スコーンとは?基本の作り方からアレンジレシピまでレシピを一挙紹介!
2024/06/05
コーヒーチェーンで買えるチョコやナッツが入ったスコーン、パン屋さんなどでも買えるシンプルなスコーンなど、最近はたくさんの種類のスコーンを見かけます。また、ホテルのティーラウンジなどで、アフタヌーンティを楽しむ「ヌン活」も流行していますよね。
そして、ヌン活に欠かせないのが、イングリッシュスコーンです。焼きたてのスコーンにクロテッドクリームやジャムをつけて、紅茶と一緒にいただくのは至福のひととき。スコーンは今や人気のお菓子ですよね。
この記事では、スコーンとは?にはじまり、人気のレシピやアレンジを一挙に紹介しています。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
そもそもスコーンとは?
スコーンは、スコットランド発祥の料理です。スコットランドのパースにあるスコーン城で、国王の戴冠式に使用された椅子の石に似ていたからとの説がありますよ。
スコーンは、小麦粉やバター、ベーキングパウダーなどを使って作られるお菓子の一種で、その歴史は古く、16世紀には文献に登場していたといわれています。現在では、イギリスをはじめ、アメリカや日本にも広まり、人気のお菓子になっています。
シンプルな材料で作ることができ、家庭でも簡単に作れるのも魅力。家で作れば焼きたてが食べられるため、スコーンはレシピサイトでも人気があるメニューのひとつです。
スコーンの種類は?
イギリス式スコーンと、アメリカ式スコーンがあります。イギリス式は、クリームやジャムをつけて食べるのが一般的。アメリカ式は何もつけずにそれだけで食べられるのがわかりやすい特徴です。詳しく解説していきましょう。
1:イングリッシュスコーン
イングリッシュスコーンは、小麦粉やバター、牛乳などシンプルな材料と工程だけで作り、生地自体にはあまり味をつけません。また、丸く厚みがある形で、真ん中から割ってクロテッドクリームやジャムなどをつけるのが、一般的な食べ方です。サクサクとした食感で、若干粉っぽく思うこともありますが、紅茶と一緒に食べることを想定しているため、それがまたちょうどよく感じますよ。
2:アメリカンスコーン
アメリカ式スコーンは、形が三角なのが特徴です。シンプルなイギリス式とは違い、生地自体に砂糖を多めに入れ、チョコやナッツ、ドライフルーツなどの具材も入ります。何もつけずにスコーンだけで食べられるようにできていいて、イギリス式スコーンよりもしっとりしていることも。
また、イギリス式は紅茶と合わせますが、アメリカ式はコーヒーチェーンで売られるなどコーヒーと合わせることが多いため、苦いコーヒーに合うように甘めの味のことが多いでしょう。
《基本》プレーンスコーンのレシピ
まずは、基本となるプレーンスコーンのレシピをご紹介します。粉とバター、牛乳と砂糖など、材料はとてもシンプルです。
用意する材料・道具
【材料】
・薄力粉 200g
(半分を強力粉に置き換えてもOK)
・ベーキングパウダー 小さじ1
・砂糖18g
・塩 2つまみ
・無塩バター 50g
・牛乳 100ml
【用意するもの】
・打ち粉用の強力粉
・つや出し用の牛乳
・あればスケッパーやカード、なければ包丁
・5cm程度の大きさの抜き型
・あればハケ、なければスプーン
下準備は必要?
