【大型家電を安く買う法】節約の専門家が教える「家電のベストバイ時期」と「さらに安くする値切りテク」

2021/09/22

家電の多くは10年前後使ったら買い替えどき、と言われています。しかし、洗濯機も冷蔵庫もテレビも、日常使いする家電には高額なものがたくさん。少しでも安く上手に買い替えたいものですよね。そこで、節約アドバイザーの丸山晴美さんに、家電を最も安く買えるタイミングと、効果的な値切り交渉テクを教えてもらいました。

なお、今回ご紹介する情報はすべて2021年9月時点の取材情報を元にしています。

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て...

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みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。

お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます。でも経済に関するお金の情報は、ちょっとむずかしいですよね。私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。今回のテーマは「賢い家電買い替えテク」!

家電を買い替えるベストタイミングは9〜10月!

家電とひと口に言っても、冷蔵庫や洗濯機などの「白物(シロモノ)家電」から、テレビやカメラなどの「黒物(クロモノ)家電」、パソコンやスマホなどの「デジタル家電」など、さまざまな種類があります。

白物家電はモデルチェンジが年1回あり、年末のボーナス商戦に合わせて10月頃から年末にかけて新商品が出るのが一般的です。どうせ買い替えるなら新商品と考えがちですが、実はそれはもったいない方法かもしれません。

というのも、最近の白物家電は高機能で、価格もどんどん高くなっています。一方、新商品が出ると、それまで売られていた商品は「型落ち」として価格が大幅に下がります。「型落ち」と言っても1年前は新商品だった物。機能に大きな差がない場合がほとんどです。

また、新商品は販売後に、開発段階では予期しなかったバグやエラーが出る可能性もあります。それを修正しつつ、改善を繰り返すことで、製品はより安定性を確保するのですが、その意味では新商品はガチャ的な要素も含んでいると言えるかもしれません。

これらを考えると、新商品より、去年新商品だった型落ち品の方がお得感が大きいと言えるでしょう。新商品が出る前の9月は、半期に一度の決算セールを行う家電量販店も多く、旧型となる商品が大幅に値下げされる可能性が大。この時期は、普段はあまり割引きされないテレビなどの黒物家電も、お買い得になる場合がよくあります。家電を買うなら9月〜10月に、型落ち品を狙うのがおすすめです。

店頭価格からさらに安く!上手な値引き交渉5つのコツ

皆さんは家電を買う際、値引き交渉をしますか?私はお店の人とやりとりが楽しいので必ずしますが、「値引き交渉はしたことがない」という方はけっこう多いようです。また、「家電量販店はもともと安いのだから値引きは無理」と思っている人も少なくありません。

でも、家電量販店でも決算セール時期でも、値引き交渉は可能です。せっかくよりお得に買えるチャンスですから、交渉のコツを知ってトライしてみてはいかがでしょう?

値引き交渉のコツ1:大物に小物を組み合わせて買う

家電量販店はさまざまなメーカーと取引をしており、全てのメーカーと良い関係を維持したいと考えます。そのため、どの商品を値引きしたのかを、あまりメーカーには知られたくないもの。

購入する商品が1つだけだと、値引きしたことがわかってしまうため、なかなか値切り交渉に応じてもらえません。複数購入する前提で交渉する方が、断然値引きしてもらいやすくなります。

大物家電を複数というのは大変なので、例えば、洗濯機と湯沸ポットと電子辞書など、大物と小物を組み合わせると良いでしょう。

値引き交渉のコツ2:名札をチェックして社員を狙う

家電量販店には、そのお店の社員だけでなく、メーカーから派遣された販売員がいることがよくあります。そうした派遣販売員は、そのメーカーの製品のプロなので、機能などを聞くのはおすすめです。でも、値引きを独断で決めることはできず、値引き交渉をしてもムダに終わる場合がほとんどです。

家電量販店では、胸に名札をつけている場合が多く、お店のスタッフか派遣販売員かは見ればわかります。名札をチェックし、交渉する場合は必ず家電量販店の社員の方に声をかけましょう。

値引き交渉のコツ3:必ず値引きの「目安」を示す

漠然と「安くしてほしい」と言っても、お店の方も困ります。必ず「目安」を用意して行きましょう。

一番わかりやすい目安は「競合店の値段」です。競合店のチラシや、「価格.com」など価格比較サイトの最安値を見せ、「この値段より下げてもらえませんか?」などと交渉するのが効果的です。

また、オンラインショップがある家電量販店の場合、店頭での販売価格と、オンラインショップでの販売価格が異なることがよくあります。オンラインショップの価格が店頭より安ければ、それを示すのもおすすめ。この方法は成功する確率はかなり高いでしょう。

値引き交渉のコツ4:値段だけにこだわらない

ひと口に値引きといっても、値段を安くする他に、ポイントを多くつける、関連商品をサービスする、設置量や配送料を割引くなど、いろいろな方法があります。値段を下げることだけにこだわらないことも、重要なポイントです。

たとえば、スマートフォンなどのデジタル家電は値引きがほとんど不可能ですが、場合によっては「値引きはできないけどSDカードをサービスします」など、関連商品を付けてくれることがあります。それほど欲しい物でなくても、お店の人もできる方法で交渉に応えているのですから、ゴネたりせず気持ちよく受けましょう。

値引き交渉のコツ5:お店の人と仲良くなり、引き際もきれいに

最後の交渉のコツは「相手と仲良くなる」こと。実はこれが最も大切なポイントです。

店員さんも人間ですから、当然、感情に左右されます。こちらに対して良い感情を持ってくれれば「何とかしてあげよう」と思ってくれますし、「ここまでだったら値引きできる」「値引きはできないけれどポイントアップならできる」「消耗品をサービスできる」などと頑張ってくれるはず。
逆に、悪い印象を与えてしまうと、形式的な対応で終わってしまうことも。値引き交渉する際は良い印象を与え、仲良くなることが大切です。

そのためには言い方も重要で、「他店より高いじゃない。安くして!」などと偉そうにするのは厳禁です。「他店より高い場合は下げてもらえるんですか?」など、相手を不快にさせない言い方で、やりとりを楽しみながら交渉しましょう。

最悪なのは、値引き額が気に入らないから「やっぱりやめとく」と買うのをやめてしまうこと。これはお店の人を困らせるだけのマナー違反です。そもそも販売価格は店頭に示されていて、値引き交渉はあくまでプラスアルファのもの。「買うつもりはあるので、値段の交渉をしてもらえないですか」という姿勢でのぞみ、「できません」と言われたらしつこくせずに「わかりました」と受け入れることも大切です

教えてくれたのは・・・

丸山晴美さん

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て2001年、節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザーなどの資格を取得。身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどを、テレビやラジオ、雑誌、講演などで行なっている。著書は「シングルママのお金に困らない本」(徳間書店)、「50代から知っておきたい!年金生活の不安、解消します」(共著)(幻冬舎)など多数。

取材・文/かきの木のりみ

 
 

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