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1,000万円貯めた人が持っている「貯まるマインド」とは? お金の専門家が解説

2021/10/30

「1,000万円」貯めるというと、つい節約や貯蓄のテクニックに注目してしまいがち。でも、多くの家計を診断してきた節約アドバイザーの丸山晴美さんは、「1,000万円貯めた人にはある共通の考え方 “貯まるマインド”があり、それを持てるかどうかが重要」と言います。貯まるマインドとは何か、解説します。

なお、今回ご紹介する情報はすべて2021年10月時点の取材情報を基にしています。

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て...

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みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。

お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます。でも経済に関するお金の情報は、ちょっとむずかしいですよね。私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。

今回のテーマは「貯まるマインド」!

貯まるマインド1:貯める目的を持っている

お金は「目的」がないと、なかなか上手に貯められません。「貯蓄があれば安心」という理由では、ある程度の金額は貯められても、なかなか1,000万円には届きません。

「1,000万円」を目標に貯めるのもよいですが、こうした漠然とした目標では、急に大きな出費があった時に挫折しやすく、貯めたお金を切り崩すのも早いものです。

実際、1,000万円貯めた方に話を聞くと、「住宅の頭金」「老後の生活費」「子ども2人の大学進学費用」など、具体的な目的を持っています。ほとんどの方が複数の貯蓄を同時進行していますが、目的や目標金額がはっきりしているので、急なトラブルがあってもがんばって貯蓄し続けますし、目的以外のことに使ったりもしません。

お金は「目的」を持たせることで、貯まるスピードも早まります。なんのためにいつまでに1,000万円貯めるのか、まずは目的をしっかり立てることが大切です。

貯まるマインド2:浮いたお金を「なかったもの」にできる

収入が増えれば早く1,000万円貯められると思いがちですが、実はそうではありません。収入が増えても月にできる貯蓄額は同じ、あるいは逆に出費が増えて貯蓄ができなくなったという家庭が多いのが実情です。

なぜそうなるかというと、人は収入が上がると、それに合わせて生活のグレードも上げたくなってしまうから。今まで晩酌は発泡酒で我慢していたけど、収入が上がったんだからビールにしてもいいだろう……という具合です。

ささやかな贅沢と思いがちですが、こういう変化が服や外食、遊び方など、生活のあらゆる場面で出ます。すると、気づかないうちに出費が膨らみ、「収入は増えたのに生活は楽にならない」となってしまうのです。

1,000万円貯めるのに一番大切なのは「ムダづかいをしない」ことです。ムダづかいを減らし、浮いたお金を「なかったもの」として、貯蓄や運用に回すことをできる人が「貯まる人」なのです。

これは、車や家のローンを完済したときなど、大きな出費がなくなった場合にも同じことが言えます。

貯まるマインド3:「1,000万円ならできそう」と思っている

貯蓄できているようでできていない人の例として、「私、100万円の貯蓄があります」と言って、それで満足してしまう人です。100万円あれば3カ月くらいは生活できるので、「とりあえずこれで大丈夫」と考え、何十年もずっと残高の100万円をキープ。100万円を切らないように生活しています。

でも、長い人生の中では、数百万単位のお金が必要なシーンが何回もあります。住宅購入や子どもの大学進学もそうですし、突然の災害や事故などで大きなお金が必要になる場合もあります。目標金額を貯めても、それ以降も出費は続き、終着点にはならないのです。

それを考えると、100万円は決して多くないですし、安心できる額でもありません。何か大きなできごとがあるとあっという間になくなる金額です。そこからが勝負なのに、そのことに気づかず、100万円で安心してしまうのはとても危険です。

100万円貯められたなら、それをあと10回やれば1,000万円になります。10万円貯める力があるなら「×10回」で100万円、それを「×10回」やればいいだけです。このように分解していけば、希望が持てますよね。

「1,000万円は遠い存在じゃない」「1,000万円ならできそう」と思えるのが貯まるマインド。そう思うことが、1,000万円の貯蓄を実現させる早道でもあるのです。

教えてくれたのは・・・

丸山晴美さん

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て2001年、節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザーなどの資格を取得。身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどを、テレビやラジオ、雑誌、講演などで行なっている。著書は「シングルママのお金に困らない本」(徳間書店)、「50代から知っておきたい!年金生活の不安、解消します」(共著)(幻冬舎)など多数。

取材・文/かきの木のりみ

 
 

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