【50代・子どもは18歳と12歳】住宅ローンを早めに完済！老後用の貯蓄を加速するためにやっていること

老後のお金はどうしたらいい？気になる貯蓄方法について、住宅ローンを早めに完済＆44歳から家計管理をはじめたやりくり達人たちに教えてもらいました。豊かな老後のために今からやっている毎日の工夫も必見です。

住宅ローンを早めに完済。これから老後用の貯蓄を加速します

「専業主婦になって初めてやりくりに目覚め、さまざまな節約テクを試して、家計のムダを省いてきました」。少し余裕資金ができたら、負担が大きかった住宅ローンの繰り上げ返済に回し、2年前に完済。今年、長女が公立大学に進学して教育費の負担が少し減ったので、さらに老後資金を増額中！「夫婦で海外や高級老人ホームで暮らせるくらいのゆとりを持ちたいので、還暦まで働く予定です」。

＜教えてくれた人＞
サンキュ！アンバサダー　KMさん（神奈川県　52歳）
夫（50歳）、長女（18歳）、長男（12歳）の4人家族。結婚24年目。パート。住まいは持ち家一戸建て。長女出産を機に15年間専業主婦を。3年前パートに復帰。

◎MONEY DATA◎
夫月収（手取り） 37万円
妻月収（手取り） 6万5000円
夫年収（手取り） 540万円
妻年収（手取り） 78万円
月貯蓄額 17万8000円
年貯蓄額約270万円
総貯蓄額ヒミツ

1カ月の家計表

＜収入＞
世帯月収（手取り） 43万5000円

先取り貯蓄（つみたてNISA、終身保険料含む）17万8000円

＜支出＞　
住居費（ローン完済） 0円
水道・光熱費 2万2000円
通信費 1万円
車関連費 3000円
生命保険料 4万円
子ども費 4万円
食費 6万5000円
日用品費 1万3000円
レジャー費 1万円
医療費 5000円
夫小遣い 3万円
妻小遣い 1万円
予備費 9000円

★教育資金は、ジュニアNISA（160万円）、学資保険（長男分／払込済）で確保

老後資金の備え

【目標額は2000万円】
●つみたてNISA 月1万円
●ドル建て終身保険月2万3000円
●パート収入をすべて貯蓄に回す
つみたてNISAや貯蓄型保険のほか、パート代もほぼ貯蓄して、月約10万円を老後資金に。

豊かな老後のためにやっていること

●49歳でパート復帰。収入を増やし、貯め力を強化

「繰り上げ返済のほか、保険の見直しやスマホの乗り換えなど、節約テクはやりつくしました。元気なうちにもう少し働く時間を延ばして収入を増やしたい」。

●多少高くても、体にいい食材にこだわる

38歳で病気を経験し、健康のため食生活に気を配るように。「無添加や有機の食材は、多少割高ですが、還暦まで元気で働くためにも必要な投資だと思います」。

●プランターで無農薬野菜を育て、自給率を上げる

「安心な食材を食べたいから、自家菜園で無農薬野菜を育てています。仕事を引退したら、畑を作って自給自足するのが老後の夢の一つです」。

子ども2人は私立高・大に。44歳から家計管理を始めて、貯蓄の必要性を実感！

長男が県外の私立高校・大学、3歳差の長女も私立高校・大学に進学し、12年間、共働きでもまったく貯蓄する余裕がなかったそう。「ところが、長男が就職し、教育費が一段落してもお金が貯まらず、44歳で初めて家計簿をつけ始めたんです」。そこで固定費や使途不明金の多さに気づき、家計を改善して貯め力をアップ。「30代まで子育てで何もできなかった分、老後はやりたいことをかなえたい。そのためには2000万円じゃ足りないから、ムダな支出を抑えて、定年まで貯め続けます」。

＜教えてくれた人＞
『サンキュ！』読者　Kさん（神奈川県　51歳）
夫（49歳）、長男（29歳）、長女（26歳）。長男は独立し、現在は3人暮らし。05年に子連れで再婚。正社員。住まいは賃貸マンション。

◎MONEY DATA◎
夫月収（手取り） 35万円
妻月収（手取り） 25万円
夫年収（手取り） 580万円
妻年収（手取り） 400万円
月貯蓄額 26万円
年貯蓄額約470万円
総貯蓄額約2000万円

1カ月の家計表

＜収入＞
世帯月収（手取り） 60万円

先取り貯蓄（つみたてNISA、iDeCo、個人年金、投資含む）26万円

＜支出＞
住居費 13万円
水道・光熱費 3万円
通信費 1万3000円
車関連費 2万円
生命保険料 1万円
子ども費 0円
食費 5万5000円
日用品費 2万円
レジャー費 5000円
医療費 1万円
スポーツジム代 7000円
夫小遣い 2万円
妻小遣い 2万円