家計簿のスペシャリストが失敗しない家計簿のつけ方を伝授!STEP3つからはじめよう
2024/11/15
家計簿にモヤモヤを抱える読者6人が、家計簿のスペシャリストさくのんさんから、易しい家計簿のつけ方を教えてもらいました。付録の「1000万円貯まる手帳」を実際に使って行ったイベントをリポートします!
<教えてくれた人>
サンキュ!STYLEライター さくのんさん
7歳の女の子と5歳の男の子のお母さん。小学生の頃、初めてお小遣い30円をもらった時から小遣い帳をつけてきた、自称「生きる家計簿」。口ぐせは、「もったいない」。
※イベントでは昨年の付録の「1000万円貯まる手帳」を使用しているため、今月号の付録とはデザインが少し異なります
STEP1 目標をみんなで書いてみた!
目標は、「何のために」「いくら」「いつまでに」貯めるのかを具体的に意識して決める。
家計簿は、つけることが目的ではありません。教育費として10年で1000万円貯めようなど、目標をもつことが大事。目標があると毎月の貯蓄額が決まり、達成するためには何を削ればよいかなどやるべきことがはっきりします。
STEP2 特別出費についてわかった!
赤字の原因になる特別出費を年に一度洗い出す。
税金や帰省費用など、ふだんの生活費以外の出費が特別出費。毎月の生活費から出そうとすると予算がくずれるため、年間で必要な額を12で割り、毎月の予算に組み込んで貯めておくと安心。
STEP3 集めたレシートで家計簿をつけてみた!
つける項目とルールが決まれば、家計簿は9割完成!
まずは、使ったお金を仕分けする項目を決めます。さくのんさんは、食費、レジャー費、小遣い、その他に分けていますが、項目は決めずに「週2万円でやりくり」「店別にやりくり」といった方法でもOK。一番ラクな方法を選び、家計簿は週1~2回つけるなどマイルールを決めます。
出費を本気で管理したいなら、カードを減らすかやめてみる。
家計簿のつまずきポイントといえばクレジットカード。使った日と引き落とし日がズレる、家計簿をつけるタイミングに悩む、使った実感がわかないなど様々な問題が。管理をシンプルにしたいなら、カードは持たないか1枚にするのが吉!
みんなの家計簿のお悩みQ&A
「続かない」「時間がない」……。さくのんさんが、みんなのお悩みに答えます!
Q 忙しいし、家計簿をつける気になれません
A 家計簿タイムをイベントに
いつもよりちょっといいおやつや飲み物を用意して、テンションをアップ。「終わったら食べよう!」と思うと、やる気が出ます。
Q 細かくつけ過ぎて挫折……
A つけることを目的にしてはダメ
項目はざっくりと分ければいいし、予算がたりない月は前月までの繰越金を使うなど、大らかな気持ちでつけてみよう!
Q 家計のムダの探し方がわかりません!
A 買ったけど使っていない物(ムダ)はない?
買い過ぎて食べ切れなかった食品はないかなど、レシートを見ながらムダをチェックし、改善していくことが大事です。
イベントを終えて……
キャンペーンに魅かれて契約したカードが何枚もあるけど、使うのは1枚にするように気をつけます(Yさん)
何となくお金を貯めてきたけど、目標を見つけなきゃ!と切実に思いました(Uさん)
特別出費について考えたことがなかったので、年間いくら必要か計算してみます!(Hさん)
参照:『サンキュ!』2024年11月号「貯まる家計簿の書き方、教えます!」より。掲載している情報は2024年9月現在のものです。撮影/林ひろし 取材・文/渡辺ゆき 編集/サンキュ!編集部