年収300万円台、子ども3人でも「考えない」やりくりで年100万貯めた!衣食住全部見せます!
2019/07/25
将来に備えて、貯金はなるべく増やしておきたい。しかし、毎月の生活費はもちろん、子どもの教育費、車検代など、お金は出ていく一方で、一生懸命やりくりをしても貯まらない……。そんな人は、「やらない」「考えない」という“省エネやりくり”にやり方を変えてみてはいかがでしょうか。今回取材したEさんは、子ども3人を育てながら、年100万円を貯めることに成功。その秘密は″脱・頑張り”にありました。
<プロフィール>
Eさん(兵庫県 44歳)
夫(45歳)、長女(9歳)、二女(7歳)、三女(3歳)の5人家族。住まいは3LDKの持ち家一戸建て。結婚12年目。専業主婦。
‐MONEY DATA‐
月収(手取り) 28万円
年収(手取り) 386万円
ボーナス(年間・手取り)50万円
月貯蓄額 6万円(残し貯め)
年貯蓄額 108万円
総貯蓄額 700万円
‐1か月の家計表‐
月収(手取り) 28万円
住居費 5万円
水道・光熱費 1万3000円
通信費 1万5000円
生命保険料 2万円
自動車保険料(車2台分) 1万3000円
習い事代 2万円
食費 5万円
日用品費 5000円
ガソリン代 4000円
外食・レジャー費 1万円
夫小遣い 1万5000円
妻小遣い 5000円
残し貯め 6万円
「やりくりは省エネを心がけたら疲れず、スムーズに貯蓄を守れました」とEさん。細かい家計簿の記録や、頑張りすぎる節約はやめ、体力を温存。「余裕ができることで、夏にふくらみやすいレジャー費や食費も、目が行き届くように」。
暑くても使いすぎに気をつけられ、貯蓄をキープ。年100万円を達成。「やりくりもシンプルに口座1つで管理。月末の残高を少しでも多く残せるように、今年も〝脱・頑張り〞で乗り切ります」
そんな貯め達人・Eさんの毎日の「衣食住」に迫ります!
食:考えない献立、頑張りすぎない料理でうまくいく
朝は「焼き魚定食」と決める
朝は魚、夜は肉で献立をパターン化。「買う食材が安定するので、頑張らなくても予算オーバーしないし、朝も悩まず作れてラク。干物は安いときにまとめ買いして冷凍します」
「特売の夏野菜」があれば豊かに変身
旬のきゅうりとトマトは、安くて栄養もいいから冷蔵庫に常備。「塩昆布やごま油とあえてサラダ、そうめんのトッピングなど、食卓の彩りもアップ」
定番ランチも「魚→肉」ローテでマンネリ防止
ランチに便利な米&麺は、具材と味の変化でローテ。「豚肉の次はツナ、和風の次は洋風など、目先を変えれば飽き知らず。鮭と韓国のりの炒飯は、大ウケでした!」
月1回はお菓子まとめ買いDAYに
子どもとお菓子の買い出し日をつくったら、レジャー級のワクワクに!「〝ストックがあるから〞と物欲に歯止めがかかり、コンビニにも寄らなくなりました」
食費は週1回、買った日付と金額を書くだけ
家計簿は細かくつけません。「簡単に記録するだけでも、出費を意識でき、使いすぎ防止に効果的。気負わずに書くことで挫折せず続けられ、使途不明金もゼロ♪」
衣:My基準があれば「かわいい」「安い」に負けない
試着室で2つのポイントをチェック
似合う服が年々変わるので、試着は欠かしません。「〝太って見えないか〞〝年齢的に合うか〞をチェック。安心して手が伸ばせる服ならムダなしです」
欲しい服をイメージしてスマホにメモ
お店に行く前にクローゼットを見直し、買いたす服をメモ。「何も考えずに出ると似たような服が増えてしまう。目的がはっきりすれば失敗せず、買い物も早く終わって疲れません」
朝は必ずメイクから
起きたら、家事を始める前にメイクと着替えをすませるのが習慣。「見た目をきちんとすると、1日前向きに過ごせる。暑くても、お金をていねいに使う気持ちにスイッチが入ります」
自分は〝きれいめカジュアル〞と好きなスタイルを1つ決める
スニーカーにはスカートなど、カジュアルでもきれいめを意識。「自分のテイストを決めたら、流行が気にならない。セールも〝安いから〞では買わなくなりました」
子どもの服はアイテム別予算を立てる
子ども服は、上1000円、下1500円、ワンピース2000円以内で購入。「予算内で子どもに選ばせます。気に入ったものはヘビロテしてくれるから、コスパもいい」
〝ちょっとだけいい物〞がコスパよし
靴とバッグは、1万~2万円のゾーンで探します。「高すぎてももったいなくて出番が減るし、安すぎると寿命が短い。この価格帯なら気分と実用性のバランスが○。高見えするデザインも豊富でお得です♪」
住:気持ちのいいリビングを意識すればムダが減る
安くなる電力プランを選ぶ
電気代は夜11時から朝7時までの夜間が安いプランに変更。「洗濯や食洗機、炊飯器などは7時前に終わるようにタイマーをセット。朝9時までが次に安いので、掃除機はここで」
※夜間電力プランの有無、および変更方法は、各電力会社にご確認ください。
エアコンを弱める決めぜりふは 「体に悪いから」
エアコンの設定温度でモメると、家の居心地が悪くなるので、基本はうるさく言わない主義。「冷えすぎると体によくないから、とさりげなくエコモードにすると、角を立てずに節電できます」
床に物を置かない
リビングの居心地がいいと、外出欲も起きなくなる! 「寝る前の〝よーい、どん!〞で子どもと片づけを約束。朝、気持ちよくスタートできます」
遊:〝楽しい〞を基準にすれば、意外にお金がかからない
母とのおしゃべりがいちばんのリフレッシュ
休日は、人込みより実家に。「何でも話せる母とは、子育ての悩みも、〝あるある〞と笑い話にできてホッとします。子連れでも気をつかわずにすみ、なによりの癒やし」
夏の旅行予算を決める
旅行予算は4万円と決め、その中で企画。だらだらとレジャー費がふくらむのを防ぎます。「3カ月くらい前から早めに計画。安いプランも探せ、貯蓄をくずさず乗り切れます」
暑いから何も考えずプール一択
子どもは水さえあれば夏は満足!「あちこち連れて行くより、市営プールで充分楽しそう(笑)。無料の工作教室なども多く、夏は旅行以外の遊び代はむしろかかりません」
頑張りが空回りしているかもしれないと思ったら、一呼吸おいて自分の暮らしを見つめ直してみましょう。やりくりそのものを「省エネ」することで、無理なく貯めることができますよ。
Have a try!
□やりくりは「省エネ」を心がける
□買い物をするときは「My基準」を決める
参照:『サンキュ!』8月号「年100万円貯めてる人の夏の衣食住全部見せます!」より。掲載している情報は19年6月現在のものです。
撮影/キムアルム 構成/坂井勇太朗(風讃社) 編集/サンキュ!編集部
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