【今さら聞けない基礎知識】つみたてNISAとiDeCoって結局何をすることなの!?

2022/05/03

なんとな~く知ってはいるけど、(実は)よくわからない"つみたてNISA"と"iDeCo"。今更聞けない基本的な仕組みをプロに解説してもらいました!

<教えてくれた人>
ファイナンシャル・プランナー 井戸美枝さん

「むずかしいことでもわかりやすく」がモットー。著書『今すぐできる!iDeCoとつみたてNISA超入門』(中野晴啓共著/扶桑社)

井戸さんがつみたてNISA&iDeCoを激推しする理由3

アイデコ
Yusuke Ide/gettyimages

1 「親世代」とは銀行の金利が違う!預貯金だけで資産形成するのはむずかしいから

「親は投資せずに資産形成できた」というかたがいますが、90年代後半から、日本の預金金利は年々下がっています。現在は、現金を寝かせておけば自然と殖える時代ではないんです。

2 インフレに負けない資産を持たなきゃヤバイ!今、10万円で買える物が将来10万円では買えなくなるから

もし10万円貯金していても「親は投資せずに資産形成できた」というかたがいますが、90年代後半から、日本の預金金利は年々下がっています。現在は、現金を寝かせておけば自然と殖える時代ではないんです。

3 使えるお金が増える!節税対策になるから

一般的に"利益"を受け取るときは税金が引かれます。しかし、つみたてNISAとiDeCoの利益には税金がかかりません。さらにiDeCoは、所得税や住民税の負担を軽減できるんです。

つみたてNISA&iDeCo基礎知識編

初めの一歩の前に、知りたいことがわかる!

Q1 結局、何をすることなの?

●つみたてNISA
"時間"をかけて資産形成すること。

「少ないお金からでも、安定的に資産形成できるように」と、金融庁が始めた非課税制度。毎月決まったタイミングで継続的に商品を買う積み立て投資で、元本割れのリスクを減らしながらお金を殖やせます。

●iDeCo
老後資産をさらに貯めること。

正式名称は、「個人型確定拠出年金」。自分で掛金と運用方法を決めて長期運用し、私的年金として受け取る年金制度。60歳以降にしか受け取れません。老後の資産形成として活用できます。

Q2 まず、初めにすることは?

日本の通帳の模倣
takasuu/gettyimages

●つみたてNISA/●iDeCo
金融機関で口座をつくる。

積み立て投資をする、金融機関で口座を開設しましょう。開設できる口座は、1人1口座まで。開設までの手間で挫折してしまう人が多いので、金融機関に「開設に必要なもの」を事前確認してから申し
込むのがおすすめ。

【必要なものの例】
□本人確認書類
□マイナンバーカード
□銀行口座番号
□金融機関届印
□基礎年金番号(iDeCoのみ)etc.

Q3 金融機関の選び方のコツは?

●つみたてNISA
投資信託の商品の品ぞろえをチェック!

信託報酬(投資信託を運用するための手数料)が、低い商品の品ぞろえを比べましょう。また、最低積立金額や積み立てできる頻度、金融機関のサイトの見やすさも大切です。

●iDeCo
口座管理手数料を比較しよう。

iDeCoは、口座管理に手数料が発生するため、なるべく費用が少ない金融機関を選ぶのがおすすめ。長期で運用するので、投信の信託報酬もチェック!

「長期でやるとお金が殖える」って、どういうこと?

複利="利子"にも"利子"がついて、じわじわお金が殖えるってこと!

パーセンテージサインと矢印を持つ木製のブロック, 金融成長, 金利上昇, インフレコンセプト
ThitareeSarmkasat/gettyimages

掛け金が少額だと利子も少額ですが、その利子も含めて再び運用すると、利子にもまた利子がつきます。これを長期的に繰り返すことで、雪だるま式にお金を殖やせるんです。

※特集内の情報は、22年2月現在の内容です。 
※投資は元本保証がありません。損失のリスクも検討し、自己責任のうえで行ってください。

参照:『サンキュ!』2022年5月号「つみたてNISA&iDeCo一発回答」より。掲載している情報は2022年3月現在のものです。監修/井戸美枝 構成・文/出下真紀 編集/サンキュ!編集部

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