「あえて全部出す」「愛でたいから出しっぱ」シンプルできれいすぎるとかえって落ち着かない
2023/10/05
家族みんなで作り上げたのは、生活感があるけれど落ち着いた古民家カフェ風の家!子どもと一緒に料理できる台所は◎。手作りの家具やお気に入りのアイテムに囲まれた安らぎの暮らしを教えてもらいました。
<教えてくれた人>
ゆうこさん
兵庫県/4人家族(夫・妻・中1長男・小5長女)+元保護猫の福と花
11年に“平屋風の2階建て”の家を建築。夫の両親とは敷地内同居。著書に『ゆうこさんちの手づくり暮らし』(OVERLAP)
インスタ @slow.life.works
◎HOUSE DATA◎
築12年/持ち家一戸建て/95平米
目指したのは子どもと一緒に料理できる台所
子どもたちと台所に立つ時間も日々の楽しみのひとつ。「私も子どもも使いやすいように、何がどこにあるかを説明しやすく、物の出し入れがしやすい収納を心がけています」
親子で並べるようにシンク周りはすっきり
並んでキッチンに立ってもお互いが動きやすいように、シンク周りはすっきりと。「よく使う物だけ置くようにしたら後片づけもラクです」。
大好きなかご&同系色の物はあえて全部出す
飾っても使っても様になる、かごが大好き。かごと同じ色合いの雑貨や透明なガラスは一緒に並べるとかわいさが増すので“全部見せ収納”に。
よく使う鍋は振り返れば取れる位置に
よく使う道具は、みんなが出し入れしやすい配置を心がけて。「重たい鍋も、くるっと振り返ればワンアクションでさっと取れます」
おかげで息子が料理男子になりました
ゆうこさんが教え込んだわけではないのに、YouTubeを見て料理の腕をメキメキ上げる、料理男子のそうたくん。「家族の記念日にはそれぞれの好物を作ってくれます」
魚をさばくのも得意です!
初めて包丁を持ったのは4歳。左利きで鮮やかに包丁をさばき、魚をおろしていく。将来の夢は「プロの料理人」。
そこで暮らしているから「生活感」はあって当たり前
「すっきりシンプルできれいすぎるとかえって落ち着かない」というゆうこさん一家。程よい生活感こそが家族の安らぎの源です。
学校からのおたよりなどは“階段掲示板”に
子どもたちの作品や学校のおたよりは階段にしばらく掲示。「ここは家族が毎日必ず通る場所。注目スポットとしてはベストなんです」
かわいい掃除道具は愛でたいから出しっぱ
「日々使う掃除道具は“見た目のかわいさ”最優先。インテリアとして出しっ放しでOKな物を選びます」
さっと手に取れて一石二鳥。
実は服や下着はリビング収納派です
以前は物置きだった場所に棚板を入れ、部屋着と下着を収納。「リビングで畳んだ後にすぐしまえるし、浴室からも近いので便利です!」
毎日使う物はすぐ出し入れできる小だんすに
お義父さん手作りの小だんすには毎日使う物を種類別に収納。「引き出しを閉めちゃえば見えないから、中はぐちゃっとしていてもいいことに」
古民家カフェ風の愛すべき物+人
眺めていたい食器はあえてリビングに
“昭和の水屋だんす”をイメージした義父作の棚に大好きな食器を並べて。取っ手は古いたるについていた物を再利用。
キッズクローゼットは猫さまスペースへ
キッズクローゼットだった階段下収納は、子どもが成長し猫の福&花のおうちとトイレ置き場に。吊り橋は花ちゃんのお気に入り。
写真を切り貼りし吟味しまくったラグ
憧れのビンテージラグはネットで購入。購入前にラグの写真を、自分の部屋の写真に貼り付けサイズ感や雰囲気を確認。
家族の「欲しい」を叶えるお義父さん!
お義父さんの家具がなかったら今の家はなかった。「私のイメージを即、形にしてくれる義父には感謝しかないです」。
もっと家が好きになるTips
□ ○○風の家とテーマを決めてみる
□ おひとりさま席を作ってみる
参照:『サンキュ!』2023年10月号「世界で一番、私の家が好き」より。掲載している情報は2023年8月現在のものです。撮影/松村隆史 取材・文/宇野津暢子 編集/サンキュ!編集部