知っておくともっとお得に!ふるさと納税最新TOPICS4つ
2024/08/26
家計のやりくりにとって、今や欠かせない要素となっている「ふるさと納税」。普通に返礼品を選ぶだけではもったいない&知っておくともっとお得になる!ふるさと納税の最新TOPICSをお届けします。
<教えてくれた人>: ふるさと納税プランナー 森口恵美
Webサイト「ふるさとメモ」編集長で、ふるさと納税歴15年。テレビや雑誌でも活躍。インスタグラムは@furu...
ふるさと納税は何がお得?
ふるさと納税で自治体に寄付をした合計金額のうち、2000円を超える分は翌年に所得税及び住民税の控除※が受けられます。つまり、実質の自己負担額は2000円のみ。節税になり、家計の助けに!
※1年間で寄付できる上限金額、控除を受けられる金額は、家族構成や収入によって異なります。「控除額上限シミュレーション」ができるサイトで事前に確認を。
知っておくともっとお得に!ふるさと納税最新TOPICS
ただ普通に返礼品を選ぶだけではもったいない!ポイントなどのお得が増えたり、お楽しみの内容が広がる最新情報をふるさと納税プランナーの森口さんに教えてもらいました。
1 ふるさと納税の新規サイトが続々登場。キャンペーンも充実
例えば、旅行会社、交通会社が運営しているサイトは旅行系の返礼品が充実しているなど、サイトの特徴が細分化しているそう。「各サイト独自のキャンペーンも行っているので、上手に活用すれば、節税以上のお得に!」。
【注目のふるさと納税サイト】
★旅行系に強い
・ふるぽ(JTBが運営)
・JRE MALL(JR東日本が運営)
★マイルがたまる
・ANAのふるさと納税
・JALふるさと納税
2 イベントやフェスなど、体験型返礼品が増加
「コロナの収束後、宿泊券などの旅行系のほか、花火大会や夏フェス、演劇などの体験型チケットの返礼品が増えています」。レジャーも返礼品でまかなうのが今どきです!
3 「ポイント制ふるさと納税」を利用すれば、現金負担なし!
返礼品の寄付金額に応じて、各サイトで独自のポイントがたまるサービスを実施。「ポイント還元率アップキャンペーンを利用するとよりお得!たまったポイントで寄付をすることもできるので、現金の負担が軽くなります」。
※25年10月から、独自のポイントを付与する仲介サイトを通した自治体への寄付が禁止になる予定。今後、各サイトのポイント制が変更になる場合があります。
4 「電気」も返礼品としてもらえる。再生可能電力でエコに
電気料金の高騰で注目されているのが、電力の返礼品。「太陽光発電や小水力発電など、自治体の地域内で発電された再生可能エネルギーに限定され、指定の電力会社との契約が必要などの条件がありますが、切り替え予定がある人は利用してみてもいいでしょう」。
【電力の返礼品がある主な自治体】
「定額減税」はふるさと納税の納税上限額に影響なし!
ふるさと納税の上限額は、定額減税の額を控除する前(23年)の所得税額で決まるものなので、今年6月から実施されている定額減税が影響することはありません。
※掲載している情報は、24年7月1日現在のものです。紹介している返礼品は、寄付金額が変更になったり、申し込みが終了している場合もあります。
<教えてくれた人>
ふるさと納税プランナー 森口恵美さん
ファイナンシャル・プランナーで、Webサイト「ふるさとメモ」の編集長。ふるさと納税歴15年。テレビ、雑誌のほか、インスタグラム(@furusato.memo)でも最新のふるさと納税情報を発信している。
参照:『サンキュ!』2024年9月号「節約に効くふるさと納税」より。掲載している情報は2024年7月現在のものです。構成・文/宮原元美 編集/サンキュ!編集部