勉強机もランドセルラックもなし!小学生兄弟のリビング学習
2023/04/30
「ランドセルはどこに置く?」「宿題はどこでする?」
小学生ママ歴10年、家を整えるためのヒントを発信する整理収納アドバイザーのせのお愛さんに、試行錯誤の末にたどり着いたというベストな方法を教えてもらいました。
専用のランドセルラックは必要ない!
わが家には、いわゆる「ランドセルラック」はありません。衣類用チェストを2つ並べて、2人分のランドセルを置いています。
チェストの高さは59.2cm。110cmの息子のちょうどウエストの位置です。使いやすい高さなので、教科書の出し入れもスムーズにできますよ。
天板の耐荷重は10kg。教科書とランドセルを置いても、全くたわみません。
3段あるチェストの1段目には着替え、2段目3段目には、体操服や絵の具セットなどの学用品をまとめています。教科書は、ファイルボックスに立てて収納。
ランドセル専用ラックではありませんが、高さがちょうど良く、引き出し式で使い勝手も抜群。卒業後はまた衣類収納に使えるので、ゴミになることもありません。
ランドセル収納は「近い・置く・ゆとり」が大切
使いやすいランドセル収納のポイントは3つ。
玄関から「近い」場所、ポンっと「置く」だけ、「ゆとり」ある収納です。
玄関から「近い」場所
子ども部屋が玄関から遠いと、重いランドセルを部屋まで運ぶのは大変ですよね。
わが家では、玄関から一番近いリビングに、ランドセル収納をつくっています。
ポンっと「置く」だけ
教科書を入れると、ランドセルはかなりの重さになります。実際に測ってみると、なんと3.6kg!
これだけ重いと、フックに掛けたり、高い位置に収めるのはひと苦労。ランドセルは、ウエストより低い位置にポンっと置くだけ!ラクにできる仕組みをつくってあげましょう。
「ゆとり」ある収納
週末には体操服や上靴を持ち帰りますし、学年が上がれば、習字道具などの学用品も増えますよね。
6年間使うことを想定して、収納スペースには、ゆとりを持たせておきましょう。ゆとりある収納なら、子どもも自分で片づけやすいですよ。
ダイニングテーブルが勉強机
専用の勉強机を持たない代わりに、ダイニングテーブルで宿題をしています。テーブルの横に3段ワゴンを置いて、そこに筆記用具や鉛筆削りをまとめた「宿題セット」をつくっていますよ。
私も子ども達と一緒に座って、宿題や提出物のチェック。特に1年生の頃は、宿題〜明日の準備まで、手助け必須!
家事の合間に目を配れるのは、リビング学習最大のメリットでした。
子どもの個性に合わせて
わが家の子ども達には合っていたリビング学習ですが、これが絶対!ということではありません。
子どもの性格や家族の生活パターンによっては、個室の方が良いことも。
それぞれのご家庭のベストを見つけるために、参考にしていただけたら嬉しいです。
■執筆/せのお愛…自分も家族も機嫌よく過ごせる、家を整えるためのヒントを発信する整理収納アドバイザー。クリンネスト1級の資格も保有している。
編集/サンキュ!編集部
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