整理収納アドバイザーが伝えたい!モノを整理することで分かる3つのこと
2020/09/23
札幌に住む整理収納アドバイザーのサンキュ!STYLEライター渡部夏代です。
やりたくなる片づけ。毎日の片づけを楽しく続けるためにできることをいつも考えております。
今回は、”分ける”ことで分かるようになる3つのことをお伝えします。
モノを整理していて分かる3つのこと
整理は、捨てる場合もありますが、捨てる前にまずすることは「分ける」ことです。
分けると見えてくることがあります。
1.モノの量が分かる
整理する時に、収納からモノを全部出すと、総量が分かります。「こんなに多く持っていたのか」と言う方が多いです。
モノの量に対してそこまで気にしていない方がほとんどです。そしてなんとなく抱いていた感覚と現実のギャップに驚かれるのです。
多いことに落胆する人もいます。絶句の時もあります。なぜ気持ちが沈んでしまうのか?きっとそれは、モノが多過ぎる状態は良くないという意識が自分の中にあるのだと思います。
多い少ないは、決して良い悪いではありません。しかし、山のように出てきたモノを目の前にして「さぁ」となると辟易してしまいます。多いというのはそれだけそれらひとつひとつを管理していくことになりますもんね。
2.モノの持ち方の傾向・買う時のクセが分かる
整理していくと、似たようなスカートが何枚もあったり、黒い服がやたら出てきたりということがあります。知らず知らずのうちに似たような服を買っているんですね。消耗品もアイテムによって多めにストックしていたり、反対にストックがなかったりということもあります。自分が気にしている、多めに持っていたいアイテムが見えてきます。
私は掃除や洗剤のストックがなくなるとなんだか落ち着かない気持ちになります。反対に、ラップやアルミホイルなどは無くなっても「なんとかなるでしょ」と気になりません。
人によってこの辺りの気にしどころが違います。自分の傾向を知ることができます。
3.モノの存在意義が分かる
ここはとても大切なポイントです。自分にとってのそのモノの存在意義。手に取って見ることで分かることです。
なぜそれを持っているのか?
自分はそのモノに対してどういう存在なのか?
必要なモノか、そうでないか?
今後も持っていたいか、そうでないか?
こういったことを知るのはとても大切です。これから自分がそのモノとどう付き合っていくかを知る・決めることに繋がります。自分にとってのモノの意義を見い出せない時は、モノと自分の関係は終わったと言えます。手放し時です。
モノの管理
モノひとつひとつはたいして負担になりませんが、それが何十も何百も何千にもなると管理にかかるエネルギーがそれでだけ必要になります。
自分で管理しやすい量・持ち方・持つ意義を見つけることが大切です。
とりあえず使えそうだから。
ずっとそこにあるから。
よく分からないから。
モノがこういう状態だと、モノが暮らしを邪魔してきます。モヤモヤもしてきます。
全てしっかり管理すれば、邪魔もしないし、モヤモヤもなくなります。
毎日スッキリ爽快な気持ちで過ごしたいものですよね!
◆この記事を書いたのは…渡部夏代
札幌で活動中の整理収納アドバイザー。
子どもの頃から片づけが好きでした。自分の部屋の模様替えを何度も行った子ども時代を過ごしました。大人になって家庭を持つようになってからも片づけ好きは変わらず。
子育てしながら、だんだんと増えていくモノとどう向き合っていくか試行錯誤を繰り返しました。整理収納アドバイザーという資格があることを知り、「まさに自分のためにある資格だ!」と飛びついて資格を取得し、現在に至ります。
※ご紹介した内容は個人の感想です。