夏から秋へ。衣替えのタイミングがやってきます。
でも「とりあえずしまっておこう」と、着なかった夏服まで詰め込んでいませんか?
実は、衣類をしまう“前”こそが、手放しのベストタイミング。
来年も着たいと思える服だけを残すことで、次の衣替えもグッとラクに。
そして、クローゼットのゆとりは、毎日の服選びのストレスを減らしてくれます。
ゆとりをもたらす後悔しない衣類整理のコツとは?
4児の母であり、整理収納アドバイザーのたみーが解説します。

1.「今シーズン、着た?」で振り返る
この夏、一度でも着たかどうか。
この視点だけでも、かなりの見直しができます。
・似合わない気がして着なかった
・手入れが面倒で避けた
・なんとなく気分じゃなかった
そんな服は、来年も同じ理由で手に取らない可能性が高いもの。
「着なかった=必要なかった」と割り切ってみるのも大切です。
2.「来年も着たい?」と自分に聞く
服の好みや体形、トレンドは1年で大きく変わることも。
特に“なんとなく残していた服”ほど、来年の自分にはフィットしないかもしれません。
「来年も着たいと思える?」と自分に問いかけると、 感覚的に“いま本当に必要な服”が浮かび上がってきます。
子どもの服は、来シーズンにはサイズが合わないことも多いです。
また、好みのデザインや好きなキャラクターも変わり、新しい服を着たがることの方が多いのではないでしょうか?
子どもの今の「好き」を大切にしつつも、持ちすぎないよう整理してあげてくださいね!
3.「今、くたびれてない?」をチェック
毛玉・ヨレ・色あせ・シミ…。
今の時点で気になるなら、来年着るときにはもっと気になる。
まだ着られるけど、気分が下がる服は「ありがとう」と言って手放すサインです。
“気持ちよく着られるかどうか”を大切にしてみてください。
手放すかどうか、決断に迷ったら…
どうしても迷う服があれば、「1シーズン限定の保留ボックス」に“保留”でもOK。
次の衣替えでそのまま眠っていたら、手放す目安にしてください。 “いったん離して様子を見る”のも、失敗しない手放し方です。
「なくても平気だったな」「ない方が快適だな」を実感することで、スッと手放せるようになりますよ。
「着たい服だけ」に囲まれる心地よさを体験してみよう!
衣替えは、暮らしを整える絶好のタイミング。
たくさんの服よりも、本当に着たい服が数枚ある方が、毎日がラクになります。
「いつか着るかも」よりも、「今、着たいかどうか」を基準に。
クローゼットも気持ちも、秋からスッキリ整えていきましょう。
■執筆/たみー
整理収納アドバイザーであり、ミニマルライフを送る4児の母。家事の効率化や整理整頓に特化した実践的なアドバイスを提供。
特に無印良品の活用術が人気で、シンプルで機能的な収納方法を提案している。
インスタグラムは@tamiii_refreshing.life。ブログ「子は多くても、ミニマルな暮らし。」。
編集/サンキュ!編集部