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知らないと損をする!住宅ローンだけじゃない、家を買ったあとにはかかるお金

2024/04/20

知らないと損をする!保険や税金、修繕費って、いつ、どれくらい必要?家を買ったことで一安心しがちですが、実はそのあとにも結構な費用がかかるもの。家を買ったあとに必要になるお金の情報をお届けします。

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家を買ったあとにはこんなお金がかかります!住宅ローン

不動産の見積もりを取るアジアの女性
mapo/gettyimages

60歳以降は、再雇用があっても収入は減るので、住宅ローンが残っていると生活が苦しくなります。可能な限り、定年退職前に(難しくても65歳までに)完済できるよう、プランを見直すことが大事です。

家を買ったあとにはこんなお金がかかります!保険

カップルの手のひらにミニチュアの家
flyingv43/gettyimages

火災保険、地震保険は、どちらも保険期間が最長5年なので、その都度更新が必要です。更新前に、比較サイトや来店型保険ショップで見積もりを取り、比較検討して選びましょう。地震保険の世帯加入率は、3世帯に1世帯程度ですが、加入しないと、地震での被害に備えられません。

家を買ったあとにはこんなお金がかかります!税金

木造の家とコイン スタックと木製のテーブルの上にペン電卓。不動産投資、住宅抵当金融の概念
marchmeena29/gettyimages

「新築住宅に係る税額の減額措置」により、固定資産税が3年間(マンション等は5年間)※、2分の1に減ります。減額措置期間がすぎると、従来の固定資産税の金額に戻るので要注意。税金用の予算も増額に合わせて準備を。

※耐震性や耐久性等に優れた「認定長期優良住宅」の場合は、5年間(マンション等は7年間)、2分の1に。

家を買ったあとにはこんなお金がかかります!修繕費

ホームオブジェクトと財布。
years/gettyimages

一般的には築10年をすぎると、設備や外装、内装などの劣化が現れてきます。傷みがはげしくなると修繕費も高くつくので、早めの対処が大事。下記の表を参考にして、修繕の計画を立て、費用を備えておきましょう。


●家の修繕の時期と金額の目安
築年数:5~10年
→ベランダの防水塗装/10万~40万円

築年数:8~10年
→ガス給湯器の交換/10万~30万円

築年数:10~15年
トイレの部品、配管/10万~40万円

築年数:10~20年
→屋根の補修・塗装/10万~100万円
 外壁の補修・塗装/60万~150万円
 キッチンのパーツ交換/10万~40万円

築年数:15~20年
→洗面所のパーツ交換/10万~40万円
 ドア・引き戸の修理/30万~60万円

監修:リフォーム会社紹介サイト「ホームプロ」
リクルートグループが運営し、80万人以上が利用。リフォームの条件や予算を登録すると、一定基準をクリアーした地元のリフォーム会社を無料で紹介してくれる。https://www.homepro.jp/

こんな出費も!家電・車買い替え費

壁の背景に部屋に家電器具のセット。
Grassetto/gettyimages

家の設備や外装、内装だけでなく、家電や車も経年劣化で買い替えが必要に。いずれも大きな出費になるので、いざ壊れたとき資金繰りに困らないよう、年間で積み立てしておくと安心です。


※紹介している情報は、24年2月27日現在のものです。

<教えてくれた人>
ファイナンシャル·プランナー 畠中雅子さん
住宅ローン、教育費、老後資金など、幅広いお金の情報をわかりやすく解説。著書に『70歳からの人生を豊かにする お金の新常識』(高橋書店)など多数。

参照:『サンキュ!』2024年5月号「家を買ってからかかるお金を軽くする方法」より。掲載している情報は2024年3月現在のものです。構成・文/宮原元美 編集/サンキュ!編集部

 
 

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