レビュー評価の高さやなんとなくの印象で買い物してしまうと、気づけば家計にムダが積み重なります。お金を貯めたいと思っていても、ちょっとした習慣が出費を増やす原因に。
そこで今回は、節約×投資主婦のおこめが「貯まらない人」がやってしまいがちな買い物習慣を3つ紹介します。

1.高評価レビューだけ読んで買う
SNSで話題の調理家電や便利グッズを見て「ほしい」気持ちが高まり、つい高評価レビューばかりチェックしてしまうことはありませんか。気持ちが盛り上がっているときほど、「買う理由」ばかり集めてしまいがちです。
しかしポジティブな意見だけで判断すると、購入後に「管理や手入れがめんどくさかった」「思ったより使わなかった」など、後悔することも。そこで重要なのが、低評価レビューにも目をとおし、デメリットや弱点も理解してから判断することです。
メリットとデメリットをバランスよく知ったうえで本当に必要かを冷静に見極めることで、買い物の満足度を高めることができますよ。
2.「なんかよさそう〜」で買う
健康効果をうたう食品やダイエット食品、さらには投資商品など、「なんかよさそう」という直感だけで選んでしまった経験はありませんか。勢いで買ったものの、期待した効果が得られずガッカリ…というのはよくある話です。
大切なのは「仕組みはどうなっているのか」「どんな効果が期待できるのか」「根拠やデータはあるのか」といった点を、自分なりに理解してから選ぶこと。
筆者自身も投資を始めたころに「なんとなく」で攻めの運用をする投資信託を選び、成果につながらなかった経験があります。納得して選んだものなら、うまくいかない時期があっても継続しやすいですし、「買わなけりゃよかった」という失敗も減らせるでしょう。
現在は、米国や全世界の指数(インデックス)に連動する投資信託に切り替えたことで、手数料を安く抑えながら、着実に増やしています。
3.思考停止で買い続ける
柔軟剤やディフューザー、定額制サービスなど、一度買い始めると「なくなったから買おう」「とりあえず続けておこう」と何も考えずに支払い続けてしまうことはありませんか。一回の支払いは少額でも、積み重なれば大きな出費になります。
そこで試してほしいのが、「あって当たり前だと思っていたもの」の見直しです。「本当に必要かな?」と立ち止まって考えたとき、「なくても平気かも」というものが見つかったら、試しにやめてみるのも一つの方法。
強いこだわりがなく「なくても困らない」と思えるものは、思い切って手放すことで家計のゆとりにつながります。浮いたお金を自分にとって心から満足できることに回すことで、暮らしの充実度も高まるでしょう。
冷静な判断が家計を助ける!
買い物の判断基準が「なんとなく」になっていると、必要のない出費が続きやすくなります。レビューや印象に流されず、自分にとって「本当に必要か」を立ち止まって考えることが、家計を守り貯蓄を増やす第一歩。
定期的にムダな支出を見直すことで、ラクにお金を貯めていきましょう。
■執筆/おこめ
夫婦で協力して節約×投資に励み、総資産4000万円を達成。元小学校教諭で男の子2人の母。週5でパート勤務をしながら「自炊は最強の副業」をモットーに日々自炊に勤しむ。インスタグラムは@ocome_money_life
編集/サンキュ!編集部