むしろ逆効果!部屋が年中散らかっている家の人の3つの勘違い
2024/06/11
整理収納アドバイザーのシンプリストうたさんに教わる整理整頓のコツ。
シンプリストうたさんによると、汚部屋時代におうちを快適にするためにとっていた行動や考え方でも、振り返ってみると「ちょっとそれは勘違いかも」といってしまうようなことがあるのだそう。
今回は、汚部屋を脱出したシンプリストうたさんが、部屋が年中散らかっている家の人の3つの勘違いについて解説していきます。
- 1.複数箇所に分散して収納すればすっきりすると思っている
- 2.ものの多さは収納用品で解決できると思っている
- 3.すべてのものにおいて「大は小を兼ねる」と思っている
- 迷ったときは「逆のこと」を当てはめてみて
1.複数箇所に分散して収納すればすっきりすると思っている
意味なく分散して収納するのはおススメできません。管理が大変になったり、ものの多さに気づきにくくなってしまうからです。室内といえど移動時間ももったいないですよね。
適量を知るためには、まず1箇所に集めることから始めてみてください。ものの多さを分散することでごまかすのではなく、1箇所で管理した方が整理整頓もしやすいですし、空間をムダづかいすることもありません。
2.ものの多さは収納用品で解決できると思っている
ものが多い人ほど、収納用品がすべて解決してくれると思っています。たしかに、あふれたものが入るだけの収納用品を買えば一時的にはすっきりしますが、キープすることはむずかしいでしょう。
収納用品もひとつのものです。ものがものを引き寄せ、どんどんと居住スペースを占領してしまいます。そんな状態を回避するためには、やはり定期的な整理が必要です。
買った分だけ減らせば、収納用品に頼りすぎずにすっきりをキープすることができるでしょう。
3.すべてのものにおいて「大は小を兼ねる」と思っている
結婚をするときに大きな冷蔵庫を購入しました。先輩にも「大は小を兼ねるから」と言われ、言われるがままに一番大きな冷蔵庫を買うことに。しかし、3回目の引っ越しのときに家に入れることができずに、泣く泣く処分することになるという結末に。
ほかにも、家具や収納用品は大きいと部屋のサイズに合わなくなったり、入ったとしても圧迫感を感じたりします。「身の丈に合うサイズ」を意識しておかなければ後悔することになるでしょう。
迷ったときは「逆のこと」を当てはめてみて
どんなに努力をしても、努力の方向性が間違えていれば逆効果です。まずは、いったん立ち止まって考えてみるクセをつけてみることがだいじです。迷ったときには、「逆のことをしたらどうなるのか」ということを考えてみてください。
・1箇所にまとめる
・収納用品から買わない
・明確な理由がなければ小さい方を選ぶ
という風に逆のことを意識すれば、すっきりとシンプルな暮らしを送れそうではありませんか?
今まで当たり前にとっていた行動や考え方を改めることで、現状を打破することができるでしょう。
■執筆/シンプリストうた…ズボラでも小さな子どもがいても、スッキリ暮らすためのストレスフリーな方法を提案する整理収納アドバイザー。家族4人のリアルな暮らしぶりを紹介するインスタグラムが人気。
編集/サンキュ!編集部