A. Bernat Bacete/gettyimages

豆乳を飲むことでさまざまな効果が期待できますが、十分な効果を得るためには飲み方も大切です。

ここからは、豆乳を飲む際のポイントを紹介します。いくつかのポイントを押さえて、豆乳をおいしく健康的に飲みましょう。

種類に注意する

豆乳には主に3つの種類があります。甘みなどを加えるために調味料などが添加されている調整タイプと、そうではない無調整タイプ、また、果汁や乳製品などを加えた豆乳飲料があります。

これらは、大豆固形分の割合や加えた材料などによって細かく分けられています。種類が異なると、含まれている成分や栄養分の割合も変わるため、自分が飲んでいるものがどの種類に分類されるのか把握することは大切です。

とくにダイエット中やカロリーを気にしている場合、豆乳の効果を期待している場合は、パッケージの表示を確認しましょう。大豆固形分は無調整豆乳にいちばん多く、次いで無調整豆乳、豆乳飲料となっています。

牛乳との違いを理解しておく

豆乳には「乳」という文字が入っているため、牛乳と同じようなものだと考えている人もいるでしょう。しかし、豆乳は大豆からつくられている飲み物です。

そのため豆乳は植物性、牛乳は動物性という明確な違いがあります。また、これらの違いがあることでそれぞれが持つ栄養も異なります。

豆乳の代わりに牛乳を飲んでも、豆乳と同じような効果は得られないため注意しましょう。

豆乳のカロリーや炭水化物量について知り、飲み方を工夫しよう!

krisanapong detraphiphat/gettyimages

豆乳には多くの栄養が含まれていて、日頃から意識して飲むことでさまざまな効果が期待できます。

豆乳の効果を十分に得られるよう、豆乳について正しく理解しておいしく飲みましょう。

■記事監修・・・

管理栄養士・ゆかりさん

管理栄養士、食生活アドバイザー。一女のママで出張料理、料理教室、講演、栄養相談も手掛けるほか、ライターとしても活動。

※参考にしたサイト

 
 

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