白い背景にアイスティーのグラス

【管理栄養士監修】気になる「ウーロンハイ」のカロリーや炭水化物量とは?飲む際に押さえるべきポイントを紹介

2022/06/06

この記事では「ウーロンハイ」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい飲み方などについてもご紹介します。

なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります)。

管理栄養士、食生活アドバイザー。一女のママで出張料理、料理教室、講演、栄養相談も手掛けるほか、ライターとして...

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ウーロンハイを飲むと太りやすい?

ウーロンハイは、焼酎をウーロン茶で割ったアルコール飲料です。お酒を飲む場では、定番の種類として親しまれています。

酒類の中では比較的低カロリーであるため、カロリーが気になる場合でも取り入れやすいお酒といえるでしょう。ただし、ウーロン茶にはカロリーがないためヘルシーなイメージがありますが、焼酎はカロリーを含んでいることを見落とさないように注意が必要です。

ウーロンハイ1杯分のカロリー

ウーロンハイ1杯(350g)あたりのカロリーは、287kcalです。このカロリーは、ウーロン茶と焼酎を6対4の割合でつくった場合のカロリーになります。

他の代表的な酒類では、同じ重量で比較するとビールが140kcal、日本酒が382kcalとなっています。

このことから、ウーロンハイは低カロリーであるとは言い切れません。そのため、カロリーが気になる場合は、ウーロン茶と焼酎の割合を変えたり飲む量に注意するといいでしょう。

ウーロンハイの炭水化物量は?

アイスティーのグラスをクローズアップ
hirohito takada/gettyimages

ウーロンハイ1杯(350g)あたりの炭水化物量は、0.21gです。前述と同様に他の代表的な酒類では、ビールの炭水化物量が350gあたり10.85g、日本酒では17.15gとなっています。

焼酎そのものには炭水化物が含まれず、ウーロン茶にもほんのわずかしか含まれていないため、ウーロンハイの炭水化物量はとても低くなっています。そのため、炭水化物量が気になるかたにとって、ウーロンハイは取り入れやすいお酒といえるでしょう。

ウーロンハイを飲むときのポイント

カロリーや炭水化物量が気になるかたにとっても比較的取り入れやすいウーロンハイですが、アルコールによる影響を考えて、健康的に飲むためにいくつかのポイントを押さえておくことが大切です。

ここからは、ウーロンハイを飲むときのポイントを4つ紹介します。

高たんぱく質のおつまみを選ぶ

ウーロンハイを飲むときは、おつまみとして高たんぱく質のものを選びましょう。たんぱく質は、アルコール代謝酵素の活性を高める効果が期待できます。おつまみに取り入れることでアルコールの分解がスムーズに行われ、二日酔い防止に役立つでしょう。

おつまみを選ぶ際は、刺し身などの魚介類や枝豆、チーズや脂身の少ない肉類などを選ぶといいでしょう。

ナッツ類が使われているおつまみを選ぶ

ウーロンハイを飲むときは、ナッツ類が使われているおつまみを選びましょう。飲酒の際は、代謝酵素を活性化するビタミンB1やB2が失われやすい傾向にあります。このビタミンB1やB2の補給に役立つのが、ナッツ類です。

ナッツをそのまま食べることはもちろん、砕いて和えものにするなどの食べ方もおすすめです。アルコールの分解にも関わるため、積極的に摂り入れると良いでしょう。

空腹で飲まない

ウーロンハイを飲むときは、空腹で飲まないようにしましょう。空腹時の飲酒はアルコールの吸収速度が早まり、アルコール血中濃度が急激に高くなります。悪酔いをするだけでなく、場合によっては急性アルコール中毒になる可能性もあるため、注意が必要です。

飲酒の際は、おつまみを一緒に食べることで胃の粘膜に直接アルコールが触れにくくなって、胃が守られます。また、アルコールの吸収速度もゆっくりになるため、肝臓への負担も少なく済むでしょう。

