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真冬に「ノー暖房」生活は可能!?暖房に頼りすぎない光熱費節約術【節約のプロが解説】

2022/12/05

空気も水も冷たくなる冬は、夏よりも光熱費が高くなるのが一般的。特に2022年は電気代もガス代も値上がりしているので、冬の光熱費がびっくりするほど高くなる家庭が出てきそうです。節約アドバイザーの丸山晴美さんは「暖房に頼りすぎない生活をすることで、光熱費は節約できます」と言います。健康的な生活を送りつつ光熱費を節約するポイントを聞きました。

なお、今回ご紹介する情報はすべて2022年11月時点の取材情報を基にしています。

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て...

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みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。

お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます。でも経済に関するお金の情報は、ちょっとむずかしいですよね。私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。今回のテーマは「冬の光熱費節約術」!

実はわが家は暖房器具を使わずに冬を越しています

私は東京に住んでいますが、もう何年も暖房をほとんど使わずに冬を過ごしています。だからわが家の冬の電気代は安いんです。

なぜそれが可能かと言うと、現在住んでいるマンションの部屋が南向きでとても日当たりが良いから。関東の秋冬は晴天の日が多いので、日中にカーテンを開けておくだけで部屋全体が十分暖かくなります。

陽が傾く午後4時くらいには厚手のカーテンを閉めているので、夜寝るまで暖房いらずです。マンションは気密性が高く、狭い部屋なので太陽熱で十分。寒いと思った時は、フリースやレッグウォーマー、ひざ掛けなどを使います。


雪国育ちの私にとっては、ただでさえ関東の冬は暖かいので、冬はこれだけで十分なのです。

この方法は、日当たりがあまり良くないマンションや戸建ての場合はむずかしいですが、方法は他にもあります。暖房に頼りすぎない光熱費節約術をご紹介します。

リビングの場所は自分が決める。冬は暖かい場所に移動を

以前、真冬の寒い日に取材に行った一戸建てのお家は、リビングの日当たりが悪く、驚くほどの寒さでした。エアコンの他にファンヒーターもついていたのですが、床から冷気が上って底冷えする感じでした。

ところが、取材の合間に通された2階の小さな和室は、とても日当たりが良くてぽっかぽか。その時、「日中はここをリビングにすれば暖房代がすごく安くなるのに」と思いました。

家の中の快適な場所は、季節によって変わります。リビングだからといって、1年中そこで過ごさなければいけないルールはありません。冬は暖かい場所、夏は風通りが良くて涼しい場所にリビングを移せば良いのです。

家の中の使い方の視点をちょっと変えてみることも、節約の効果的なポイントの1つだと思います。

暖房効率を上げるポイントは「窓対策」

暖房器具を使う場合は暖房効率を上げ、少ないエネルギーでしっかり温めるのが節約のセオリーです。それには、窓対策がポイントになります。

窓は外の冷気が入り込み、室内の暖気が出ていってしまう場所。暖房をつけている時はカーテンをしっかり閉めて、空気の出入りをシャットアウトすることが大切です。

カーテンが薄手の場合は、厚手のしっかりしたカーテンに掛け替えることをおすすめします。買い替えは出費になりますが、その分、冷暖房効率が上がるので、長い目でみるとお得です。

「遮光(しゃこう)カーテン」は、普通の生地に比べて厚めの生地が多く、光と同時に熱も遮断する効果が高めなのでおすすめ。遮光の度合い別に1~3級のレベルがあり、2級以上のものを選ぶと良いでしょう。

また、カーテンの丈が足りないと暖気が逃げる原因に。丈が十分にあるカーテンに替えるか、すき間をクッションや丸めたバスタオルで塞ぐなどして対策しましょう。

湿度をアップすることで体感温度を上げる

加湿しながら暖房をかけると、体感温度が高くなるため、低い設定温度でも快適に過ごせます。加湿器を使わなくても、洗濯物を室内干しにする、リビングで鍋ものを囲むなどで部屋を加湿することができます。
ちなみにわが家では、入浴後に浴室のドアを開け、部屋に湿気が回るようにしています。

ただし、過剰な湿気は結露の原因になります。冬場のおすすめ湿度は40~60%ですので適宜調整しましょう。

家族でウォームシェアするのも忘れずに

ウォームシェアとは、家族それぞれが自分の部屋で暖房を使うのではなく、1つの部屋に集まるなどして消費電力を抑えること。地球温暖化防止につなげる取り組みとして、環境省が推進しているアクションです。

この冬はできるだけリビングなどで家族いっしょに過ごし、照明やテレビなど、使用する家電製品を少なくしましょう。部屋のドアはしっかり閉め、間仕切りを使って空気の流れを区切るようにするのも良いでしょう。

教えてくれたのは・・・

丸山晴美さん

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て2001年、節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザーなどの資格を取得。身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどを、テレビやラジオ、雑誌、講演などで行なっている。著書は「シングルママの『お金に困らない』本」(徳間書店)、「50代から知っておきたい!年金生活の不安、解消します」(共著)(幻冬舎)など多数。

取材・文/かきの木のりみ

 
 

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