一見ムダな物のオンパレード、それでも片付く家の大原則5

2019/12/14

「物が少ない=片づいている家」ではありません。今回は、物が多くても心豊かに暮らしているお宅にお邪魔してみました。自分にとって好きなもの・必要なものに囲まれた暮らしなら、ストレスもなく快適に過ごせますよ。

<お話を聞いた人>
yomegさん(茨城県 38歳)
半年前に石川県から引っ越してきたばかり。賃貸住宅なので、原状復帰できる範囲で夫とDIY。高2の長男、小4の長女のママ。大型犬のレイル、猫のアオとハルも大切な家族。

◎HOUSE DATA◎
築35年/賃貸マンション/3LDK(65.94㎡)

1カ所に住むのは、長くて3年。1年で2回も引っ越しをしたことがあるくらい、yomeg さんにとって、引っ越しは日常の一部です。いつも次の引っ越しを見据えながら暮らしてきたので、ムダな物を持っている場合ではありません。
 
とはいえ、yomegさんのお宅は、雑貨や植物などがたくさん飾られたおしゃれ空間。一見、ムダな物のオンパレードにも思えますが、どれも、幸せに暮らすための必需品。「実用品じゃない=ムダな物」という判断はしないのです。
 
その一方で、むやみに物を増やさないためのしっかりしたルールも。実用品は最小限で、持つ理由のある物しか持ちません。また、「飾っている=使っている」と考えているので、飾って楽しんでいるかどうかが見極めライン。「好きではなくなった物は、ムダな物。容赦なく手放しますよ」

物が多くても片づく家のつくり方5

yomegさんの物の持ち方、使い方、飾り方には、物が多くても片づく理由がいっぱいありました。自分なりのルールを決めれば、〝好き〞に囲まれつつ、心地よく片づく暮らしが手に入ります。

1.増やさないルールをつくる

暮らしに必要な実用品は、「あったら便利」「いつか使う」を基準にしていると増えていく一方。〝好き〞に囲まれていたいからこそ、増えがちな物には上限やルールを!

◆本の持ち方Rule
・何度も読む本は残す
・連載が続いている本やマンガは残す
大の本好きだから、買った本を全部取っておいたら、すぐに家がいっぱいに。持ち方ルールに合わない物は手放すことを基本としているので、月に3 回は古書店に売りに行きます。

◆ストックの持ち方Rule
・洗剤は、詰め替えたら次を買う
・お菓子は、かごに入るだけにする
・トイレットペーパーは、残り2個になったら買う
災害の多い昨今、まったくストックを持たないのも不安。数日は家で過ごせる分量を最低限のストックと考え、安易に持ちすぎません。

▲洗剤は詰め替えた時点で次のストックを買うと決めれば、買い忘れなく、重複買いも防げます。

◆プリントの持ち方Rule
・学校関係は、青いファイルに入れる
・用がすんだプリントは、即捨てる
増える物の筆頭といえば、プリントなどの紙類。ファイルボックス1 箱と決め、用がすんだ物は即捨て。よく使う学校関係のプリントは、探しやすいように青いファイルの中へ。

2:飾るのは自然物と決める

yomegさんが好きなのは、ちょっとラフで、外とのつながりを感じさせてくれる家。だから〝外〞感を演出してくれる、観葉植物、枝、木の実は、ムダな物ではありません。

入って〝右奥の角〞を整えるとスッキリ見える

リビングに入って、真っ先に目に入ってくるのは、入り口と対角になる右奥の角。全体を片づける時間がないときでも、ここを死守すれば、なんだか部屋が整って見えます。拾った木にはひもを巻いて愛猫のつめとぎに。

育てやすい植物を選べば手入れもラクです

植物好きなyomeg さんですが、マニアック方向には行かず、育てやすく手入れがラクな植物が見つかる、ホームセンターや100 円ショップなどで購入しています。

家族写真はしまい込まずに飾る

雑貨や絵はこれ以上増やさないようにしていますが、家族写真は別。毎年4人で記念写真を撮り、ちゃんと額に入れて飾って楽しんでいます。

3:ダイニングテーブルには物を置かない

食事をしたり、テレビを見たり、娘さんが宿題をするのにも使っているというダイニングテーブルは、飾らず、スッキリをキープ。置きがちなプリント類は、すぐそばに指定席を。

▲犬や猫がいるから、手やテーブルを拭くためにウエットティッシュをよく使うというyomegさん。それだけは、お気に入りの陶器の入れ物に入れて、出しっ放しに。

4:物を持つ理由を明確にする

「トースターはなくていい」、「同じ道具は1つあればいい」……。そんな他人の尺度には惑わされず、自分の暮らしに合わせて物選びをするほうが、ムダな物は増えません。

パン、ピザ、ナンをよく焼くから電子レンジよりもトースター

娘が粉もの好きだから、電子レンジよりもトースターの使用頻度のほうが上。だから、トースターはあえて持ち、使いやすい場所にセット。電子レンジはコンロ下の扉の中へ。

調理中、たくさん使う菜箸は、大量に持つ

調理中にいちいち洗って使うのは非効率なので、菜箸は10膳用意して、次々に使えるようにしています。同様にふきんも1回に5~6枚使いたいので、たっぷりと持ってOKに。

マグカップの代わりに〝そばちょこ〞を持つ

そばつゆ、お茶やコーヒー、みそ汁やスープ、デザートまで、何でも受け止めてくれるから、そばちょこは多めに持っています。持ち手がなくて重ねやすいから、省スペースなのもうれしい。

使い勝手が悪くても、本当に好きなら持つ

洗面所にある陶器の人形は、コンタクトレンズ入れ。もっと使い勝手のよい収納グッズはあるけれど、度数の違う「右」と「左」を分けられればいいので、心から好きな物を使用中。

5:見せながら、収納する

引き出しや扉の中に入れた瞬間、持っていることを忘れてしまうから、全部出しておく収納法に。見せる収納は、物量をしっかり認識できるので、ムダな物を増やさないことにも貢献。

持っている食器はここに入ってるだけ

引き出しや中が見えない棚に食器を入れると、持っていることを忘れて、一部しか使わなかったり、たくさんあるのに、ついまた買ってしまったり。ガラス棚ならそんな心配はなし。多いように見えて、使っていないムダな食器はないのです。

出しっ放しなら探すストレスは、ゼロ

DIYで取りつけた柱に、棚やナイフホルダーをつけ、キッチン道具は見せる収納に。つまり、出しっ放しなので、ワンアクションで手が届くうえ、あちこちの扉を開けて探すなんて手間もありません。

参照:『サンキュ!』12月号「ムダな物が多い家に、幸せは来ない。」より。掲載している情報は19年10月現在のものです。撮影/清永洋 取材・文/加藤郷子 編集/サンキュ!編集部

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