カロリーが気になる場合はおつまみを控えてしまいがちですが、体の負担を考え、おつまみを適度に摂取することを心がけておくと良いでしょう。

水分補給をする

ウーロンハイを飲むときは、水分補給をしましょう。飲酒時は、アルコールによる利尿作用で脱水症状になりやすい傾向にあります。また、アルコールの分解には水分を要するため、飲酒後の分解過程でも脱水症状になりやすいでしょう。

体が水分不足だとアルコールの排出が速やかにできず、脱水症状となって二日酔いの原因にもなります。そのため、ウーロンハイなどのお酒を飲むときには、飲酒時と飲酒後に十分な水分を補給することが大切です。

ウーロンハイをつくるときのポイント

木製のテーブルの上にアイスティーのグラス。キューバリブレまたは長島のカクテル
Dasha_Romanova/gettyimages

カロリーが気になる場合は、ウーロンハイを手作りすると良いでしょう。自分でつくることでカロリーや炭水化物量が調整できるため、より取り入れやすくなります。

ここからは、ウーロンハイをつくるときのポイントを2つ紹介していきます。ヘルシーに取り入れられるよう、ぜひ参考にしてみてください。

焼酎の選び方を工夫する

ウーロンハイをつくるときは、焼酎の選び方を工夫しましょう。焼酎は、甲類と乙類、両方を組み合わせた混和焼酎の3種類に分類されます。

それぞれ主な原料として甲類は糖蜜やとうもろこし、乙類は麦や米といった穀類が多く使用されています。また、アルコール度数が36%未満に規定されている甲類に対し、乙類は45%以下に規定されているのが特徴です。

甲類に比べ乙類はカロリーも低く、アルコール度数も高い傾向にあるため、使用する焼酎の量が少なく済むでしょう。なお、乙類はロックや水割りなどで香りを楽しみながら飲まれることが多いです。

つまり、ウーロンハイには甲類が適していますが、カロリーが気になる場合は乙類を選ぶのがおすすめです。

ウーロン茶の割合を多くする

ウーロンハイをつくるときは、ウーロン茶の割合を多くしましょう。一般的なウーロンハイは、焼酎1に対してウーロン茶が3の割合でつくられています。

ウーロンハイに使用するウーロン茶は0kcalであるため、ウーロンハイのカロリーは焼酎のカロリーが主です。そのため、カロリーオフするには、一般的な割合よりもウーロン茶の割合を多くすると良いでしょう。

ウーロンハイに合うおすすめのおつまみレシピ

ウーロンハイを飲むときは、高たんぱく質のおつまみやナッツ類が使われているおつまみを選ぶことで、アルコールの代謝がスムーズに進みます。

ここからは、上記の点に着目し、ウーロンハイに合うおすすめのおつまみレシピを紹介します。カロリー気になる場合でも取り入れやすいレシピのため、ぜひ参考にしてみてください。

おすすめレシピ:焼き枝豆のナムル

出典:E・レシピ

こんがりと焼き上げられた枝豆がポイントのレシピです。ごま油とニンニクのシンプルな味付けで、枝豆の甘みが引き立ちます。

枝豆は焼くことで、水分が飛んで旨みが凝縮し味が濃くなるため、シンプルな味付けでもおいしく食べられるでしょう。少ない材料で手軽につくれるのも嬉しいポイントです。

ウーロンハイのカロリーや炭水化物量について知り、飲み方を工夫しよう!

ウーロンハイは、酒類の中でも比較的低カロリーなため、カロリーが気になる場合でも取り入れやすいでしょう。しかし、ウーロン茶と焼酎の割合や作り方によってはカロリーに変動があるため、注意が必要です。

ぜひ、この記事で紹介したウーロンハイのカロリーや炭水化物量を参考に、飲み方を工夫して取り入れてみてはいかがでしょうか。

■記事監修・・・

管理栄養士・ゆかりさん

管理栄養士、食生活アドバイザー。4歳女児のママで出張料理、料理教室、講演、栄養相談も手掛けるほか、ライターとしても活動。


参考サイト

 
 

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