「いつか使うかも…」の心配は不要!じつは減らしても困らなかったもの4選
2024/06/06
ものを減らそうとすると「いつか使うかも…」となかなか捨てられないというかたは、少なくないようです。
そこで、ついたくさん持ちがちだけど、じつはそれほど持たなくてもいいものについて、整理収納アドバイザーの中里愛子さんにうかがいました。
1.部屋着
古くなった洋服を部屋着やパジャマにしていませんか?そうしてしまうといつまで経っても洋服が捨てられず、大量の洋服をかかえることになってしまいます。
実際の洗濯の頻度を考えれば、必要な部屋着やパジャマの数は明確。いずれまた古くなった洋服が部屋着になるので、それ以上保管しておかなくて大丈夫なんです。部屋着に下がる洋服ができたときは、今着ている部屋着を手放し、更新していくといいですね。
2.紙袋
紙袋を溜め込んでいませんか?とりあえず置いてあるものが増えていくのは消費が間に合っていないということ。無意識のうちに収納を圧迫してしまいます。
増減の数やよく使うサイズを考えれば、それほど多く保管する必要はありません。それでもやはり手放しにくいときは、保管期間や収納スペース決めて残し、それ以上増やさないようにしましょう。
3.文具
筆立てにボールペンが3本入っているなど、1カ所に同じ文具が複数収納されていませんか?そもそも、ボールペンでも、のりでも、はさみでも、ひとりで同時に2つ使うことはありません。ひとり1つそれぞれのテリトリーにあれば十分です。
ボールペンやテープなどの消耗品のストックは、家全体での消費頻度を考えて数を絞ります。普段使うものとは別の場所でストックとしておけば、むだに散らかることも、持ち過ぎることもなくなります。
4.調理器具
お玉やしゃもじ、フライ返し、スライサーなど同じ用途のキッチングッズを複数持っていませんか?「まだ使える」とばかりに置いていても、結局いちばん使いやすいものばかり使っているのではないでしょうか。だとしたら使っていないものは捨てて大丈夫です。
鍋やフライパンも、コンロの数以上同時に使うことはありません。複数の料理を作るときも、保存容器やお皿に移し替えて使えば、問題ありません。キッチンの限られた収納スペースには厳選したお気に入りのものだけにしましょう。
ひとはついものを必要以上に所有してしまいます。その結果、収納を圧迫し、探しものや管理する手間が増えてしまいます。本当に使っているものだけにすれば、生活が効率的に動き始めます。むだに持たなくて大丈夫なのです。
■執筆/中里愛子…介護福祉士として働く中で、多くの人が片づけや掃除に悩んでいることを知り、家事代行会社に転職。その後、2019年に「片付けサポートおうちPLUS」を起業。現在は、整理収納アドバイザーとクリンネストの資格を活かし、片づけサポートのほか、資格認定講師としても活動。インスタグラムはouchi_plus