家族の休暇、夕日のビーチで走る幸せな家族。熱帯のビーチで幸せな家族のバックビューと側面に車。

今、お得に旅行するために必要なこととは? 安く行きたいところへ行くポイントを節約のプロが解説

2023/04/15

今年はしばらくいけなかった旅行に家族で行きたい、と考えている人は多いのではないでしょうか。実際、国内外の旅行者が急増しており、どこも混み始めて価格が上がり、予約が取りにくくなってもいます。節約アドバイザーの丸山晴美さんに、今、お得に上手に旅行するポイントを聞きしました。

なお、今回ご紹介する情報はすべて2023年4月時点の取材情報を基にしています。

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て...

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みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。

お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます。でも経済に関するお金の情報は、ちょっとむずかしいですよね。私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。今回のテーマは「お得に旅行する法」!

お得に旅行するには「早め早めの行動」が基本

テーマーパークや遊園地に行けば長い行列ができており、コロナ以前に少しずつ戻っていると言えるでしょう。

しかし、コロナ禍のすいた状況に慣れ、混雑した中での上手な旅行の仕方を忘れてしまっている人も多いようです。物価の高騰も続く今だからこそ、お得に旅行するポイントを改めて押さえておきましょう。

お得に旅行する上で大事なのが、「予約ができるものはできるだけ早く予約する」ことです。乗り物もホテルも遊び場も、早めに予約をすることで「早割」や「クーポン」などの特典を利用できる可能性が大きくなります。

節約しながら上手に遊ぶなら「早め早めの行動」が基本です。

ざっくりな予定ではなく、1日ごとの具体的な旅程表作成を

早めに行動するには、旅行の計画を早く立てること。「○月に○○に遊びに行く」というざっくりした計画ではなく、「○月○日から3泊4日で○○に行く」と具体的に決め、さらに1日目はどこに行くか、2日目な何をするかなど、日ごとの旅程を細かく作るのがポイントです。
旅程表は、インターネットで無料のテンプレートなどをダウンロードできますので活用しましょう。

その際、トイレ休憩のタイミングや場所などもあらかじめチェックしておくと、移動などがスムーズにできます。アクティビティや食事をするお店を含め、予約できるところは予約しておきましょう。
旅程表に店名、予約時間、電話番号を記入しておくと、トラブルなど困った時にすぐに対処できるのでおすすめです。

旅程表を作らず、「行ってから決めればいい」などと思っていると、「予約してなかったから入れなかった」「無駄に歩き回って疲れたから、明日は午後から……」ということになりがち。これでは時間もお金もロスしてしまいます。

とはいえ、仕事の都合などで近くならないと予定がわからない人もいるでしょう。そういう場合は、旅行サイトやホテルなどの「直前割」や「キャンセル待ち」を利用するのも手。

ただし、すべての宿泊施設や観光スポットが直前割やキャンセル待ちを利用できるわけではありません。「利用できるところの中から旅行場所を選び、決めたらすぐに旅程表を作って手配する」という柔軟性とスピードが必要です。
もちろん、行き当たりばったりのふらり旅が好きという人はそれでもOKですよ。

「国立・国定公園」は子連れ旅行の意外な穴場スポット

子どもが小さい場合は、混んでいる観光スポットよりも、ゆったり遊べる場所の方が旅行しやすいことが多いもの。そういう時に私がよくおすすめするのが「国立・国定公園」です。

現在日本には、国立・国定公園が約90カ所もあります。国立公園は国が、国定公園は都道府県が管理している公園で、どちらも日本の景勝地の中でも特に傑出した地として指定された自然公園。美しい自然に加え、ハイキングコースやアスレチックなどがあるところも多く、子どもから大人まで楽しめます。

国立・国定公園の多くは駐車場が大きく、休日でも安心。テーマパークなどに比べて入場料も安く、子どもの日などはさらに割安になる場合もあります。

しかも「飲食物持ち込みOK」のところが多数。お弁当を作って持っていけば、安くて充実した旅行を楽しむことができます。

ただし、敷地が広大なので、トイレの場所は必ず先にチェックしておきましょう。5月を過ぎると日差しが強くなるので、ランチタイムには屋根のある場所がすぐ埋まってしまいます。早めにそこを確保しておくのも国立・国定公園を上手に楽しむポイントです。

水遊びができる場所のある国立公園なら、子どもに水着を用意しておいてあげるといっそう楽しめます。

多くの人が久しぶりの旅行となる今年。早めの計画と予約、そして行き先を工夫して、お得に充実した旅行を楽しみましょう。

教えてくれたのは・・・

丸山晴美さん

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て2001年、節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザーなどの資格を取得。身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどを、テレビやラジオ、雑誌、講演などで行なっている。著書は「シングルママの『お金に困らない』本」(徳間書店)、「50代から知っておきたい!年金生活の不安、解消します」(共著)(幻冬舎)、「お金を活かす ハッピーエンディングノート」(東京新聞)など多数。

取材・文/かきの木のりみ

 
 

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