薄力粉、中力粉、ベーキングパウダー、塩、砂糖は合わせてふるっておきます。バターは1cm角程度のサイコロ状のに切り、冷蔵庫でよく冷やしておきます。
作り方の手順・失敗しないためのコツ
バターが柔らかい状態だと、混ぜる段階で溶けてしまい粉とサラサラになじまないため、バターを冷やしておく下準備は大切で、失敗しないポイントのひとつ。面倒に思っても、まずはバターをよく冷やしておきましょう。
暑い季節であれば、材料全部を冷やしておいても。あとは、生地をこねすぎないことも大切です。
合わせてふるった粉類の上に、冷やしたバターを加え、バターをスケッパーやカード、包丁などで細かく刻みながら粉と合わせていきます。さらにバターを指でつぶすようにしながら粉と合わせ、サラサラの状態にします。
サラサラになった粉の真ん中に、牛乳を加えて混ぜます。バターが少し残っている感じがしても、決してこねず、だいたいまとまるくらいで大丈夫ですよ。
生地をまとめたら、伸ばして重ねるを2~3回繰り返し生地を重ね、冷蔵庫で30分~1時間ほど休ませます。その間にオーブンを200度に予熱しておきましょう。
冷蔵庫から出した生地を1.5cmほどの厚さに伸ばし型で抜きます。そして、上からハケかスプーンで牛乳を塗ったら、200度のオーブンで20分ほど焼いて完成です。
スコーンの保存方法は?
食べきれなかったスコーンは、冷凍保存がおすすめです。ひとつずつラップで包んでから、ジッパー付きの保存袋に入れましょう。食べるときは自然解凍で大丈夫です。自然解凍のあとにオーブントースターで5分ほど焼けば、焼きたてのような食感が楽しめますよ。
《応用》スコーンのアレンジレシピ
基本のプレーンなスコーンもおいしいものですが、シンプルだからこそ、具材を入れるなどのアレンジが楽しめるのもスコーンの大きな魅力です。そこで、スコーンのアレンジレシピをご紹介します。
1 クロワッサンスコーン
生地がクロワッサンのように層になった珍しいスコーン。普通のスコーンよりも手が込んでいるように見えるのがいいですよね。シンプルだけどちょっと変わったスコーンを作ってみたいときにおすすめ。ザクザクの食感が楽しめますよ。
・所要時間:60分(6個分)
・カロリー:-kcal
2 チョコベリースコーン
生地に純ココアを入れ、板チョコと乾燥ブルーベリーを入れたスコーン。ココアがチョコの風味を増してくれますよ。酸味のあるブルーベリーとの相性も抜群です。甘いだけではないチョコスコーンが食べたいときに。
・所要時間:30分(4人分)
・カロリー:-kcal
3 おうちで、かんたん豆乳スコーン
バターを使わず、豆乳と太白胡麻油でつくる、ヘルシーで素朴なスコーン。薄力粉の一部を全粒粉に置き換えると、ザクザクとしてさらに素朴な感じを味わえますよ。クロテットクリームやナマクリームではなく水切りヨーグルトを添えて食べるのも他と違っています。さっぱりとしたスコーンが食べたいときに。
4 和風スコーン
刻んだ青ネギと、白みそを入れた変わりダネスコーン。さらにカッテージチーズも入っています。スコーンにネギとみそ?と思うかもしれませんが、意外なおいしさです。軽食にもおつまみにもできるスコーンですね。
・所要時間:60分(2~3人分)
・カロリー:-kcal
5 材料3つ!ホットケーキミックスで簡単スコーン
ホットケーキミックスを使い、あとはバターと牛乳だけでできてしまう、おどろくほど簡単なレシピ。失敗知らずなのにおいしくつくれます。お店のような味が手軽に作れるのがうれしいですね。シンプルな生地だから、アイデア次第でいろいろとアレンジもできそうです。
・所要時間:10分(2人分)
・カロリー:397kcal
6 簡単プレーンスコーン
バターを冷やすなどの下ごしらえなしで、思い立っと時に簡単につくれるプレーンスコーンです。バターを使わずにサラダ油で作れるためコスパもいいですね。大ざっぱで適当にこねることが、逆さっくりしあげるためのコツ。細かいことを気にせず作れるレシピですよ。
・所要時間:30分(4人分)
・カロリー:-kcal
7 袋で簡単♪完熟バナナ救出スコーン!
