老後に"あってよかった～！"と思う「ちょいたし貯金」

必ずやってくる老後の暮らし。年金生活になったら、「急な出費」は今以上にコタえます。月数千円でも、続ければまとまった額に。コツコツ貯めた自分に感謝する日がきっと来るはず！20年間、毎月貯めておくと安心♪

＜教えてくれた人＞
ファイナンシャル・プランナー　畠中雅子さん
老後の住み替えや家計相談など、高齢期のお金に詳しいベテランFP。その実践的なアドバイスはセミナーや各メディアで大人気。『貯金1000万円以下でも老後は暮らせる！』（すばる舎）など、著書も多数。

15年に1回は必要！家電の買い替え代【月3000円】

老後も冷蔵庫、洗濯機、テレビ、エアコンなどを定期的に買い替える必要が。少しずつでも積み立てておけば、最新の省エネ家電もケチらず選べ、負担も電気代も減らせます。

1本当たりが高価！インプラント代【月3000円】

最近は入れ歯より、人工の歯を埋入するインプラントが人気。1本30万円以上はしますが、糖尿病などは歯から始まるともいわれます。「買える健康」と思えば貯める価値あり。

水まわり中心に必要不可欠！家のリフォーム代【月5000円】

トイレ10万～20万円、浴室100万円、キッチン200万円が代金の目安。家も老朽化するので修繕費用は必須です。老後のローンを避けるために、月5000円は頑張って。

夫婦で！女友達と！リタイア後の旅行代【月1000円】

楽しみに使うお金もぜひ積み立てて。月1000円でも20年で24万円も貯まり、思い出に残る豪華な旅を楽しめます。必要経費と分けて用意しておくことで、心置きなく使えますよ。

通院などに必要！運転免許返納後の交通費【月1000円】

車を手放すと、買い物や通院の"足"はバスや電車、自治体の送迎サービスなどになります。小回りのきくタクシーに頼ることも増えるので、少しずつ積み立てておくと安心。

治療費が高額になる可能性も。白内障の治療代【月1000円】

目の老化現象である白内障の発症率は、60代から上がり、70代では8割以上とも。治療の一部は保険がききますが、レンズによては50万円以上に。備えあれば憂いなしです。

遊ぶことも健康には大事！老後の趣味代【月1000円】

お金がないからと引きこもると、足腰も衰えて不健康に。ランチや外出用にお小遣いをつくっておくと暮らしも充実します。習い事や、やってみたかった楽器の購入費に充てても。

参照：『サンキュ！』2021年8月号「50歳からでも間に合う!?老後のお金」より。掲載している情報は2021年6月現在のものです。構成／竹下美穂子　編集／サンキュ！編集部