せっかく来たから!アウトレット・ 大型スーパーで予算オーバーしてしまう人の残念行動パターン
2021/10/24
なぜかなかなかお金が貯まらない!悩める人たちは、実は気づかないうちに散財しているのです……残念な休日の午後の過ごし方をご紹介。あるあるを改善するための、専門家のアドバイスは必見です!
<教えてくれた人>
ファイナンシャル・プランナー 佐藤彰さん
佐藤彰コーチングFP事務所代表。目標達成のための行動を導き出す「コーチング」を活用した家計相談が好評。
アウトレット・大型スーパー・道の駅……せっかく来たからと予算オーバー!
遠出の買い物は主婦にとってのワンダーランドで、つい想定外の買い物をする結果に。「ガソリン代がかかっているし」「駐車料金がタダになるまで買わないと」とよけいな買い物をするケースが続出。
コストコに行くと、これYouTubeで見た!これ再販されている!と理性が一瞬でふっとびます。
(マツボックルさん 兵庫県 40歳)
特に欲しい物もなく友達のつき添い程度の気持ちで行ったのに、気づいたらカートがいっぱいで6000円も買い物していました(汗)。
アウトレットに湯のみを買いに行き、お得だからとなぜかバッグを購入(汗)。
(山田彩也香さん 東京都 43歳)
アウトレットには目的の物を決めてから行きます。でもお買い得品を見つけるとテンションが上がって衝動買いしちゃうんです。
FP佐藤さんのアドバイス
行き当たりばったりは危険!せめてよけいに使う用の予算を決めておこう。
まぁ行かないのがいちばんですが……。
買い物テンションが上がって、予算をオーバーしてしまうのは"あるある"ですね。先に"よけいに使う用の予算"として3000円など金額を決めておくといいですよ。その金額から出ないように自制してみて。際限なく買うのは危険。
100円均一、ガチャガチャ、子どものおねだりに安いから、まいっか!で意外な額に
高いおねだりならNOと言えても、100円ショップやガチャガチャだと財布のヒモがゆるむ傾向アリ。1個や1回は安くてもチリ積もで、レジで合計額を見て焦るママが多数!
子どもと一緒に100円ショップに行くと、おもちゃや文具をおねだりされます。トータルでうっかり2000円以上なんてことも。
(まるまるさん 千葉県 39歳)
自分はポリ袋など消耗品だけを買ったのですが、いざ会計したら2000円超でビックリ。20個も一体何を買ったんでしょう??
鉄道好きの息子は電車系ガチャガチャの前から動きません。レールが出たら怒ってもう1回っ。
(ぽんたさん 福岡県 36歳)
電車が出るまで何回もやらされて、痛い出費。そのくせ、秒で飽きてすぐにどこかに行ってしまい、からのカプセルケースが家にゴロゴロ。
FP佐藤さんのアドバイス
すぐ飽きるおもちゃを買うなら、長く使える物を買うのもアリ。小銭を持ち歩かないのも手です。
買い物ついでに買ってもらった安いおもちゃは、子どもも大事にしないものです。安物をいくつも買うより本当に欲しい物を1つ買うほうが、同じ金額でも価値のあるお金づかいです。長く遊べば元はしっかりとれるはず。
夜のスマホでついついポチッとしてしまう
寝る前の自分時間にスマホをさわる人多数。お金を払う感覚がないせいか、セールだからと衝動買いをしたり、マンガやゲームに課金したりと財布のヒモがゆ~るゆる状態に。
子どもを寝かしつけたあとはスマホでマンガタイム。なるべく課金しないようにしているけど、気になるものはついポチッと。
(くまごろうさん 新潟県 39歳)
共働きで休日も家事や子どもの面倒に追われています。毎日、頑張っているから大好きなマンガに少しくらいお金かけてもいいかな~。
なにげなく見ていたつもりが、買い物欲が止まらなくなり。送料無料になるまで、つい買ってしまいます。
(Kaoさん 神奈川県 44歳)
実際に商品が届くと「これはいらなかった」という物が必ずと言っていいくらい1点あります。これがムダ買いになってる?
FP佐藤さんのアドバイス
スマホを少し離れた所に置くだけでもセーブできます!
手持ち無沙汰になるとなんとなくスマホをいじってしまうもの。立ち上がって移動しないと取れない場所に置くだけでも、さわる回数を減らせます。夜は判断力が落ちるので、カートに入れておいて、決済は朝にするといいですよ。
まだまだある!みんなの残念休日
「水筒が大きい物しかなく、外出時にかさばってしまうので、飲料は自動販売機がお決まり。家族4人分ジミにかかる」(ゆばさん 千葉県 32歳)。「久々に行ったヘアサロン。調子に乗ってパーマも」(ドーナツ子さん 北海道 40歳)。「自粛中の家ごはんだからと高い肉を購入」(まりんさん 山梨県 38歳)。
参照:『サンキュ!』2021年11月号「人生がうまくいく休日と平日」より。掲載している情報は2021年9月現在のものです。監修/佐藤彰 構成/岡部さつき(風讃社) 取材・文/村越克子 編集/サンキュ!編集部