乱れる前に整えればシンプルに貯まる!細かい計算が苦手な人のシンプルルーティン
2021/08/22
手元で管理するお金や財布の中を小まめにリセットする習慣をつくったら、家計がぐんとシンプルに!貯蓄が自然と右肩上がりになったというSさん。大事なのはタイミング。気になる習慣を教えてもらいました。
<教えてくれた人>
『サンキュ!』読者 Sさん(岐阜県 34歳)
夫、長男(5歳)、長女(2歳)の4人家族。結婚後、専業主婦に。体育大学で学んだ知識を生かしたダイエットテクを、Twitterで発信するのが趣味。
◎MONEY DATA◎
月収(手取り) 約30万円
ボーナス(年間・手取り) 120万円
年収(手取り) 約480万円
月貯蓄額 約10万円
年貯蓄額 220万円
総貯蓄額 1691万円
家計も家の中も、一度くずれるとどんどんくずれるから"整えるタイミング"をつくっちゃいました
独身時代、仕事一筋だったSさん。結婚後、家計管理、家事、育児など、やらなきゃいけないことの多さにパンクしてしまったそう。「何でもスマートにこなすママは憧れます。だけど、毎日は思いどおりに進むわけではないので、1日の中にたくさん"リセット"するタイミングをつくったんです」。リセット習慣のおかげで、家の中も頭の中も小まめに整えられるように。「家計管理もシンプルになり、貯蓄も順調です」というSさんの暮らしをご紹介します。
Sさんの1カ月の家計表
<収入>
月収(手取り) 約30万円
先取り貯蓄 5万円
<支出>
住居費 5万2000円
水道・光熱費 2万2000円
生命保険料 1万円
県民共済保険料 8000円
通信費 4500円
ガソリン代 8000円
食費 2万円
日用品費 8000円
レジャー費 5000円
医療費 3000円
子ども費 2万7000円
夫小遣い 2万円
妻小遣い 3000円
予備費 3000円
残し貯め 5万6500円
残っていると使っちゃうから 口座残高は全部貯蓄用口座に移す
【給料日前】
口座にお金があると、気が大きくなってよけいに使いがち。給料日前日に、残高を貯蓄用口座に移す習慣にしたら、月収内でやりくりするようになりました。
毎月、残高30万円から始められるからシンプル。
家計簿をつけたくないから やりくり費4万4000円を費目別ファイルに入れる
【給料日】
家計簿は、続かず挫折。給料日に、やりくり費予算を1000円札で下ろして費目別ファイルにIN。「今月あといくら使えるか」、見るだけで管理できます。
余った分は残し貯め!毎月からっぽからスタート。
つい、よけいなお菓子買っちゃうから 使う分だけ財布に入れる
【買い物前】
食材は、週に1回まとめ買い。買い物前にファイルから週予算5000円を出してからっぽの財布に入れれば、自然と優先順位が高い物から買い物ができます。
小銭数えるのは面倒だから 小銭が出たら全部貯金する
【買い物後】
お釣りで出た小銭は、数えるのが面倒だから全部貯金しちゃうことに。貯金係の子どもたちは楽しい、お金は貯まる、管理はシンプルになって一石三鳥!
お札はファイルに戻して財布の中をリセット。
毎日お金のことを考えたくないから 年に1回だけ何にいくらかかるか見直す
【年度末】
年度末に、来年度、家族にかかるお金を見通して各予算をリセット。年に1回だけ仕組みを見直せば、毎日お金のことを気にしなくても予算を守れます。
参照:『サンキュ!』2021年9月号「年100万円貯められる朝晩ルーティンでシンプルな暮らし」より。掲載している情報は2021年7月現在のものです。撮影/キムアルム 構成・文/出下真紀 編集/サンキュ!編集部