「節約=我慢」と思っていませんか?
たしかに、無駄遣いを減らすのは大切ですが、貯金上手さんほど“お金を使わないこと”よりも、“どこに使うかを選ぶこと”を大切にしています。
無理な節約はストレスが溜まり、続きません。
大事なのは、「自分や家族が心地よく暮らせる範囲で、上手にお金をコントロールすること」。
今回は、1,000万円の貯金に成功した貯金上手になれたちぇそが教える“やらない”節約術5選をご紹介します。
なんでも100均で済ませる
「節約=とりあえず100均で買う」はもう古いかも?
もちろん便利で優秀な商品も多いですが、日常的に長く使うものは、少し値が張っても“良いモノ”を選ぶ方が結果的にコスパがいいんです。
たとえばキッチン用品や収納グッズなど、壊れやすい物を何度も買い替えるより、丈夫な物を1つ買うほうがトータルで節約になります。
「安さ」より「長く使えるか」で選ぶのが、賢いお金の使い方です。
スーパーのはしごをする
数十円の差を求めてスーパーを3軒まわる…そんな経験ありませんか?
でも、時間もまた“大切な資産”。
移動や比較にかかる時間・ガソリン代を考えると、むしろ損していることも。
貯金上手さんは「最安値」より「効率」を重視します。
浮いた時間で休息を取ったり、副業や家計管理の時間に充てた方が、長い目で見ればずっとお得です。
自己投資を削る
「節約中だから勉強や習い事は我慢しよう」と思うかもしれません。
でも、”知識やスキルへの投資は“将来の収入を増やす節約”です。
資格の勉強、読書、セミナーへの参加など、今の自分にプラスになることには思いきってお金を使うのが◎。
お金を「減らす節約」だけでなく、「増やす節約」を意識してみましょう。
複数のポイントを貯める
ポイントカードをたくさん持っていると、“貯めている気分”にはなりますが、実際は管理が大変で、ポイントが分散してしまうことも。
本当に使うお店やサービスに絞って貯めるほうが、ポイントの威力はぐっと上がります。
貯金上手さんは、使うポイントを厳選し、定期的にチェック。
“使わないポイント”をためる時間も無駄遣いの一つと考えています。
旅行や外食を我慢する
「節約のために旅行も外食もガマン!」――そんな時期も必要かもしれません。
でも、家族との時間や心のリフレッシュは、暮らしの“豊かさ”を支える大切な投資です。
家族での外食や旅行は、単なる出費ではなく“心の貯金”。
ストレスをためずに前向きに節約を続けるためにも、「楽しむお金」を計画的に使うのが、長く続く節約術です。
まとめ
節約とは、お金を使わないことではなく、“どこに使うかを選ぶこと”。
「我慢」よりも「選択」を大切にすることで、ムリなく、楽しく貯金体質が身につきます。
今日からは、「これは自分にとって本当に価値がある支出?」と問いかけながら、お金を使ってみませんか?
その一つひとつの選択が、きっとあなたの未来を豊かにしてくれます。
■執筆/ちぇそ
シングルマザーとして息子2人を育てながらFP資格取得・1,000万円貯金を達成。節約を中心とした家計管理が得意。
Instagramは「@single_cheso」。
編集/サンキュ!編集部