オブツーサの魅力とは?初心者も安心の育て方と選び方おすすめ品種5選
2024/09/26
最近人気が高まっている多肉植物。中でも「オブツーサ」は透明感のある美しい葉が魅力的で、ハマる人が増えている品種です。
育てる手間がかからないのもオブツーサの特徴。忙しい日々の中で少しでも癒しを感じたい方や、初めて植物を育ててみたいと考えている方には特におすすめです。
この記事ではオブツーサの魅力や特徴、育て方のコツ、そして初心者におすすめの品種まで詳しく解説します。オブツーサが気になる方はもちろん、ガーデニングに興味がある方は要チェックです。
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オブツーサとは?
オブツーサは、ハオルチア属に属する多肉植物の一種です。
丸くこんもりとした姿もかわいいのですが、いちばん目を惹くポイントは透明感のある美しい葉。
南アフリカ原産のオブツーサは、葉の先端がガラスのように透き通っています。光が当たると内部まで透けて見える姿は、まるで小さな宝石のよう。思わず太陽に当ててキラキラさせたくなってしまうくらい魅力的です。
先端が透き通っているおかげで、少しの光でも効率よく取り込むことができます。そのため、オブツーサは耐陰性が高く、室内でも育てやすいのが特徴。
自身の葉に水分を溜め込めるため水やりの回数は少なくてよく、初心者にも安心して育てられる植物です。
オブツーサの特徴
オブツーサの魅力は、その美しい見た目だけではありません。育てやすく丈夫だから、仕事や家事、育児に忙しい方や植物を育てるのが苦手な方にも育てやすいのも良いところです。
以下では、オブツーサの主な特徴をくわしくご紹介します。
透明感のある美しい葉
オブツーサの最大の特徴は、なんといっても透明感のある葉です。
この葉は、他の多肉植物にはない特別な魅力を持っており、インテリアとして飾るだけでみずみずしい雰囲気を与えてくれます。
光が差し込むと葉の先端が透けてキラキラと輝き、見ているだけで小さな癒しをもらえるでしょう。
育てやすさと耐久性
オブツーサは育てやすいことでも知られています。
葉の透明な部分から光を取り込めるため、日当たりの少ない場所でも元気に育つのが特徴。
屋外管理の方が健康的に育ちますが、室内でも比較的安心して育てられる植物です。
葉の中に必要な水分を蓄えられる性質があるため水やりの頻度も少なくて済むのもポイント。
過度な手入れを必要としない点も、植物を育てるのが初めての方や忙しい方にとってはありがたいところですね。
成長のゆっくりさ
オブツーサは非常にゆっくりと成長します。
そのため、植え替えや鉢増しなどの手入れを頻繁にする必要がなく、同じ姿を長い期間楽しめます。
特に忙しくて植物の手入れに時間をかけられないという方にとっては「知らない間に大きくなっていた!」ということがないので、成長を見逃さず育てられるのがメリットです。
オブツーサの育て方
オブツーサは初心者でも簡単に育てられますが、より上手に、かわいく育てるには基本的なポイントをおさえておくことが大切です。
以下では、オブツーサを育てる際に気をつけるべきポイントを3つ解説します。
オブツーサに適した環境
オブツーサを元気に育てるためには、環境を整えることが大切です。
オブツーサは明るい日陰を好むため、直射日光が当たらない場所で育てるのがベスト。
たとえば、棚だったら中央段よりは下段部分、他の植物でほどよく日差しが遮る場所がおすすめです。
室内で育てる場合はレースのカーテン越しに光が入る窓辺や、間接光が当たる場所が理想的です。
強い直射日光が当たると葉の色が変わる「葉焼け」が起こるので注意してくださいね。
光が少なくても育つといっても、トイレや玄関など窓のない場所や、部屋の奥の方はNG。
そのような場所で育てたい場合は、日中に適度な日光浴が必要です。
過度に暗い場所ではなく、適度に光が入る場所を選ぶと安心ですよ。
水やりの基本と注意点
オブツーサは多肉植物のため、水やりの頻度は控えめで大丈夫です。
一般的には、夏場は土が完全に乾いてから2〜3日後。冬場は休眠期なので水を吸い上げる速度が遅くなるため。さらに控えめな月に1回程度が目安です。
水やりのタイミングを間違えて、土が湿った状態が長く続くと、根腐れを引き起こす可能性があります。必ず土の乾燥を確認してから水を与えましょう。
初心者の方は水やりのタイミングを見極めるのは難しいかもしれませんが、「過度な水やりを避ける」ことを意識するのが大切です。
オブツーサはしばらく水やりを忘れても、葉に溜め込んだ水分で元気に育ちます。
水やりするか迷ったら「あげない」選択肢を選んだ方が、少ないリスクで育てられますよ。
水やりの際は、口の細いジョウロがあると便利です。
オブツーサは小さめサイズの鉢なので、350ml程度の小型のジョウロで対応できますよ。
肥料や病害虫対策は?
