季節の変わり目は、家計の見直しにぴったりのタイミング。特に9月は、夏の慌ただしさが落ち着き、暮らしを見直す余裕が出てくる時期です。
「家計の見直し」=「大変な作業」と思われがちですが、実は“今の暮らしに合っているか”をチェックするだけでも、ムダを減らし節約効果が出やすくなります。
今回は、ぜひ秋にやっておきたい「家計の衣替え術」を5つご紹介。教えてくれたのは、株式会社エイチームフィナジーが運営する、保険の比較やFPへの無料相談ができる総合保険サイト「ナビナビ保険」の編集部です。

1.「使っていないサブスク」の棚卸し
毎月自動で引き落とされるサブスク(定額サービス)は、つい放置しがち。動画配信・音楽・レッスン・アプリ・クラウドストレージなど、すべて一度書き出して家族で「本当に今必要?」と話し合ってみましょう。
見直しのコツは、“使っていないもの”ではなく“なくても困らないもの”を基準に考えること。
すぐに解約できない場合は、次回更新日をカレンダーに記入してリマインドしておくのがおすすめです。
2.“家の中の定期支出”にも目を向ける
化粧品・サプリ・調味料などの便利な定期購入サービス。実は使い切れずにたまっていませんか?
1カ月ストップしてみても困らなかったものは、“今は必要ない支出”のサインかも。思い切ってキャンセルしてみる・スキップを入れてみるだけで、1カ月の支出がグンと減るケースもあります。
3.秋に備えて「通信プランの見直し」
夏は夏期休暇もあり、動画視聴や帰省先での利用でデータ通信量が増えやすい時期。その流れのまま大容量プランに入っていませんか?
9月はデータ使用量が落ち着く家庭も多いため、契約しているデータ通信量を最適化したり、格安SIMへの乗り換えを検討したりする好機です。
乗り換えシミュレーションサイトを活用したり、不要なオプションを外したりするだけでも意外と通信費はカットできます。
4.“保険料の払い過ぎ”を一度チェック
生命保険は一度入ったらそのまま…というご家庭も多いのでは? でも、子どもの成長や家族構成、収入の変化に合わせて、必要な保障も変化します。
「入院の保障が重複していた」「必要以上の保障があった」など、見直すと無駄が見つかることも。まずは、保険証券をすべて出して「今のライフスタイルに合っているか」をチェックすることから始めましょう。
5.「家計の衣替えシート」で一括管理
細かく考えるのが苦手な方には、「家計の衣替えシート」形式でのチェックリスト管理がおすすめ。以下のような項目を設け、整理してみるのがおすすめです。
< 項目例>
・使っていないサブスク一覧
・保険証券の保管場所と保障内容
・通信プランの契約内容と見直し時期
・定期購入している日用品
・この秋やめてよかった支出メモ など
紙でもスマホのメモでもOK。「気づいたら見直す」きっかけをつくるだけで、ムダ遣いは自然と減っていきます。
まとめ:家計整理に絶好なタイミングを見逃さないで!
家計の見直しは、洋服の衣替えと同じように、「今の自分たちに必要なもの」を選び直すこと。
9月は涼しくなり気持ちにゆとりが生まれる時期だからこそ、家計にとっても絶好の“整理タイミング”です。
まずはひとつ、チェック項目をやってみるだけでも効果を感じられるはず。無理なく、そして賢く、秋の家計を整えていきましょう。
■執筆・・・「ナビナビ保険」編集部
株式会社エイチームフィナジーが運営する、保険比較・FPに無料相談できる総合保険サイト「ナビナビ保険」の編集部。生命保険や資産形成をはじめとするお金についての幅広い悩みを解消するべく、専門家監修のお役立ち情報を正確にわかりやすく発信しています。