【レシピ】マンネリ料理をやめると野菜嫌いを克服?野菜がおいしく食べられるコツ
2024/04/02
調理師・やさい研究家の越野美樹です。
今回は、苦手な野菜を克服できる、3つのコツをお伝えします。
子どもが野菜嫌いなのは、実は大人のマンネリ料理が原因かも?子どもが野菜をおいしく食べられるコツをつかんでいきましょう。
野菜を食べない理由はマンネリ?
お子さんが野菜嫌いで困っていませんか?野菜が嫌いな理由は、いくつかあります。
・野菜の見た目が苦手(大きすぎる・形が嫌いなど)
・野菜の食感が苦手(かたい・筋があるなど)
・野菜の味が苦手(苦い・酸っぱいなど)
苦手な野菜を克服するには、3つのコツが必要です。
・切り方を工夫する
程よい大きさや形に切る、筋があるなら筋を断ち切る方向に切るなど。
・調理法を工夫する
煮た柔らかい食感が苦手なら揚げる、生のシャキシャキ食感が苦手なら炒めるなど。
・調味料を工夫する
和風の味つけが苦手ならマヨネーズやケチャップを使う、ニンニクやニラなどの香味野菜を使うなど。
同じ食材の場合、いつも同じ切り方や調理法、調味料を使ってお料理していませんか?
お子さんが野菜のどんな形や調理法、味つけが苦手なのかよく観察してみましょう。
野菜の切り方×調理法×調味料の3つがお子さんにマッチすれば、おいしく食べられます!
ワンパン!鶏肉団子の甘酢あんかけのレシピ
子どもが大好きな肉団子にたっぷり野菜を加えました。
今回は鶏ひき肉から手作りしていますが、市販の肉団子を使ってもOK!
材料(4人分)
鶏ひき肉 200g
ニンニク 1片
玉ねぎ 1/2個
にんじん 1/4本
じゃがいも 1個
ごま油 大さじ1
本みりん 大さじ1
ケチャップ 大さじ2
醤油 小さじ1
A片栗粉 大さじ1
A水 大さじ1
乾燥パセリ 適量
作り方
1.ニンニクは粗みじん切りにする。玉ねぎとにんじんとじゃがいもは1cm角に切る。じゃがいもは水にさらして水気を切っておく。
2.ボウルに鶏ひき肉を入れてよくこね、小さめの一口大に丸める。
3.フライパンを弱火で熱して1を入れ、炒める。
4.水200ml (分量外)を加えて中火にし、2を入れる。
5.5分ほどして鶏肉がかたまったら、本みりん、ケチャップ、醤油を入れる。
6.水気がほとんどなくなったら、Aを混ぜて鍋肌から加え、全体になじませる。
・肉団子は早く火が通るように小さくまるめることで、時短で仕上がります。
・野菜は小さめに切ることで、存在感が小さくなり、食べやすくなります。
・仕上げに乾燥パセリを加えても!
野菜を残さない献立の立て方
毎日の献立、何にするか悩みますよね?
毎日の献立もまた、野菜の切り方、調理法、調味料を意識すると、バリエーションが豊かになります。
切り方:千切り・角切り・小口切り・乱切りなど、いろいろな形を意識し、また大きさをさまざまにしてみましょう。
調理法:なまものはお弁当には衛生的にオススメしませんが、ゆでる、煮る、焼く、炒める、揚げるなど、いろいろな調理法を使いましょう。
調味料:たとえば全て醤油味だけにせず、基本調味料の「さしすせそ(砂糖などの甘味料、塩、酢、醤油、味噌)」を使い分けましょう。バリエーションを広げたい時は、それ以外の調味料や香味野菜もプラスしてみましょう。
子どもが野菜嫌いなのは、実は大人のマンネリが招いているかもしれません。
うちの娘が小さい頃、大根のおみそ汁が苦手だったのですが、ごく細い千切りで塩味のスープにしたところ、たくさん食べてくれました。また、かぼちゃの煮物は苦手でも、マッシュサラダは大好物!
野菜嫌いは、ちょっとした意識を持つと、克服できますよ!お子さんが食べられる切り方・調理法・調味料をみつけてくださいね。
記事を書いたのは…越野美樹。基本調味料でおいしさを引き出すやさい料理家、調理師。ワンオペ・フルタイムでも作れる簡単・時短やさい料理が得意。講談社コクリコ、ケノコト、ポラン宅配、Nadiaなどでレシピやコラムを執筆しています。
※IHクッキングヒーターをご使用の場合は、説明書を確認し、指定の油量を必ず守って調理してください。