買い方、使い切り方、保存法、etc. 食費を家計の14%(理想の比率)に収めるための知恵と裏ワザ
2024/03/05
止まらない食材の値上げに、「食費を14%に収めるなんてムリ!」という方も多いのでは?そんな時代でも、食材の使い切り方・保存法・買い方を工夫して食費を抑えている達人たちに、秘蔵テクを聞きました!
【使い切り方】生鮮食品がなくても、長持ち野菜と常温・冷凍食材があれば4日間は生きられる!
<教えてくれた人>
サンキュ!アンバサダー 川﨑みささん(広島県 38歳)
【食費】月3万6000円
【買い物頻度】10日に1回
【家族構成】夫(39歳)、長女(11歳)、長男(5歳)
冷蔵室は空でSTART
玉ねぎとピーマン、常温&冷凍食材しかない!
1日目
冷凍の鶏挽肉を炒め玉ねぎとピーマンの塩炒めをのせた鶏そぼろ丼定食!
2日目
冷凍のさばの塩焼きと、乾物をフル活用したみそ汁で食べ応え満点!
3日目
ご飯の素で作ったひじき五目ご飯で彩り華やか!冷凍の鮭は焼き、酢玉ねぎのせに。
4日目
ホケミで作ったスコーンと即席トマトスープでカフェ風メニューが完成!
長持ち野菜と常温・冷凍食材を組み合わせるワザは、海上保安官時代に身に付けたスキル。「冷蔵室が空っぽ=食べ物がない」は勘違いで、冷凍室とパントリーにある食材で、買い物に行かずとも数日は暮らせます。ポイントは、使い回しやすい常温食材を多めに持っておくこと!
川﨑さんおすすめ!ストックすれば買い物が10日に1回になる常温食材
□ ご飯の素(五目ちらしなど)
□ 即席スープ
□ ツナ缶
□ 塩昆布
□ 切り干し大根
□ 野菜ジュース
□ 魚肉ソーセージ
□ ホットケーキミックス
□ レトルトのミートソース
□ 乾燥ひじき
□ 乾燥わかめ
□ お餅
□ なめたけ
□ フルーツ缶
「使い回すので、家族好みの味を選んでいます(川﨑さん)」
豆腐から作る大豆ミートで「肉がない!」日も買い足しいらず
<教えてくれた人>
食材キープの達人 サンキュ!アンバサダー せゆママさん(広島県 38歳)
【食費】月2万5000円
【買い物頻度】週1回
【家族構成】夫(36歳)、長女(10歳)、二女(7歳)
家計お助け食材の豆腐は、ひと手間加えるだけで大豆ミートに変身!そぼろ丼や麻婆豆腐、キーマカレーなどに使います。
冷凍した豆腐をレンチンしポロポロに炒めて味付けすれば完成!
余った半端野菜は自家製ミックスベジタブルにすれば何にでも使える!
<教えてくれた人>
メディアにひっぱりだこのカリスマ節約主婦 サンキュ!アンバサダー 海老原葉月さん(千葉県 37歳)
【食費】月2万3000円
【買い物頻度】週2回
【家族構成】夫(43歳)、長男(11歳)、二男(8歳)
残った野菜の端くれを、まとめてハンディーチョッパーで細かくして、自家製ミックスベジタブルに。細かく切ればギョウザの具、大きめに切ればスープの具など色々使えます。
【保存法】肉は200gずつ、うすーーく冷凍!野菜は鮮度保持袋に入れて7日間以上おいしさキープ!
<教えてくれた人>
せゆママさん
生鮮食品は、いかにおいしく長持ちさせるかが勝負。豚肉は200gずつ薄くして冷凍すると、急速冷凍されて新鮮なまま保存できます。またメイン料理は肉の分量が200gのレシピが多いので、使い勝手も◎。野菜は鮮度保持袋に入れておくと、1週間は新鮮でおいしく食べられます。
鮮度保持袋はホームセンターで購入。
野菜は種類ごとに鮮度キープ方法が違う!
大根は茎を切り落とす。
大葉は濡らしたキッチンペーパーで挟む。
【買い方】底値の店で買うため週3で食材別にまとめ買い!
<教えてくれた人>
歩く“お得情報”アンテナ主婦 『サンキュ!』読者 mihoさん(愛知県 34歳)
【食費】月3万5000円
【買い物頻度】週3回
【家族構成】夫(38歳)、長男(9歳)
一時期は毎日のように近隣のお店に通い、お得情報をチェック。その結果、食材や曜日ごとに安いお店が分かり、月曜はドンキ、木曜はスーパー、土曜は青果店やドラッグストアとできるだけ買い分けるようになりました。業スーで月に1回冷凍おかずも買い、外食予防もしています。
mihoさんのお店別底値買いリスト
【月】
◆ドン・キホーテ
牛乳・お菓子・調味料・お酒・インスタント食品
【木】
◆スーパー
肉・魚
肉は精肉店で買うことも
【土】
◆青果店
野菜・フルーツ
◆ドラッグストア
肉加工品(ベーコンなど)
mihoさん直伝!まとめ買いに狙い目な日は?
■お客様感謝デーなど、サービスデーの翌日
仕入れ数が多く余った生鮮食品が翌日に割引されやすい。
■精肉店の29(ニク)の日
安い上に鮮度がいいので長持ちして、結果的にコスパ◎。
参照:『サンキュ!』2024年3月号「シン・家計黄金比」より。掲載している情報は2024年1月現在のものです。構成・文╱前田菜々子(風讃社) 編集/サンキュ!編集部