キッチンで黒くなってしまったバナナを有効活用できるスコーン。しかも、袋ひとつでできるから洗い物も少ないレシピです。強力粉に米粉を加えてもっちりとした食感に。キューブ型の見た目もとてもかわいいですね。お子さんと一緒に作るのもおすすめです。
・所要時間:30分(4人分)
・カロリー:-kcal
8生クリームだけで簡単スコーン♪
卵とバターを使わず、粉類と生クリームだけで作れる驚きの簡単スコーン。バターがどんどん値上がりする今、コスパもよく手軽に作れてしまうのもいいですよね。バターを冷やしておくなどの下準備もないのがいいですね。
・所要時間:60分(2~3人分)
・カロリー:-kcal
9しっかり腹割れ♫ケンタッキーのビスケット風スコーン
ふんわり厚みがあり、しっかり腹割れしたキレイな形に焼けるレシピ。まるでケンタッキーのビスケット風なのが特徴です。スコーンを作ってもキレイに腹割れしない…と思う人は試してみてください。もちろん、ケンタッキーのビスケットがすきな人にもおすすめです。
・所要時間:60分以上(4人分)
・カロリー:-kcal
10 サツマイモスコーン
ホットケーキミックスとさつまいもで作る素朴なスコーン。オーブントースターで焼けるので、オーブンを予熱するなどの準備の必要がなく、オーブンなしで作れるのも便利です。簡単に作れてヘルシーなため、お子さんと一緒に作っておやつにするのもいいですね。
・所要時間:25分(2人分)
・カロリー:-kcal
11 ホットケーキミックスで超簡単!チョコスコーンのつくり方
ホットケーキミックスと板チョコで、簡単にスタバ風のスコーンができちゃうレシピ。丸く伸ばしてから三角に切るだけだから、不器用さんでもキレイな形にできますよ。焼きたてアツアツをコーヒーや紅茶を合わせれば、おうちカフェが楽しくなることまちがいなしです。
12 【糖質制限の主食・朝食】糖質2g☆おからスコーン
おからパウダーを使って作るスコーン。含まれる糖質はわずか2gです。糖質制限をしていたり、ダイエット中でもスコーンが食べたいときには、ピッタリ。また、朝食や軽食の代わりにしてもいいですよ。ヘルシーだから罪悪感なく食べられますね。
・所要時間:30分(3人分)
・カロリー:-kcal
13 写真でわかる!ボウル1つで完成するめちゃうまスコーンの作り方
ボウルひとつで作れる、簡単なのに本格的なスコーンです。工程ごとに詳しい写真が付いているため、初心者でもわかりやすいレシピですよ。型で抜かずに四角く切って焼くのも面倒さがありません。でも、見た目や味は本格的です。プレーンで作るのはもちろん、ナッツやドライフルーツ、チョコなどを入れるアレンジも簡単にできてしまいます。
14 フードプロセッサー使用!サックリごまのスコーン
ビールやワインに合う、おつまみ系のスコーンです。たくさん入れたごまの食感もぷちぷちと楽しいですよ。また、フードプロセッサーで簡単に作れるのも便利。バターと粉を手で馴染ませる工程も、全部フードプロセッサーにおまかせです。全部の材料はあらかじめ冷やしておくのがうまく作る秘訣ですよ。
・所要時間:60分以上(2~3人分)
・カロリー:-kcal
15 イタリアンスコーン
イングリッシュでもアメリカンでもない、珍しいイタリアンスコーン。ドライトマトやオレガノを入れるところがポイントです。大人味のスコーンはワインに合わせて楽しみたいですね。とてもおしゃれな雰囲気です。焼く直前に、ミル挽きの岩塩を振りかけるのがポイント。表面の塩が、生地の味を引き立ててくれます。
まとめ
スコーンの歴史や基本のレシピから、アレンジレシピまでをお送りしました。朝食代わりになりそうな軽いものから、おやつにぴったりなしっかり甘いもの、そして、おつまみにもなるスコーンまで、いろいろなスコーンがありましたね。少ない材料で、家庭でも簡単に作れるのが魅力のスコーン。プレーンから具材を入れたアレンジまで、おうちでもスコーンを楽しんでみてくださいね。