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月収に対して食費・日用品費はどのくらいまでOK?貯め続けられる「理想の家計」になる方法

2023/03/09

毎月の家計のやりくり、これでいいの?不安を感じたら、出費や貯蓄額のバランスをチェック。収入や子どもの年齢に合った理想の黄金比率を目指してみて。少額でも貯蓄を続けられると老後の資金も貯められます。

<教えてくれた人>
畠中雅子さん
ファイナンシャル・プランナー。生活に密着したアドバイスが人気。共著に『病気にかかるお金がわかる本』など。

家計の黄金比率を知ろう!

毎月の家計の把握ややりくりに慣れてきたら、出費と貯蓄額のバランスをチェック。収入や子どもの年齢に合った"理想の家計"を目指そう!

黄金比率って何?

月収に対してひと月の食費や日用品費はどのくらいが適正か、その比率を表したもの。月収(手取り)×各費目の黄金比率(%)で計算すると、理想の予算額がわかります。

理想の出費&貯蓄額を%で確認して貯め続けられる家計に

月々の予算を見直したいのは、子どもが成長して「子ども費(教育費含む)」が増えてきたタイミング。見直しに役立つのは、理想の出費&貯蓄額がわかる「黄金比率」です。全体を見て予算を調整し、少額でも貯蓄を続けられると、教育費の山を乗り切り、その後の老後資金も順調に貯められます。増え続ける子ども費に流され、ほかの出費もゆるむと、やりくりはたちまち破綻。今の家計が苦しく感じたり、老後資金に不安を覚えたら、今すぐ見直しを!

チェックすべきポイントはココ!

1 大切なのは貯蓄!ココを守れるようにほかの出費バランスを整えよう
常に守りたいのは貯蓄の比率。貯蓄が黄金比率の額を下回っている場合は要・見直し!子どもが中学、高校で苦しい時期も、数%はキープを。現状をオーバーしている費目を中心に少しずつ調整しましょう

2 子ども費(教育費)をかけすぎると老後がキツくなる!
わが家の子ども費の上限はいくらかを、まずは意識すること!第1子が高校生なら、子ども費の上限は月収の20%。下の子の教育費やお小遣いも含め、その中でやりくりすることが大切です。

3 オーバーしても慌てないで。月に1%ずつでいいから、減らせばよし
月30万円の手取りなら、1%は3000円。いきなり1万円を減らすのは難しくても、数千円ならできるはず。意識ひとつで変わるので、諦めないで!減らす費目を考えるだけでも大きな一歩です。

夫婦2人と小学生の子どもがいる家庭

貯めどきの「今」を逃さないでしっかり貯蓄を!

小学生までは貯め時なので、手取りの10%は確実に貯蓄を。この時期にしっかり貯めておけるとあとがラク。先取りで貯めて、残ったお金で暮らす習慣を定着させましょう。

夫婦2人と中学生の子どもがいる家庭

子ども費がアップ!通信費にも注意しよう。

塾や部活、スマホ代などで出費が増える時期。食費や交際費を少しずつ削って調整を。動画配信サービスなどのサブスク代や、ゲームの課金にも注意し、苦しくても5%は貯蓄を。

夫婦2人と高校生の子どもがいる家庭

子どもが使うお金が増える!なんとか踏ん張って。

高校生は行動範囲も拡大。通学用の交通系ICカードへのチャージなど、"子どもが使う財布"も増えます。部活費などの負担も増しますが、貯蓄をゼロにしないで乗り切って。

子どもがいない/子どもが巣立って夫婦2人の家庭

グッとゆとりが。暮らしを楽しみつつ貯蓄もしよう。

子ども費がなくなると、一気にゆとりが!今まで我慢してきたからと、羽目をはずさないように注意。楽しく使いながら、老後資金をしっかり貯める家計が理想です。

わが家の黄金比率と理想の金額を書いてみよう!

黄金比率を参考に、わが家の理想の予算を算出してみましょう!

※この黄金比率は、月収(手取り)が30万円で、夫(会社員)、妻(パートまたは専業主婦)、子ども1~2人の家族を想定し算出しています。子どもの年齢は「第1子」が当てはまる表を見てください。

※本書は『サンキュ!』17年3月号~ 22年11月号に掲載された記事を抜粋、加筆、再編集しています。読者やサンキュ!アンバサダーの名前、年齢、家計などについての情報は、取材当時のものです。それ以外の情報は特別な表記がない限り、2022年12月21日時点のものになります。
※名前は本人の希望により仮名を使用している場合があります。
※月収、年収は手取り額、ボーナスは年間の手取り額で記載しています。
※投資には元本保証はありません。損失のリスクも検討し、自己責任のうえで行ってください。

参照:『サンキュ!』2023年3月号「お金のきほんがわかる本」より。掲載している情報は2023年1月現在のものです。監修/畠中雅子 編集/サンキュ!編集部

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