毎月赤字から年180万貯まるように!衣食住+遊の大改革を全部見せます!

2019/07/23

皆さんは、財布にいくらお金が残っていて、口座からは何が引き落ちているか、家計内のお金の流れをきちんと把握していますか?今回は、家庭の支出を見直し、月3万円の赤字から年180万円貯めることに成功した2児のママに密着。貯まる人のやりくり術や暮らしに注目しました。

今すぐできる素敵なくらしのアイデアを毎日発信中。お金の貯め方から、時短掃除、洗濯、料理作りなどの家事の知恵、...

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<プロフィール>
サンキュブロガー Kさん(静岡県 31歳)
夫(34歳)、長女(5歳)、長男(1歳)の4人家族。結婚8年目。事務職正社員(現在は時短勤務中)。住まいは4LDKの持ち家一戸建て。

‐MONEY DATA‐
夫月収(手取り) 25万円
妻月収(手取り) 13万円
夫年収(手取り) 418万円
妻年収(手取り) 206万円
月貯蓄額 8万4000円
年貯蓄額 180万8000円
総貯蓄額 360万円

‐1か月の家計表‐
夫月収(手取り) 25万円
妻月収(手取り) 13万円
太陽光売電代 1万2000円
子ども用貯蓄 1万円
特別出費用積み立て 7万1000円
投資信託 3000円
別途児童手当2万5000円は学資保険料として積み立て。
住居費 6万8000円
水道・光熱費 1万1000円
通信費 7000円
生命保険料 2万6000円
保育料(2人分) 5万円
自動車ローン 4万円
母に借りたお金を返済中。返済後は貯蓄に回す予定。
新聞代 3000円
食費・日用品費 4万円
週8000円×5週で現金を手もとで管理。
1週分余る場合や残った場合は旅行用口座に入れる。
ガソリン代 1万7000円
夫小遣い 2万7000円
妻小遣い 1万円
予備費(急な医療費やレジャーに使用) 9000円

「おととしまでは、残高不足でカード会社の督促が何度も来るダメ家計でした」と話すKさん。それが変わったのは、『サンキュ!』のお金特集を読み、「私も貯めよう!」と決意してから。「自分の家計を知るために出費の記録から始めました」。

すると、大小の特別出費がやたら多く、家計に響いていることを発見。「特に夏は、何も考えないとズルズル出費。払う必要がある出費を書き出し、予算化しました」。特別出費用の口座もつくり、積み立てを開始。年間を通じて予算を守れるようになり、なんと年180万円も貯まる人に!

具体的にどのようなことを行ったのでしょうか。詳しく見てみましょう。

出ていくお金をきちんと整理する

家計簿、特別出費、口座、財布を見直し、出ていくお金を交通整理。みるみる家計の把握がラクになり、1年を通じて貯蓄が安定するやりくりになりました!(Kさん)

立ったまま家計簿

家計簿はキッチンに出しっ放しにしておき、買い物から帰ったらそのまま店名と金額だけを記録。「レシートを財布から出してチャチャッと。1分もかからないから続けられ、予算を意識して暮らせます♪」

特別出費のリスト化

年払いの保険料から盆踊りの寄付まで、特別出費は細かく書き出し、一覧に。「合計を12で割って毎月積み立て。払う金額やタイミングがバラバラでも、何も考えずに予算を用意できます。やりくりの変動も少なくなり、貯蓄が安定!」

*例えば……
・固定資産税  
・自動車保険料  
・冠婚葬祭費
・ウォーターサーバー代
・美容院代
・コンタクトレンズ代 など

3つの口座に自動振り分け

メイン口座の銀行に、〝貯蓄用〞の定期口座と、〝特別出費用〞の第2口座を作成。「給与がメイン口座に入ったら自動積み立てや自動振り込みを使って各口座にお金を移動。手間も手数
料もかけずにお金の流れが一定に」

生活費と小遣いは財布分け

小遣い財布をつくり、自分の出費と生活費をしっかり分離。「自分用の高いアイスで食費が赤字…なんて失敗も減(笑)。生活費用の財布には週予算8000円だけ入れて、残金を意識!」

