教育費の概念。

小学生から塾にお金をかけ2人とも公立高校に。年間でかかる費用は?リアル家計を全部見せ!

2022/03/25

今まさに、教育費が山場を迎えている読者を取材!何にいくら払っている?どこからそのお金を出してる?なかなか人には聞けない家計の実態や、乗り切り対策を細か~く聞いてみました。

小学生から塾にお金をかけ、2人とも公立高校に。下の子の大学卒業まではまだ気が抜けません!

日本の中学生が教室で勉強している
kazuma seki/gettyimages

<教えてくれた人>
Yさん(東京都)
夫(46歳)・妻(44歳)・長男(20歳)・長女(16歳)
結婚21年目。住まいは持ち家一戸建て。20年まで仕事をしていましたが、現在は子どものサポートを優先して専業主婦に。

◎MONEY DATA◎
夫月収(手取り) 43万円
夫年収(手取り) 約550万円
月貯蓄額 11万2000円(保険含む)
年貯蓄額 約140万円
総貯蓄額 ヒミツ

1か月の家計表

月収(手取り) 43万円
先取り貯蓄 10万円
貯蓄型保険料 1万2000円
貯蓄合計 11万2000円
住宅費 9万円
水道・光熱費 1万8000円
通信費 1万2000円
保険料 6000円
車費 1万円
子ども費 3万7000円 ※1
食費・日用品費 4万円
夫小遣い 6万円
妻小遣い 5000円
子ども小遣い 3万円 ※2
その他予備費 1万円
支出合計 31万8000円

※1長女の塾代と、2人分の通学交通費1万2000円
長男の学費は学資保険から払っているので、今は毎月の負担はなし。「長女の塾は3月で終わり。4月からは少し貯蓄にまわせそう」。

※2長男月2万円、長女月1万円。被服代なども各自でやりくり
「小遣いを多めに渡し、子どもの服や学用品などはその中でやりくりしてもらっています。勉強できる時間は貴重なので、アルバイトはさせていません」。

年間でかかった子ども費(21年度)

教育費の概念。
SB/gettyimages

□長女の塾代……年30万円
□スマホ代(2人分)……年3万6000円
□通学交通費(2人分)……年14万4000円
□小遣い(2人分)……年36万円
毎月の生活費から支払い

□長女の高校での必要経費……年約19万円
□長女の部活(ダンス部)衣装代……年約1万円
学資保険の入学お祝い金(20万円)から支払い

□長男の専門学校学費……年約100万円
学資保険の満期保険金(200万円)から支払い

TOTAL 約204万円!

長男は小5から学習塾へ

「子どもの学力向上につながる投資は惜しまず。塾は中1の途中から個別指導に切り替え、夏期講習にも通わせました」。

長男の高校は公立・私立1校ずつ受験し、公立へ

「受験用の塾は数学のみで約30万円。受験費用は2校で2.2万円でした。長女がテニス教室と学習塾に通い始め、支出が増加」。

長男は資格取得のため専門学校在学を1年半延長!

高校入学時にかかった費用は、学資保険でカバー

「公立高校の学校費は年8万円ほど。制服など入学時に約8万円かかりましたが、学資保険のお祝い金が出たので貯蓄は使わず」。

長男の専門学校入学、長女の塾代で急増!

「長男は簿記1級相当の資格を取り、入学金が免除に。専門学校の学費年約100万円、長女の受験用塾代年約50万円と負担が急増」。

一気に年200万円の出費に~!

長女も公立高校へ進学

「長女の高校進学時にかかった費用も学資保険のお祝い金から。公立でお金がかかっていない今のうちに引き締めないと!」。

長女は、高校でダンスやってます♪

対策1 手作りの徹底と、株主優待などを利用して、上がりがちな食費をセーブ!

食事は惣菜には頼らず、手作りを徹底して節約。「米や外食は株主優待を利用、日用品は固定費の支払いでためたポイントで買うようにして生活費を最小限に抑えてます」。

子どものべんとうも毎日手作り。

米は株主優待でGet!

対策2 ちょっとした子ども費に使える専用口座を作った

日本の通帳の模倣
takasuu/gettyimages

学資保険の引き落とし口座を子ども費専用にし、臨時収入やお祝い金を入金。「部活の衣装代など、ちょっと大きい出費はここから。家計に影響がなく、気持ちよく払えます」。

「高校までは公立に進んでほしかったので、早めに学習塾に通わせて、学力を強化してきました」。その甲斐があり、2人とも希望の公立高校へ。長男は専門学校を今春卒業予定でしたが、資格試験への再挑戦のため、あと1年半延長することに。「長女も2年後受験なので負担が増えて大変だけど、そのために貯めているお金。子どもを応援できるのはうれしいので、今がふんばりどころです」。

今後のプランは?

長男の専門学校、長女の大学卒業まで貯蓄をもうひと頑張り!

「長男の専門学校費もかかるので、不足分は貯蓄から出すことに。長女にお金がかからない今のうちにしっかり貯めておきたい」。

※この特集の情報は、22年1月31日現在のものです。子ども費の金額は読者の自己申告によるものです。

参照:『サンキュ!』2022年4月号「教育費がかかっている家庭のリアル家計を全部見せ!」より。掲載している情報は2022年2月現在のものです。構成/宮原元美 編集/サンキュ!編集部

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