オブツーサのお手入れは、初心者でも簡単にできます。葉にほこりがたまった場合は、柔らかい布やブラシで優しく拭き取ってあげましょう。
枯れた葉は放置せず、早めに取り除くことで風通しが良くなり、病気や蒸れの予防にもなりますよ。
肥料は基本的になくても育ちますが、与えたい場合は春と秋の成長期に薄めた液肥を与える程度で十分です。
また、オブツーサは他の植物と比べて病気や害虫に強いという特徴があります。
手入れの手間が少なく、長く元気な状態を保ちやすいのも初心者にとってはありがたいポイントですね。
害虫対策として、土に少量の防虫剤を混ぜておくのがおすすめ。
少しずつ土に溶け出し、成分を根が吸い上げる形で効いていきます。
冬越しのコツ
オブツーサは冬に休眠期に入ります。
この時期は成長がほとんど止まるため、水やりは極力控えることが大切です。
寒さには強いものの、葉に水分が多いため、0度を下回る場所では凍ってしまう恐れがあります。
最低気温が5℃を下回るようになったらビニールなどで保温をしたり、室内の温かい場所で管理しましょう。
冬場は日光が少なくても大丈夫ですが、室内の場合は暖房の直射を避け、風通しの良い場所に置くのがポイントです。
冬の寒さが厳しい地域では、部屋の中でも温度管理に気をつける必要があります。
休眠期にしっかりと休ませることで翌年も元気に成長してくれるので、室内でぬくぬくさせずにある程度寒さに当ててあげることも大切です。
初心者の方でも、このポイントをおさえれば安心して冬越しができますよ。
屋外管理をしなければいけない場合や窓のすぐそばで管理するときには、プチプチ(エアキャップ)が便利。
中に空気を含めるので、保温の役割をしてくれます。
オブツーサの選び方
初めてオブツーサを選ぶ際には、どんなポイントに気をつければ良いのでしょうか?
健康な個体を選ぶためのチェックポイントや、自分のライフスタイルに合ったサイズや品種の選び方について解説します。
初めて購入する際のポイント
オブツーサを初めて購入する際には、まず葉の透明感や色合いを確認することが大切です。
健康なオブツーサは、葉がしっかりと肉厚で光沢があります。葉の先端が透明で、全体にハリがあるものを選びましょう。
また、葉の根元がぐらついていないか、全体的にバランスが取れているかも重要なポイントです。
初めて選ぶ際には、ホームセンターや園芸店などでできるだけ自分の目で見て確認することをおすすめします。
ネットショップで購入する場合は、レビューや評価を確認し、信頼できるショップから購入するのも大切です。
健康なオブツーサの見分け方
オブツーサの葉が鮮やかな緑色が基本。変色や斑点がないかどうかをチェックしましょう。
根元からしっかりと葉が広がり、鉢の中で根がしっかりと張っているものを選ぶことも大切です。
見た目が健康的でバランスの良いオブツーサは、育てる際のトラブルも少なく、初めてでも安心して楽しめます。
店頭で選ぶ際には、鉢の底から根が出ていないかも確認すると良いでしょう。
根が鉢の底まで回っている場合は植え替えが必要になることがあるため、その点も考慮してみると安心です。
品種とサイズの選び方
オブツーサにはさまざまな品種があり、サイズも異なります。
初めての方は、比較的小さめの鉢に入ったものを選ぶと管理がしやすいでしょう。手のひらサイズのものから始めるのがおすすめです。
同じオブツーサでも品種によって葉の形や色合いが微妙に異なるため、自分の好みに合ったものを選ぶとより愛着が湧きそうです。
インテリアとしても楽しみながら、自分のペースで育てられる点がオブツーサの魅力といえます。
初心者にもおすすめ!育てやすいハオルチア5選
オブツーサは「ハオルチア」という種類の一種。
オブツーサのようにキラキラとした葉の品種や、シュッとしたシャープなフォルムの品種などがあります。
以下では、オブツーサを含めた初心者でも育てやすいハオルチアを5品種ご紹介します。
ハオルチア オブツーサ
丸みのある葉と鮮やかなグリーン、透明感のある姿でハオルチアの中でも人気の高い「オブツーサ」。
成長すると脇から子株が出て、群生させるとこんもりと育っていきます。
他の多肉植物といっしょに寄せ植えにするのもかわいいですよ。
ハオルチア 十二の巻
「十二の巻」は尖った葉っぱに緑と白のコントラストが特徴的。
個性的で存在感も抜群だから、インテリアやお庭のアクセントになってくれますよ。
水やりは少なめを意識するときれいに育てられます。
ハオルチア ウンブラティコラ
オブツーサと似た質感の「ウンブラティコラ」。葉の先が尖り気味なのでお花のような形に見えるのが特徴です。
成長すると株元に子株をつけるので、カットして増やしていけます。
子株を切り離さず群生にするのもかわいいですよ。
ハオルチア 万象
葉の上が平らになっている形が印象的な「万象(まんぞう)」。
葉の透き通った部分を「窓」というのですが、個体ごとに異なる窓の形を楽しむファンが多い品種です。
オブジェのような芸術的なフォルムが引き立つ鉢を探すのも楽しそうですね。
ハオルチア 玉扇
その名の通り扇のような形が特徴的な「玉扇」。
きれいに切り揃えられたようなスタイルに、思わず目が釘付けになってしまいます。
このスタイルを維持するポイントは、乾燥気味に育てること。水はけの良い土に植えるのがおすすめです。
まとめ
オブツーサは、美しい葉と育てやすさで初心者に最適な多肉植物です。
水やりを控えめに、明るい日陰で育てることで健康に育てられますよ。手間がかからないので忙しい方にもぴったりです。
他にも、オブツーサの仲間「ハオルチア」には魅力的な品種がたくさん。ぜひお気に入りを見つけてみてくださいね。