「食後10分片付けTIME」を家族のイベントに!キレイが続く秘訣
2022/07/09
料理を作ったあと、キッチンの床を見ると、たくさんの水滴が散らばっていることがありますよね。ついそのままにしがちですが、片づけや掃除は後回しにすると、さらに面倒になってしまいます。その結果、汚れが増えて、部屋が悲惨な状態に……。そうならないためには、ふだんから片づけやすい”仕組み”を作ることが大切です。今回は、2人の子どもを育てるワーママ・yukiさんに、キレイを保つためのコツを教えてもらいました。
<プロフィール>
yuki さん(愛知県 34歳)
夫(34歳)、長男(7歳)、長女(2歳)の4人家族。専業主婦を経て「娘に働いている姿を見せたい」とワーママに。
「片づけや掃除って、後回しにすると、どんどん面倒になるんです」と話すyukiさん。忙しい毎日だからこそ、「気づいた人が、その瞬間、その場でキレイにできる」を徹底しています。
習慣1:朝起きたら、カーテンと窓を開ける
朝は6時に起床。7時15分には家族全員が家を出るという慌ただしさですが、カーテンを開け、家中に光を入れることでスイッチオンに。すがすがしく1日をスタートしています。
習慣2:水きりカゴにある食器を食器棚にしまう
「まず、食器をしまう」を “ルーティン〞にする
1日の最初の家事は、前の晩に食洗機にかけていた食器を、定位置にしまうところからスタート。淡々と手を動かしながら、頭では次の段取りを考え、効率よく朝の支度を進めていきます。
自然と食器の量が減り使う物だけ残りました
こんまりさんの『人生がときめく片づけの魔法』を読んで以来、ときめく物だけを持ちたいと思うように。お気に入りこそどんどん使っていたら、本当に好きな食器だけが並ぶ食器棚になりました。
習慣3:出かける前に片づける
平日の床掃除はロボットにお任せ!出かける前の約5分間、子どもと一緒にリビングの床の上を片づけます。「ロボットが通りやすいように、ソファは脚の長いデザインのものを選びました」とyukiさん。
リビングの近くに洗い物の仮置き場を作る
階段の手すりにランドリー袋を下げ、散らかる洗い物はポンポンとこの中へ。夜、2階の洗濯機にまとめて持っていきます。少しでも移動の手間を減らすことが、習慣を続けるコツです。
リモコンを定位置に戻して 「ママどこ?」を防止
リモコンは、カゴなどには入れず、シンプルにソファの横の窓台へ戻すだけ。ここなら子どももわかりやすいので、「リモコンどこ~」と迷子になることがありません。
「金・土・日は掃除は休む」と決めるとほかの日のやり気がUPする
週末に掃除をしたくないから、月曜日はトイレ、火曜日はキッチン、水曜日は洗面所、木曜日は階段のワンポイント掃除を続けているyukiさん。「たとえ1カ所だけでも、やると気分が違います」
習慣4:家中に掃除道具を置く
洗面台は、使うたびにサッと拭いてキレイをキープ。アルコールスプレーを常備し、歯ブラシ立てなどは浮かせておくと、掃除道具を出したり物をどかしたりする手間がなくて簡単です。
汚れがちな場所に、それぞれ掃除用のスプレーやシートをセットしておけば、「汚れに気づく→サッと掃除」が数秒で完了。「子どもはスプレーが大好き。シューッとかけるのが面白いから、進んで掃除をしてくれます」
*家中に置くときのポイント*
□ 出しっ放しにしてもかわいい物を選ぶ
□ 汚れが出やすい場所に置く
□ 手を伸ばしたら届く距離にセット
習慣5:座らない収納システムをつくる
仕事で疲れて帰ってきても、テーブルと調理台がキレイならば、やる気はオンのまま。片づけから始めることもなく、スムーズに取りかかれて、〝30分で夕ごはん〞が可能になります。
玄関:夫婦別の〝バッグ 置き場〞に荷物を置く
リビングの手前に、夫婦それぞれの通勤バッグ置き場を用意。帰宅後は、ひとまずここへ荷物を置いて、リビング内には荷物を持ち込まないようにさせます。
リビング前:両手が空いたらフックにアウターを掛ける
アウターやショールは、脱ぎ散らかすことなくフックへ引っ掛けます。平日はここに掛けっ放しでOK。週末のみ、クローゼットへ戻すことにしています。
キッチン:買ってきた物を指定の場所に入れる
よく使う麺類、乾物、ふりかけなどの食材は、キッチンの引き出し内の定位置へ。一目瞭然だから、しまうときも使うときも、タイムロスがありません。
習慣6:子どもだけで片づけられる仕組みをつくる
割れ物は入れない“子ども専用引き出し” を作って配膳は任せる
トレー、お皿、コップなど、子ども用の食器は専用引き出しへ。割れ物は入れず、子どもが出し入れしやすい高さにしておくと、安心して任せられます。
おもちゃ用ワゴンを1人1個用意する
リビングでよく使うおもちゃは、種類別ではなく、人別でワゴン収納に。出したりしまったりがスムーズなうえに、「自分の物は、自分で片づけ」の自覚も芽生えさせる方法です。
テーブルは“食事をする”だけ。 遊びや宿題用は別机を用意
テーブルで遊んだり、宿題をしたりすると、食事前に「片づけなさ~い」とバタバタすることが目に見えているから、「テーブルは食事をする所」を徹底しています。
習慣7:「食後10分片づけTIME」を家族のイベントにする
食器を下げたら、そのままだらけたり、遊んだりする前に、「みんなでお片づけするよ~」と声がけ。楽しく掃除がしたいから、ママも一緒に動きながら褒めちぎりつつ、進めます。
階段は長男担当。 「お兄ちゃんが掃除すると いちばんキレイ!」と褒める
子どもに掃除を任せるときは、子どもがやりやすい仕組みをつくること、「上手だからお願い!」と持ち上げることが大事。楽しい気持ちでできるように工夫しています。
食器洗い後、床がぬれるタイミングで拭き掃除をする
食洗機に食器をセットしたあと、こぼれた水滴を拭き取りながら、台所の床全体も拭き掃除。古い子ども服をカットして使い捨てのダスターにし、ぞうきんを洗う手間を省略。
「右手に掃除機」 「左手にシート」の 二刀流で汚れをためない
掃除機をかけていると、部屋のあちこちのホコリなどに気づくから、そのタイミングでサッと拭き取るのが効率的。左手にお掃除シートを持って進めていきます。
夜、洗濯機を回す前に洗面台全体を拭いてタオルを洗う
洗面台にアルコールスプレーをかけ、手拭きタオルで拭き取りをするのが、入浴前の習慣。使ったタオルはそのまま洗濯に回し、新しいタオルをセットして終了です。
Have a try!
□食後の10分を片づけTIMEにする
□掃除グッズは出しっ放しにしておく
参照:『サンキュ!』7月号「家中スッキリが続く7個の習慣」より。掲載している情報は19年5月現在のものです。撮影/林ひろし 構成/出下真紀 取材・文/石川理恵 編集/サンキュ!編集部
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