さらに、Kさんの暮らしから貯まる人になるためのヒントが見えてきました。

衣:どの予算で買うかがキモ

夫の服

ボーナスから10万円を〝1年分の夫費”として確保。「仕事に必要な服や靴を買い替えるときはここから。忘年会や歓送迎会代なども出すので、現金で袋に入れて保管しています♪」

子ども服

来年の保育園着は、夏の最終セールで。「Tシャツなら1着300円以下で買え、やりくり費の中で調達可能。お下がりもありがたくいただき、現金の出費を減らします」

自分の服

自分が欲しいものは、高くても小遣いから。「着物が大好きなので、毎月500円ずつ積み立て。この帯も2年かけて貯めたお金に、臨時収入を足して買いました。苦労して手に入れた分、喜びも大きく大事に使えます」

食:あきらめなくても、週予算8000円は守れる!

ランチは「そうめん」を使い倒す

いただきもののそうめんは夏の食費の救世主!「普通に食べるのに飽きたら、冷蔵庫にある食
材と、だしの素、しょうゆで炒めてチャンプルーに」

お買い得食材はドラッグストアにある

買い物はまずドラッグストアへ。「置いてある食材はだいたい、スーパーより安い!いつもと同じ食材を買っているのに食費が下がりました」

ドリンクは箱買いでお得にゲット

ジュースや炭酸飲料は週予算の残りを貯めて、特売日を狙って箱買い。「1本当たりの単価が断然安い!夫や子どもにケチらず出せます」

ふるさと納税の肉をフル活用

宮崎県の都城市に寄付し、豚肉の定期便を申し込み。「こま切れ肉や薄切り肉などが、毎回1kg超、計4回も送られてきて大助かり!」

本気で作ってレジャー気分を楽しむ

ハンバーガーも本気で作ると、高級バーガーの迫力に!「パテとバンズを手作りして本格的に。豪華な見た目にこだわるとテンションが上がり、おうちにいながらレジャー気分を楽しめます」

住:クーラーつけっ放しOK!心地よさ重視で乗りきる

早朝冷房で一気に冷やす

早起きして、早朝2時間ほどエアコンを24℃に設定します。「涼しい朝のうちにしっかり冷やしておくと、日中も室内の温度があまり上がりません。ずっと28℃でつけっ放しにでき、エコ運転になります」

床をサラサラにする

夏はリビングにござを敷き、汗で床がベタベタするのを防止。「子どもも気持ちよさそうにゴロゴロでき、いぐさの香りも清涼感いっぱい♪ ちょっとしたことですが、快適さが全然違います」

特別出費用口座にエアコンクリーニング代を積み立てる

エアコン3台で3万円ほどかかるクリーニング代は、毎月積み立て。「きれいな風は子どもに安心! 家で快適に過ごせると、外出の予防にもつながるので、ここはケチらず投資します」

遊:遊びたいからお得を使い倒す

おうち縁日を庭で開催!

縁日だと1回200円はするヨーヨー釣りも、自宅でやれば1個20円。「100個入り2000円ほどのキットがあり、3年はもちます(笑)。親戚家族も呼んで、フランクフルトや焼きそばも振る舞えば、大盛り上がりです」

余った予算は旅行用口座へ

やりくり費の残りを専用口座に貯めて、残高が10万円を超えたら家族旅行に!「大好きな旅行のためにと、やりくりの張り合いが出て一石二鳥。今年はディズニーランドに行けたので、次は沖縄に♪」

*レジャー用のおやつは先買い
「車中の飲み物やお菓子、寝る前に夫が食べるカップ麺などは、安く買って持参。コンビニや
サービスエリアで出費しません」

*旅先での洗濯代はケチらない
「帰宅後、山のような洗濯が待っていると思うと、楽しい気分も台なし。2泊以上ならホテルのコインランドリーを使います」

会社の福利厚生情報をチェック

旅の宿泊先は、会社の福利厚生が使える宿をまずチェック。「宿代がタダの施設もあるので、早めに調べてフル活用!宿代が安くなればその分、食事や遊びに予算を使えます」

Have a try!

□家計簿、特別出費、口座、財布を見直す
□払う必要のある出費を書き出してみる

参照:『サンキュ!』8月号「年100万円貯めてる人の夏の衣食住全部見せます!」より。掲載している情報は19年6月現在のものです。

撮影/林ひろし 編集/サンキュ!編集部

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