片づけが苦手な人必見!使ったものを元に戻せない!その原因と3つの解決方法
2023/06/09
「片づけたいけど、どこから何を始めたらよいかわからない。」「SNSを参考にしてみたけど、全くうまくいかない…」このようなお悩みはありませんか?
今回は、整理収納と時短家事の組み合わせで家族の暮らしをラクにするアイデアを発信する、整理収納アドバイザーの田中ゆみこさんに、「片づけが苦手な人必見!使ったものを元に戻せない!その原因と3つの解決方法」を教えてもらいました。
片づけとは使ったものを元に戻すこと
皆さんが自宅で使うものは、元に戻す場所が決まっていますか?片づけとは「元の場所に戻す」という意味があります。言い換えれば、「ものの住所や定位置を決める」です。
家中のすべてのものの3割がよく使うものと言われています。せめてよく使う3割のものだけでも「元の場所」を決めたいですね。でも実は、片づけが苦手な人は使ったものを元に戻すことがなかなかできません。
なぜ、使ったものを元の場所に片づけられないのでしょうか?その原因は、使ったものを元に戻せない「面倒な片づけの仕組み」にあります。面倒な仕組みとは何か?次に「使ったものを元に戻せない3つの原因」をみていきましょう。
使ったものを元に戻せない3つの原因
1.戻すまでのアクション数が多い
扉を開けて、引き出しを開けて、ケースを取り出す…といったように戻すまでのアクション数が多いとそれだけで面倒ですよね。ボックスに入れるだけ、置くだけ、といったようにアクション数が少ないほど片づけがラクになりますよ。
2.戻す場所が遠い
ものを片づける場所が遠いと、そこに戻しに行くだけで面倒くさいと感じてしまいます。片づけが苦手な人は、使う場所に戻す場所をつくってくださいね。
3.収納方法が複雑すぎる
種類別、色別…細かすぎる収納はかえって不便なことがあります。細かい収納は「見栄えがする」「見た目がキレイ」というメリットもありますが、片づけが苦手な人ほど簡単・ラクな収納方法をおすすめします。
以上の3つに加えて、そもそも「元に戻す場所が決まっていない」ということも片づかない原因の1つです。戻す場所が決まっていない場合はぜひ決めて下さいね。それでは次に定位置を決める時に大切にしたいポイントを3つご紹介しますね。
使ったものを元に戻すための3つの解決方法
1.動作・動線を考えて収納場所をつくる
「動作・動線」とは、作業をする時の人の動きのことです。動作・動線に沿った「便利な場所」に定位置を決めると作業や行動がスムーズになります。片づけが苦手な人ほど、動線上に収納をつくることをおすすめします。
2.使用頻度を考えて収納場所をつくる
「使用頻度」はものを使う頻度のことです。よく使う、1週間に1回使う、あまり使わない…といったように、すべてのものには必ず使用頻度があるので、よく使うものほど取り出しやすい場所に定位置を決めてくださいね。
3.一緒につかうものはまとめる
朝食セット、学用品セット、救急セットなど一緒に使うものはまとめて収納するととても便利です。まとめることで、取り出しやすさや使い勝手の向上につながります。「まとめると便利なものはないか?」と考えて、必要があれば、まとめて収納してくださいね。
理由のある収納計画を
片づけが苦手な人必見!使ったものをなかなか元に戻せない!その原因と3つの解決方法をご紹介しましたがいかがでしたか?片づけてもすぐにリバウンドしてしまうのは「面倒な仕組み」のせいかもしれません。定位置を決める時は3つの解決方法をもとに、理由のある収納計画をしてくださいね。皆さんの暮らしの参考になれば嬉しいです。
■執筆/田中ゆみこ…整理収納と時短家事の組み合わせで家族の暮らしをラクにするアイデアを発信する整理収納アドバイザー。片づく仕組みをつくっても、子どもたちが片づけてくれなかった経験から家庭内の片づけに必要な関わり方に目を向けるようになり、親子の片づけのプロとしても活動。風水鑑定士の資格ももつ。
編集/サンキュ!編集部
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