片づけのプロが実感!40代で片づけてよかったものベスト3
2024/08/15
歳を重ねるごとにライフスタイルは変化していきますが、特に40代は子どもの成長と共に暮らし方も変化していく時。体力も気力もある40代が片づけに取り組むチャンスです。
整理収納と時短家事の組み合わせで家族の暮らしをラクにするアイデアを発信する、整理収納アドバイザーの田中ゆみこさんに「40代でやったお片づけ」を教えてもらいました。
1.似合わない洋服
体形が少しずつ変わり始めるのが40代です。30代の時に似合っていた洋服でも40代になると「あれ?裾が少し短い?」と違和感を抱くことはないでしょうか?
片づけのプロとして作業現場で感じることの1つに「とにかく持っている洋服の量が多いこと」が挙げられます。30代から40代にかけて、結婚、妊娠、出産…とライフスタイルが変わる時でもあるので、「またいつか着るかも」とクローゼットに収納する気持ちもわかりますが、「着る」と「似合う」は別物です。
気に入って購入した洋服でも数年着ていないものは一度着て、鏡の前に立ってみてください。気に入った洋服、着て心地の良い洋服を選び、「あれ?似合わないな?」と思う洋服は潔く手放しましょう。
2.子どもの思い出の品
40代はまだまだ子育て真っ最中の時期ですが、子どもの成長にあわせて子どもの思い出の品の整理をすることはとても大切です。
作業現場で「子どもはどんどん成長しているのに、子どものものはいつまでもそのままになってしまっていますね…」と気づかれるママがたくさんいます。
園の連絡帳や子どものお便り、ランドセル、工作品や絵など子どもの思い出の品を全て残していると膨大な量になり、子どもが大人になってから見直すと労力も時間もかかります。小学校、中学校、高校に入学する時のタイミングで学用品や子どものものを見直してはいかがでしょうか?
親も子も歳を重ねる前に、大切な思い出の品はボックスに収める、手放しても良いものは潔く処分することをおすすめします。
3.好みではない食器
結婚式の引き出物でいただいた高価な食器や好みにあわない食器を、箱のまま食器棚の奥につっこんだまま…ということはありませんか?作業現場で、使わない食器がたくさん食器棚に眠っている光景をよく目にします。
片づけのプロとして「今使っているもの、大切なものを選ぶ」ということをお伝えしていますが、筆者もいただいた食器だけど好みではないものを沢山持っていました。40代になり、こころや暮らしの豊かさを大切にしたいと考えるようになり「本当に気に入った食器を使いたい」と思い、随分と手放し今に至ります。
お気に入りの食器だけ持ち、使いやすい場所に定位置を決める。お客さま用の食器は数を決めてあまり使わない場所に定位置を決める。年代によって好みも少しずつ変わってくるので、ぜひ一度、食器の整理に取り組むことをおすすめします。
かろやかに50代をむかえるために
40代になると、価値観も変わり、良いものを長く使いたいと思うようになってきます。安ければ良いといった「値段の価値」ではなく「自分にとっての価値」を大切にすることも必要です。
暮らしもこころもかろやかな50代をむかえるために、「自分にとっての価値基準」でものを選び、片づけをスタートさせてみてはいかでしょうか?
■執筆/田中ゆみこ…整理収納と時短家事の組み合わせで家族の暮らしをラクにするアイデアを発信する整理収納アドバイザー。片づく仕組みをつくっても、子どもたちが片づけてくれなかった経験から家庭内の片づけに必要な関わり方に目を向けるようになり、親子の片づけのプロとしても活動。風水鑑定士の資格ももつ。
編集/サンキュ!編集部