長年使っていたはさみが壊れたり、切れ味が落ちて使えなくなったとき、すぐに処分できますか?
実は「どう捨てていいかわからない」という理由で放置されているモノは意外と多いもの。
特に刃物類は安全面の心配からそのままごみに出すわけにはいかず、「とりあえず置いておく」になりがちです。
結果として、壊れたモノが収納の奥にたまっていき、暮らしの停滞を生む原因になります。
整理収納アドバイザー、ルームスタイリストプロのNaomiが捨てにくい不用品が出たときに実践していることをお伝えします。

自治体ごとにルールが違う!まずは調べてみる
ごみの分別ルールは自治体によって異なります。
例えば、ある自治体では「はさみは不燃ごみ」とされ、刃先を紙などで覆って「キケン」と明記して出す必要があります。
別の地域では「小型金属ごみ」として回収されることも。
つまり、正しい捨て方を知るにはまず自分の住む地域のルールを確認することが大切です。
調べ方のコツは、自治体のホームページで「○○市 ごみ分別 はさみ」と検索すること。
ごみ分別アプリを配信している自治体もあるので、スマホに入れておくと便利です。
回収日などの関係ですぐに家から出せなくても、準備がしてあれば捨てるべき日にスムーズに処分することができます。
捨て方がわからず、そのままになっているものが眠っていたらまず捨て方を調べるところから始めてみましょう。
“あるあるごみ”の捨て方も知っておくと安心
はさみ以外にも「どう捨てるの?」と迷いやすいものはたくさんあります。
●包丁・カッターなどの刃物類:はさみと同じく刃先を覆って「キケン」と明記する必要あり
●電球・蛍光管:燃えないごみではなく「資源ごみ」「危険ごみ」として扱う自治体も
●小型家電(ドライヤー、リモコンなど):小型家電リサイクル回収ボックスを設置しているケースが多い
●スプレー缶:穴を開けるかどうか、ガス抜き方法は地域ごとに違うため要確認
「処分のハードルが高い」と思いがちなアイテムも、捨て方さえ分かれば意外とスムーズに手放せます。
捨て方を知ることは、整理収納の第一歩
壊れたはさみ、スプレー缶など「捨て方が分からない不用品」をそのままにせず、まずは自治体ルールを調べてみましょう。
処分方法が分かると迷いなく手放せるようになり、家の中に不用品がたまらなくなります。
整理収納アドバイザーの視点から言えば、「手放す仕組み」を持つことは、暮らしを整える大事な一歩。
捨て方を調べて理解しておくこと自体が、片づけやすい暮らしをつくる習慣につながります。
■執筆/Naomi
お金をかけずにちょうどよく暮らしを整えるのが得意な整理収納アドバイザー&ルームスタイリストプロ。趣味はリユースショップで掘り出し物を探すこと。
編集/サンキュ!編集部