「そんなに場所を取らないからいつかまとめて捨てよう」などと思って、使わないのにためこんでいるものはありませんか。
1つ1つは小さくても、集まると生活スペースを圧迫することも……。
生活に困るくらい捨てた経験もある捨て活大好き主婦でライターのdanngoが、ためこまないようにしている3つのものと捨てる工夫を解説します。

資源ごみ
生活に全く必要ないのに、なんとなくとっておいてしまう資源ごみ。
たくさん集めて出さないと迷惑がかかるのではなどと思うと捨てにくくなりますね。実際には、少量で出してはいけないという決まりはないはず。自治体の出す資料で確認してみましょう。
かさばればかさばるほど、持って行くのが大変になりどんどんためこんでしまう原因になります。
くさらない資源ごみは出し忘れてもダメージが少ないというのも、油断する原因に。カレンダーに大きく書いておく、スマートフォンのスケジュールに記入するなどして忘れないようにしましょう。
朝のバタバタする時間に資源ごみをまとめるのは難しいので、前日にはすぐ捨てられる状態にしておくのも手。雑紙は最初から紙袋に入れてまとめておくと、そのまま捨てられて便利です。
着なくなった服
年齢や体形に合わなくなったり、流行遅れになったりして着なくなった服。
1年間に1度も身に着けなかった服は、冠婚葬祭に必要なもの以外持っている意味がありません。それでも捨てられない理由の多くは、未練があるから。
若い頃に着てほめられた思い出や、買う時に高いお金を支払った記憶などが、捨てる瞬間によみがえってしまうのです。
そういう時は、思い切って1度着てみるのがおすすめ。着た姿を鏡に映し、少し離れたところで体全体をよく見てみましょう。現実を自分につきつけることで、ふんぎりがつきやすくなります。
服がかわいそう、もったいないという気持ちがある場合は、リサイクルができるか調べてみても。ユニクロ、無印良品など、自社ブランドの服を回収しているところがあります。
汚れがひどく出しにくい場合は、思い切ってハサミを入れてしまいウエスにするといいですよ。掃除などに使えて地球に優しいです。
プリント類
あちこちからもらうプリントは、意識していないとあっという間にたまっていきます。お金を出して買うものとは違い、増えていく実感がわきにくいのが特徴。
プリントなどの薄い書類は、もらったその場でどうするか考えることが大切。提出が必要なものは、できればその日のうちに書いてしまうのが忘れなくていいです。難しい場合は、目に見える場所に貼っておくなどして、自分にプレッシャーを与える作戦が有効です。
軽く目を通すだけでいいようなプリントは、すぐ捨ててしまいましょう。裏が白く紙質がいいなら、子どもの落書きや試し書きに使わせてもいいでしょう。
取っておく必要がなくても、個人情報があるものはそのまま捨てられませんよね。塗りつぶし用のスタンプや小型のシュレッダーを置いておくと便利です。
便利な道具がなくても、黒い太字のペンがあれば大丈夫。小さな字なら簡単にぬりつぶせます。封筒に書かれた手書き文字など大きめのものは、ちぎってほかのごみに混ぜてしまえばわからなくなります。私は、子どもに破るのを手伝ってもらうことが多いです。
中には「後でこの情報が必要になるかも」と迷うプリントもあります。量が多くなければ、ファイリングするなどして持っておいていいと思います。気になる部分だけ手帳に書き写したりスマートフォンで撮影したりしてから捨てるという方法もありますよ。
なんでも取っておいた方が便利で安心なような気もしますが、昨今の住宅事情でものを持ちすぎると管理しきれないことが多いです。
部屋がごちゃついてイライラする前に、こまめに捨てる習慣をつけておきましょう。
■執筆/danngo
国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフィフの専業主婦。甘いもの、日本の古いものをこよなく愛する二児の母。食生活アドバイザー(R)を取得。SDGsに関心があるが、丁寧な暮らしは苦手。ズボラエコ主婦を名乗り、家事を手抜きしながら地球に優しくできる方法を模索している。
編集/サンキュ!編集部