教育費の概念。

長男は私立大、長女も私立高希望で支出急増!教育費がかかっている家庭のリアル家計を全部見せ!

2022/04/07

私立大と私立高への進学希望で貯蓄が目減りしていくばかり。塾代に授業料など、教育費はいったいどんな風にやりくりをしているの?人にはなかなか聞けない、リアルな家計の実態を教えてもらいました。

<教えてくれた人>
tea loverさん(大阪府)
夫(47歳)・妻(47歳)・長男(19歳)・長女(15歳)
結婚22年目。住まいは持ち家一戸建て。フルタイム勤務の会社員。「コロナ禍でも、特に仕事に影響はありません」。

◎MONEY DATA◎
夫月収(手取り) 30万円
妻月収(手取り) 22万円
夫年収(手取り) 約450万円
妻年収(手取り) 約260万円
月貯蓄額 16万7000円
年貯蓄額 約250万円
総貯蓄額 ヒミツ

長男は地元の私立大、長女も私立高希望で支出急増!貯蓄が目減りしていくばかりです

日本語のハッシュタグと学費の単語
takasuu/gettyimages

1か月の家計表

<収入>
世帯月収(手取り) 52万円

先取り貯蓄 8万円

<支出>
住宅費 7万円
水道・光熱費 4万円
通信費 2万円
車費 1万円 ※1
子ども費 4万円 ※2
保険料 2万円
食費・日用品費 10万円
夫小遣い 1万円
妻小遣い 1万円
子ども小遣い 3万3000円 ※2
支出合計 35万3000円

残し貯め 8万7000円

※1 軽自動車に乗り換え、維持費を大幅カット!
15年に軽自動車に乗り換え。「保険や税金も安く、ガソリンを入れる回数も半分に。その分を貯蓄に回しました」。

※2 長女の塾代のほか、長男へ家庭教師代として小遣いを多めに
「長女の英語塾に月2万5000円。その他学校費など。小遣いは長女月3000円、長男に家庭教師代込みで月3万円渡しています」。

年間でかかった子ども費(21年度)

□長女の塾代……年約30万円
□長女の学校費……年約18万円
□スマホ代(2人分)……年3万6000円
□長女小遣い……年3万6000円
□長男小遣い……年36万円
→ 毎月の生活費から支払い

□長男の大学学費……年約90万円、入学金25万円 
□長男の入学関連費(パソコン・教科書・スーツなど)……約27万円
□子どもの被服、美容品代など……年約22万円
→ 貯蓄から支払い

TOTAL 約255万2000円!

住宅ローンの繰り上げ返済をやめて、その分教育費に!

「長男の中学入学以降、住宅ローンの繰り上げ返済を一時停止。屋根と外壁の修繕も時期をずらして、できるだけ貯蓄を維持。手元のお金を減らさないようにしています」。

わが家の子ども費の変動グラフ

●長男の中学3年間で、塾代が計165万円!
「中1は2教科で年35万円でしたが、中2は単価が上がって年50万円に。中3は5教科で年80万円かかりました」。

●長男は公立高校に。海外研修で35万円も!
「国際問題に力を入れる高校で、高2で東南アジア研修が。修学旅行も海外で15万円ほどかかり、公立とはいえ支出は多めでした」。

電子辞書の紛失で買い替えも(泣)。

●長男は塾を使わず、国公立大対策で自習を
「長男は国公立大が第一志望で、共通テスト対策を。高校3年間は塾に通わず、学校の自習だけで頑張ってくれました」。

●長男が私大に進学!長女の受験対策で支出倍増
「残念ながら国公立大合格は叶わず、長男は私大に。大学入学関連費と長女の塾代などを合わせ250万円超の出費でした」。

中学生の長女の塾代は、兄の家庭教師で節約

長女は専願推薦で私立高への進学がほぼ内定。「塾は英語だけにし、他教科はリモート授業で在宅中の長男に家庭教師を依頼。小遣いを多めにしても塾より安くすみます」。

固定費を見直し、妻の美容費も節約しています

家族全員でより安い格安スマホに乗り換え、電気とガス会社も変更。「私のネイルサロンや美容院に行く回数、夫婦の服代を減らし、増えてきた食費や子どもの洋服代に」。

食費は天井知らず。山盛りの唐揚げもあっという間!

国公立大志望だった長男が私大に進学することになり、21年は想定外の大きな出費に。「今春には長女が私立高に進学予定なので、年60万円学費がかかる見込み。そのまま長女も私大に進学したらさらに厳しくなりそう」。教育費用積立などは特に分けてなく、家計の貯蓄から出す方針。「共働きなので、生活費以外はとにかく貯蓄に回すように。ですが、長女が最近おしゃれに目覚め、洋服代などもかさんでやりくりが大変です」。

長男の私立大と、長女の私立高が重なる3年間が山!健康に気をつけて乗り切りたい

空白のコピー スペース、数学、コスト、税務、または投資計算の鮮やかな黄色の背景のテーブルの上の計算機と黒いペンのフラット レイアウトやトップ ビュー
Nuthawut Somsuk/gettyimages

「長男の大学卒業までがピーク。健康第一で働いて、ひたすら貯めるしかない!老後資金は教育費が落ち着いたあと考えます」。

※この特集の情報は、22年1月31日現在のものです。子ども費の金額は読者の自己申告によるものです。

参照:『サンキュ!』2022年4月号「教育費がかかっている家庭のリアル家計を全部見せ!」より。掲載している情報は2022年2月現在のものです。構成/宮原元美 編集/サンキュ!編集部

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