「服はたくさんあるのに、また買ってしまった…」そんな後悔、ありませんか?
クローゼットは服でいっぱいなのに、「今日着たい服がない」「何を着てもピンとこない」とモヤモヤを感じたことがある人も多いはずです。
今回は、100着以上あった服をワンシーズン10着まで減らしたミニマリストライフアドバイザーいえはが、服のムダ買いを防ぐ5つの習慣をお届けします。

1.一週間の予定を書き出して“必要な服”を見える化
まずは自分に「どんな服が必要なのか」を知ることが大切です。
通勤、休日、運動、友人とのお出かけなど、一週間の予定を紙に書き出してみましょう。
例
・月〜金:出勤
・土:スーパーへ買い出し・ヨガ・家でリラックス
・日:カフェでランチ(友人と)
こうして可視化すると、
・仕事着
・週末の普段着
・おしゃれ着
・ヨガウェア
など、自分の暮らしに必要な服が明確になります。
服を買う時はスケジュールを思い出して「どのシーンに着る服か」を考えることで、着る機会のない服を買うことを防ぐことができます。
2.「何セットあれば足りるのか?」を決めて、服の数に上限を
予定を書き出したら、シーンごとに「何セットあれば十分か?」を考えてみましょう。
例えば、
・出勤服:5セット
・週末の普段着(リラックス用):2セット
・お出かけ着:3セット(おしゃれ用)
こうして“服の必要量”を決めておくと、「仕事着はもう十分だから買わなくていいな」と冷静に判断でき、ムダ買い防止になります。
3.好きな服のテイストを1〜2つに絞る
インテリアに好みがあるように、服にも“自分のスタイル”を決めると迷いが減ります。
自分の軸を持つことで、流行に流されにくくなり、雑誌で「今年は◯◯が流行」と書いてあっても「私には必要ないな」と自然に判断できます。
テイスト例
・ナチュラル
・カジュアル
・フェミニン
・きれいめ
・モード など
自分のテイストを明確にすることが、ムダ買い防止への近道です。
4.欲しいものリストを作って、すぐには買わない
「買う予定じゃなかったのについ買ってしまった」という後悔の多くは、衝動買いが原因です。
衝動を防ぐために、欲しいものリストをつくる習慣を持ちましょう。
スマホのメモアプリなどに、具体的に書いておくのがおすすめです。
リスト例
・アイテム名:ゆったりしたプルオーバー
・素材:洗える素材
・色:ベージュ系
・条件:手持ちのデニムと合わせやすい
こうしておくと、「今これ必要?」と自分に問いかけるクセがつき、冷静に判断できるようになります。
「リスト以外は買わない」というルールを課すのも効果的です。
5. 「手持ちの服と合う?」を買う前にチェック
一目惚れして買った服を、家に帰って着てみると「思ってたのと違う」ということ、ありませんか?
単品で見ると可愛い服でも手持ちの服と合わせてみると合わなくて、ムダ買いになってしまうことがあります。
そこで、服を買うときは、“手持ちの服と合うか”を考えます。
上下の組み合わせが合うコーディネートできる服かを買う前に考えることで、買い物の失敗を防ぐことができますよ。
無駄を防いでファッションを楽しもう!
「また似たような服を買ってしまった」と服を買ったことに罪悪感を覚えたり、「買わなければよかった」と後悔したり。
ムダ買いを卒業するコツは、「自分にとって必要な服」を見極めることです。
“必要な服がある”という安心感が、毎日の服選びをラクにし、暮らしも心も軽くしてくれるはずです。
■執筆/いえは
ミニマリストライフアドバイザーとして「少ないもので心地よく暮らす工夫」や 「ムリなくモノを減らす方法」など、ミニマリスト主婦の暮らしのアイデアを紹介。クローゼットの整理や収納、自分時間を通じて「少ないけれど、満ちている暮らし」を発信している。Instagramは@ieha.minimal
編集/サンキュ!編集部